アントンシクのレビュー一覧
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異色の専門職マンガ
薬剤師を取り上げた「アンサングシンデレラ」や看護師を取り上げた「おたんこナース」のような職業マンガはいろいろあるけれど、本作はおそらく初の理学療法士マンガではないでしょうか。先発の専門職マンガと一味違うのは、ファンタジックなサスペンスの要素を取り入れているところ。主人公はある事件がきっかけで刑事を辞めて理学療法士になったという異色の青年で、理学療法士として働きながら、自分が刑事を辞めるきっかけとなった事件に再び巻き込まれていきます。プロの理学療法士が監修してるだけあって、サスペンスでありながら、随所で理学療法士の仕事が丁寧に描かれています。専門職マンガに新たな地平を切り拓いたと言えるでしょう。
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もっと
とうとう最終巻。あっという間だったのでもっと紋子のドタバタを見守りたかったです。初期に登場したキャラが最終巻でというとはありがちな話ですが、あの子が紋子を嫁にもらいに行ってたらどうなってたのかなとか色々考えて楽しかったです。
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いい
新キャラの主人公に似たゴスロリちゃんすごく可愛い!不健康そうな見た目とか、でも家事がばっちりなところとか……でもしっかり乙女でこの子の話ももっと読みたくなる。
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Posted by ブクログ
公式で「サムライウェスタンアクション」と紹介するとおり、全体の雰囲気は、江戸あたりの時代劇+西部劇。のハズなんだけど明らかに違う文化圏や時代のモノも混ざっている。不思議とチグハグ感は無いけど、世界観については何か設定があるのかも。
話は、主人公が旅先で男に惚れ、男が抱える問題に首を突っ込み、問題は解決するが恋は破れる、というの1~4話くらいでやるのが基本進行。何と言うか「女もつらいよ」。
問題解決方法も時代劇よろしく悪人に鉄拳制裁!が基本で、アクション作画の上手さもあり、スカッと爽快な人情バトルラブコメ(お色気もあるよ!)という感じ。主人公の過去周辺だけ若干シリアスで、たぶんその辺りが作品の本 -
Posted by ブクログ
やっぱりコレだ!王道ファンタジーアドベンチャー!『ガゴゼ』のアントンシクが「ゲッサン」創刊号から連載を始めた王道ファンタジ。ボーダーと呼ばれる底の見えない絶壁に周囲を囲まれた天涯の国、エルドゥラ。空を飛ぶことが禁じられたこの国で、少年ニットは冒険を夢見ていた。飛ぶことが禁止されていて外の世界を知らないというモチーフは、木城ゆきとの短編集『飛人』に収録された表題作だとか、古屋兎丸の『Marieを奏でる音楽』なんかでみたことがある、ある意味手垢まみれのものだ。閉鎖された世界をという意味では、カサハラテツローの『空想科学エジソン』も同様の題材で、『グレンラガン』とかも含めたらそれこそ枚挙に暇がない。