渡辺多恵子のレビュー一覧
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ネタバレついに……ついに、この時が来てしまったのかと……
梅さん、そしてかっしーと平助の死
死ぬ直前までは活き活きとしていた彼らが、あまりにあっさりと死んでしまったのが哀しすぎる(泣)
30巻くらいまでは正直言うと長いなと思っていたけれど、もうここからは急な坂を転げるように激動へと突っ走っていくことになると思うと、とても惜しくなる
やっぱり、、願わくば明るく元気でへらへらしてる総司をもっともっと見ていたかったのだと気づいてしまって、とても哀しい
なので、斎藤さんの超絶な女装のコマだけ眺めて笑おうと思う
斎藤さんの「どきゅん」のくだりは大好きだ(笑) -
購入済み
ファミリー
久しぶりに 読んだ ファミリーは、やっぱり良いな~
魅力的なキャラとテンポの良さ アメリカの日常を覗いた様な楽しさが
なんとも 好きです!!! -
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ネタバレふと思い立って既刊を一気読み
前半を読み直したのは本当に久しぶり。山南さんの話はやはり泣ける。
今回読むに当たって、あれこれ歴史的な解釈を交えたりせずどっぷりと感情移入して読もうと決めた。
すると長州がどんどんと嫌いに。
土佐の一派にも「何を余計なことを」と思う始末。
しかしなんといっても幕臣に腹が立って仕方が無いわけだけども。
長く続いた風光るも、34巻にしてついに沖田さんが倒れ、次巻にはいよいよ大政奉還もなされる見込み。
話がどこの時点まで続くのかは分からないけど、沖田さんの退場は近い。
歴史物の宿命として登場人物の末路が知れていることが辛い。
本懐遂げて大団円という結末を切望しても、史実の前にはその望みも虚しい。
いっそ史実なんて無視してぱぁーっとみんな幸せにしちゃってよ!とも思うけど、無理よねぇ。
近藤さんは大名に、土方さんは名うての軍師に、沖田さんは天然理心流宗家に、その傍らにはセイちゃん。
そんな夢を望みたくもなるさ。
十年以上も読み続けていれば思い入れも深くなるわぃ。
あぁー次巻が楽しみであると同時に怖い!! -
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何がきっかけで読み出したかもう覚えていないけど、色んな影響を受けた漫画の最新巻。
新選組なんて、燃えよ剣を読んだ位で、たいして興味のなかった私。
本当になんで読み始めたのか…?
大学時代にはじめてこれを読んで、多少興味を持ったようで、屯所跡を見に行ったりしたなぁ。文机でつまづいたのも良い思い出。
さらにこの漫画をきっかけに、キャラメルボックスに出会って、キャラメルボックスをきっかけに舞台に興味を持って、舞台が好きになったからそっち関係のバイトをして…。オペラ観たり、バレエ観たり、オケ聴いたり。
多分、この漫画を読んでいなかったら出会わなかった世界を垣間見る事が出来ました。
私を豊かにしてくれたこの漫画に多謝。
そして、大きく話が動き出した最新巻。ここからの展開も楽しみです。 -
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ネタバレ歴史の流れから言って、この先辛いことばかり。
沖田さんの結核が発病し、辛いばかりの展開になるかと思った本巻。完全に意表を突かれた。
"天神のせい"になるのでは、と自分は危ぶんでいたのだが
天神のせいどころか自分のせいだと考えるセイちゃんの真っ直ぐさに驚いた。
この当時何故結核にかかるのか明らかになっていないこともあり
心配したほど悲痛に思い詰めることがなく
それどころか泣いて考えたあとは笑顔を見せて
絶対に治す、大丈夫だと繰り返す彼女の強さ。本当に潔い。
今までセイちゃんの秘密を沖田さんが守っていたのに
今度はセイちゃんが沖田さんを守ることになる。
ふたりで隠し通す期間がもっと長いかと個人的には予想していたが
思いの外早かった。
しかしこうしたところで試衛館の面々の結束の強さを表現するところが流石。
史実では10月入隊の隊士が、沖田さんの稽古は賑やかで冗談ばかり
と語り残しており、
9月に発症したがまだ軽かった、皆には隠し通していた、のだと私は考えている為、納得のいく展開。
史実を知っている人にも知らない人にも面白いと唸らせる描写が出来るのが
まるちゃん先生のすごいところだと思う。
史実と言えば、この9月の後藤さんへの近藤さんの猛烈アタックも
個人的に近藤さんの人柄が見えてくる気がする好きなエピソードだったので
あっさりめとは言え描かれていて嬉しかった。
久し振りのお里さんの登場は嬉しかったけれど
藤堂さんと斎藤さんは紙面の都合上出番が少ないのが残念。
ここまで史実にこだわり、しかし囚われずに幕末を描き出してくれている風光る。
もう、史実通りではなく沖田さんが快癒する未来をつい期待してしまう。
それほどセイちゃんの強さと真っ直ぐさには惹かれるものがあった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ数ある新撰組漫画の中でいちばん好きな漫画です。
性別を隠して新撰組に入隊した主人公が沖田総司に恋をして・・・と、路線は少女漫画の王道ですが、この漫画のすごいところは緻密な時代考証。当時の生活風習や女性の髪型、果ては生理用品まで、作者のこだわりには脱帽です。
『風光る』は、作者が演劇集団キャラメルボックスの舞台『風を継ぐ者』を観て、そこからインスピレーションを得て描きはじめた漫画とのこと。舞台を知っていると、作中でもたびたび登場する「風」という表現に込められた意味が本当に深いなと感じます。
”沖田総司という、取るに足らない男の風が、強く短く吹いたことを心に留めておいて欲しい。”
上記は舞台からの引用ですが、最後まで風のように生きた沖田総司と、彼のそばに寄り添い続けるセイを描ききってほしいと思います。
<1~34巻、以下続刊/13年08月時点> -
Posted by ブクログ
ネタバレ新選組の歴史を学ぶ上で、どうも納得の行かない
所謂黒歴史的な部分がいくつかある。
山南さんの切腹もそうだし、今回語られる茨木さんたちの
切腹の話もそうである。
自分が知っている史実は、
10人が直参になって不本意なことをさせられるのでは、と脱走。
伊東さんに掛け合うが断られ(打診しなかったとの説もあり)
会津藩京都藩邸に上書を提出。
対応し帰隊を説得するが聞き入れられなかった為、近藤を呼ぶ。
話し合いは平行線。深夜に一度中断し、 茨木らは、高台寺屯所に泊まったとする説もある。
翌日も話し合いが続けられるも佐野が中座。
3名を呼び寄せ密談。しかしいつまでも帰ってこない為
会津藩の人間が見に行くと、切腹していた。
残り6人は追放処分。
というもの。
新選組が斬ったとする説もあれば、主義に殉じる為に切腹した
と見る人もいる。
佐野が恨みのあった大石に斬りかかった為斬い合いとなった
などいうとんでも(だと自分は思う)説もあるほどで、はっきりしない。
守護職邸を血で穢すこともあまり考えづらいことで、なら会津の指示だという歴史家もいるが
自分としては同意できない説であった。
なんとも暗澹たる気分になるだけのこの事件を
男、中村五郎が変えてくれたと思う。
殉職した恰好良い武士たちの姿を見せてもらえた。
このような話に昇華した渡辺先生は、本当にすごいと思う。
実は茨木さんはもう少し黒い人で、一波乱あるのかとも思ったのだが
純粋に伊東さんに心粋していて、中村さんとも男同士理解し合える関係で
ほっとするというか嬉しく思った。
前巻でなんだかんだ言って原田組長が好きという描写があった上だったので
自分を連れ戻しにわざわざ組長も来てくれた、と喜ぶ中村さんに心動かされた。
「武士に二言無し」という中村さんに
「それは闘う武士の心構えで、犬死する為の理由にするな」
と一喝する原田さんが、ちゃらんぽらんなようで男で恰好良いし、
それに「承知」と答える中村さんの表情もまた良い。
佐野さんが口を滑らせそうになって懸命に誤魔化す茨木さんだが
明らかに気がついている土方さんと沖田さんの目が
今後の史実の展開を思うと余計に怖く感じる。
伊東さんに見捨てられ、近藤さんと会津藩士を前に追い詰められ
泣く泣く逝ったと思うよりも
端から覚悟の上、逃げで犬死するのではなく、
闘いきって笑顔で逝けたのならどんなに良いか。
これが史実であればいいのにと願う。
そして、どこか純粋さもある風光るの伊東さんというキャラであれば
あまりのショックに近藤さんを恨んだというのも筋が通る気がする。
山南さんが切腹した時、屯所の引越しを急いだ土方さん。
漫画の中には描かれていないが、故郷への手紙に追伸のようにほんのついでにしか
そのことを書かなかった沖田さん。
それを、冷たいという歴史家もいる。その程度にしか山南さんを思っていなかったのだ、
邪魔に思っていてせいせいしただけで、悲しんでいなかったのだと。
だが、この風光るのような受取り方もあると思うし
触れられないほど辛かったという方が、自分には納得がいく。
ただ、それが同時代に生きていたとはいえ
外側の人間に伝わるかと言えば然にあらず。
藤堂さんの気持ちが揺れ動くのも無理はない。
斎藤さんの言葉で少し楽にはなっただろうが…。
藤堂さんが近藤さんたちを恨むような展開にならないで欲しいと祈るばかりだが
それも難しいだろうか。
言うとすれば「人は地位や身分で変わるものだろう」だが敢えて聞きたいか?
変われなくてどうする
地位や身分に伴うものは責任だ
いつまでもクヨクヨとしていられた”一介の道場主”と
”直参。新選組の局長”が変わらなくてどうするんだ?
という斎藤さんの言葉は、本当にそのとおりだと思うのだが。
外部からは悪い意味での「人は変わる」としか言われないことが多いだろう。
一介の道場主が将軍に拝謁できる身分になる。
これがどれほどすごいことなのか
現代の私たちには、本当の意味で理解することは出来ないのだろうと思う。
どれほどの感動であったろうか。
遂にここへきての沖田さんの発病。
一番初めに知る羽目になるセイ。
伊東さんに使われているとは知らない藤堂さん。
悲しい未来しか見えない中でも、今回の中村さんの一件のように
素晴らしい描写でこの先も魅せていただけることを期待。