村上かつらのレビュー一覧

  • ラッキー~Are you LUCKY?~ 1

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    村上かつらは「サユリ1号」で知ってからずっと好きな漫画家だ。10代の終わりから20代前半にかけての曖昧な空気をそれは自然に、そして切なく描き出す。
    短編が得意な作者なので、人気の度合いによって終わりまでの期間が左右される連載になると、全体の完成度は少し落ちる。それでも胸を抉られるような青春期の痛みと、その後に残るどこか爽やかな切なさを描き出す作風は連載漫画でも変わらない。
    本作「ラッキー」は一応連載だったらしいが、中身は連作短編集。犬ロボ「ラッキー」とのふれあいを通じて、少年「ユウタ」が成長する物語だ。
    「サユリ1号」や「はるの/よるの/ようだ」や「天使の噛み傷」を読んだ後の、胸をぎりぎりと苛

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    2011年10月04日
  • 村上かつら短編集 1

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    村上かつらは女性なのだろうか?それとも男性なのだろうか?この漫画家を好きな人間が必ず口にする疑問だ。そのくらい、男女のどちらを主人公に据えても驚くべき細やかさで人物の内心を描く。
    絵柄は泥臭く、決して上手くもなく一般受けするものではない。しかし日常をひときわ鮮やかに、そして日々の胸の痛みを苦しいまでに浮かび上がらせることのできる力量を持っている。文学的、というのは安っぽい言葉だと思うが、村上かつらの作品にはどうしてもそういう香りを感じてしまう。それはとりもなおさず、言葉の遣い方が巧いということだろう。やはり私が漫画に求めているのはストーリーなのだな、とつくづく実感させられた。
    青年誌に掲載され

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    2010年09月25日
  • CUE 1

    無料版購入済み

    演劇のヒューマンドラマ

    演劇を中心とした中学生たちの部活と大人の劇団の物語。
    中学生たちの部活動が中心かと思ったら、
    1巻の後半は大人の劇団の活動に移って、
    物語の主軸はどっち?というところで続くでした。

    #アツい

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    2024年03月16日
  • ラッキー~Are you LUCKY?~ 1

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    ネタバレ

    ハー泣いた泣いた。やはり、我が子を残して逝く母親の気持ちになってしまうな。(2021-10-22L)

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    2021年10月22日
  • 村上かつら短編集 2

    購入済み

    リアルタイムで読んでました

    「居心地のいい場所」
    読み返してもすごく好きな話です。
    「この話、好きだった」と思い出して即買いしてしまいました。
    やっぱり、読み返しても いい話だ。

    ただ、当時なんであそこまで感銘を受けたのかは
    もう分からなくなってしまった。
    自分の立ち位地が当時とは変わったせいだと思う。
    電子書籍ではよくあることですね。

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    2017年01月30日
  • ラッキー~Are you LUCKY?~ 1

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    犬と言ってもロボット。旧式で、あとは壊れないのを祈るしかない。母親の思い出いっばい詰まったラッキー…ロボットとは言え、犬ものは泣かせる…

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    2014年10月18日
  • 一同、霊!

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    晩婚問題、少子化問題を背景に、先祖と歴史と幽霊というトリッキーな方法で主人公を成長させる物語。1巻完結ってところも、さっぱりしていて良いです。

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    2014年07月10日
  • 村上かつら短編集 1

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     村上かつらを読んで、ささるもの。カッターナイフのように鋭利な刃物じゃなくて、もっと切り口がざらっとしてるやつ。あれ、「肥後の守」っていう和式ナイフ。鉛筆削ると、多角形のごつごつした芯が、すこしずつ木の軸から現れていって。指を切ると、いつまでもじくじくと痛かった。あんなかんじ。
     みっともないこと、無力感を感じたこと、どうしようもないことがつぎつぎに思い出されて、あいたたたたた……と、一時ページをめくるのをやめて深呼吸する。でも、あのとき感じた「かっこつかなさ」しか、もうリアルに思い出せることはない。とてもいたぎもちよい、青春マンガです。
    (以上2004年に書いたmixiレビューより)

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    2013年05月28日
  • Hatch(2)

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    完結編。ダブルバインド、世代間連鎖などがテーマ。山岸凉子「天人唐草」「メディア」などの作品を思い出させるが、それほど突き放した描写にはなっておらず、読後感は優しい。

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    2013年04月10日
  • 淀川ベルトコンベア・ガール 2

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    最終巻を読んで、また読みたくなったので再読。那子ちゃんにとっては受難の巻だけど、個人的には一番好きな巻だな〜。かよちゃん那子ちゃんの2人で大阪デートするシーンが特に好き。 何でも言い合えるのが友だち‥だとはやっぱりわたしも思わない。思わないけど、3巻を読んでから改めて読み返すと、言わないからこそ生まれるすれ違いはきつい。。言えない‥というのは、実は相手を「どうせ分かってくれようとしない、受け入れるだけの度量がない」と過小評価していることにもなるのかなぁなんて思ったり。

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    2013年01月05日
  • CUE 3

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    「マンガみたいな話だなぁ。」と途切れ途切れ読んでたが、一緒に収録されている「純情あげ工場」の方は引き込まれて一気に読めた。おもしろかった。

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    2011年09月24日
  • 村上かつら短編集 1

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    寂しいと叫ぶには、僕はあまりに下らない。このフレーズでふいに
    この人の漫画を思い出す。
    そうだ、こんな話が読みたかったんだ!と思う人は大勢いるはず。だからもっとたくさんの人に読んでほしいし、もっとたくさん描いて欲しいなあ。

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    2010年09月19日
  • 淀川ベルトコンベア・ガール 1

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    真面目で、感動の押し売りはしない作家さん。
    書店の平台にはなかなか並ばないけど、棚一冊いれて欲しい。

    ひとりぼっちで終わる一巻。
    友情の二巻を期待しちゃいます。

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    2010年07月15日
  • 淀川ベルトコンベア・ガール 1

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    表紙に惹かれて買ってしまったものの、内容の深さにとても驚きました。
    諸事情で工場で働いている16歳の「かよ」。
    そのかよの寂しさがしみじみと伝わってきました。
    わたしもいつもかよみたいに、心からお互い支えることのできる友達が欲しいし、ずっとわたしのことを支えてくれている友達に感謝しているから。
    かよのことを大事にしてくれる人が早く現れるといいねと作品を読んでいるうちにずっと思いました。
    読んでてとてもほっとしました。説得力のある作品です。
    表紙に負けてません(笑)

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    2010年06月16日
  • 淀川ベルトコンベア・ガール 1

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     私も、友達が欲しくて、おまじないをしたりしたことがあります。 はたして願いは叶っているのかはどうでもよくて。 ココロがほっこりする漫画です。

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    2010年06月15日
  • 淀川ベルトコンベア・ガール 1

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    中学を出てすぐ就職した女の子が抱く小さな願い、「ともだちがほしい」。そんな所に、新しくパートの女子高生がやってきて・・な、平和な感じが漂う日常系なゆるり作品。
    全体的にちょっと切なくなる部分がありつつ平和な雰囲気で、読んでいて心がほうっと温かくなる。
    各キャラを見てて、どことな~く「オクターヴ」を彷彿とさせてくれるように感じたけど、それよりもピュア度が高い感じで、キャラの魅力がかなりあるな、と。
    だからこそ、「ともだちがほしい」という願いを応援したくなる!w
    あとこの作品、今後の展開如何では百合物語に化けていただけるかもしれませんので、是非そっち方面に傾くよう強く応援しております!

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    2010年05月08日
  • ラッキー~Are you LUCKY?~ 1

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    どうしよう………… 鈴奈さん…… / ?

    あのおじさんほんとは、 僕がボストンバッグの中身を疑って追いかけてきたって知ってたんだ。
    そうじゃなきゃあんな場所でわざと広げて見せたりしないよ。 絶対へんだよ。
    どうしよう、…僕あやまりたいのに… もう二度と会えない…

    ん?どうした祐太! / …大丈夫です。
    ねえ祐太くん、 あのオジサンは祐太くんに疑われたなんてこれっぽちも思ってないと思うわ。
    出張先で出会った息子くらいの歳の男の子を可愛いと思ったのよ。 それだよ。

    ……鈴奈さん… / ―――でもね、
    それとは関係なく、 今、祐太くんの中にある苦い気持ちはとっても大切だと思うよ。

    (僕は、

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    2010年01月28日
  • サユリ1号 1

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    1回だけじゃなくて、2回、3回読むとかわってくるマンガ

    心理描写がリアル

    サユリ(ユキちゃん)みたいな女の子を、男の人は本能的に捜し求めているんじゃないかと思います

    怖いけど

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    2010年01月25日
  • ラッキー~Are you LUCKY?~ 1

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    噂には聞いてたけど。
    まじで泣くと思わなかった。
    なんかもうほわってしたのに切なくて、2周目に入れない。

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    2010年04月28日
  • CUE 3

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    ぬぐっても消えない感情や、まとわりつくような重いものを少年が感じているのが良く伝わった。好きな漫画です。

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    2009年10月04日