ヒグチユウコのレビュー一覧

  • 猫のエルは

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    町田康氏の文章が好き、猫好きにはたまらない1冊。ヒグチユウコさんの挿絵も可愛い。
    町田氏の他の猫エッセイ、犬エッセイを読んでから読むことを強くおすすめします。猫たちへの愛が詰まった1冊。

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    2026年07月11日
  • 猫のエルは

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    町田康さんの猫愛を、自ら、いろいろな手法で紐解いているようだ。さまざな生き物の視点から見る猫、または、まっすぐに愛らしさを表現する一方で、猫を憎し存在に見立ててみても、やはり、愛の視点に戻ってしまうさま。抑えきれない感情と、もがいているようで、戯れてるようで、猫と遊び遊ばれているようで、やはり、私も猫が好きだと思う。にゃあ。

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    2023年03月04日
  • 猫のエルは

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    猫好きとしてはたまらない、猫(時々、犬やその他動物)目線で語られる物語。御伽噺のようで好き。
    タイトルの「猫のエルは」の冒頭、エルの部分を愛猫の名前にして音読すると親しみが生まれた。

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    2022年02月12日
  • 猫のエルは

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    猫好きなわたしはニヤニヤしながら読んだけど、猫嫌いな人が読んだらどう感じるのかな?ヒグチユウコさんの絵も素敵。

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    2023年03月25日
  • 猫のエルは

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    「諧和会議」
    人類が滅亡したのち
    動物や昆虫たちが言語を獲得した未来世界で
    なぜか猫だけはそれを発さず
    他の生き物たちに不審感を与えていた
    なんとか猫とコミュニケーションをはかろうとして
    生き物たちは頭を悩ませるが
    誰を派遣しても、猫から言葉を引き出すことはできなかった
    結末は、「パンク侍」と「告白」をミックスした感じ
    メタ言語とでも呼ぶべき作者のロマンが提示される

    「猫とねずみのともぐらし」
    強者が弱者へのルサンチマンを抱えているというのは
    それが一種の下克上によって実現した関係性だから、なんだけど
    単に両者の思い込みでそうなってる可能性も否定できず
    グリム兄弟の時代よりはるかに複雑な
    現代社会のことを考えさせられる

    「ココア」
    酒を飲んだ後、誰かに殴られて昏倒したらしい
    気がつくと、猫と人間の立場が逆転した世界に入りごんでいた
    そこでは野良人間としての暮らしを余儀なくされ
    猫たちに迫害される毎日だった
    猫社会は一見文化的に見えて
    その実、カジュアルな暴力の普遍に蔓延する野蛮社会であった
    かつて人間世界で飼われていたココアは
    飼い主だった語り手を守ろうとして闘いに赴くのだが

    「猫のエルは」
    生まれた直後で「医学的に」死んでいたエルは
    しかし奇跡的に生き返った
    猫が人智を超えた

    「とりあえずこのままいこう」
    死んだ犬が生まれ変わって再び飼い主と巡り合う話なんだけど
    どういう行き違いか、犬は猫になっていた
    猫になって身軽さを得た彼は
    だんだんイタズラを覚えていき
    頭の中には「ドンパン節」がループするようになって
    ともすると、前世の記憶を忘れてしまいそうになるのだった

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    2022年01月19日
  • 猫のエルは

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    猫にまつわる話。

    言葉が話せるようになった動物たちのなかで唯一、猫だけが交流することがなく、猫とコミュニケーションをとろうと奮闘する動物たち。

    猫とネズミが入れ替わる話。

    人間と猫が入れ替わった世界で、人間がかつて猫を助けたように、今度は猫に助けられたこと。

    猫のエルは生きているだけで尊いこと。

    犬が輪廻転生して猫の姿となり、再び飼い主と一緒に犬の頃とは違った生活していく様子。

    私も猫好き。愛しい猫たち。また会いたい。

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    2025年02月10日
  • 猫のエルは

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    猫への愛が存分に伝わってきて、猫好きとしては共感し尽くす。
    町田さんの独特な文体がスパイスになっていて、おもしろおかしく、愛おしく読んでいました。

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    2024年11月25日
  • 猫のエルは

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    猫のことをよく知っていてとても愛してる人が書いたんだなとほっこりする短編小説。
    特に動物会議のやつは面白くて思わず読みながら笑ってしまう話でした。

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    2024年06月08日
  • 絵草紙 波風露草玉手箱

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    ネタバレ

    浦へ漁に出たまま忽然と消えた兄を想う妹が磯部で見つけた甕を覗くとーー「うらしま」
    即氏が、宮の周りをそぞろ歩いて出逢うもの、夜の宮に現れるものーー「蓬莱記」

    「高野聖」「夜叉ヶ池」を思い出しつつ読む。
    海、甕、雨、露、夜、ひんやりとした空気の物語。
    暗闇で目を凝らして誰に遭ったのか探るような気持ちになる。
    ヒグチユウコさんの人物画をこんなに見るのは初めてで、とても新鮮。
    闇からこちらをジッとみているような彼女たちの静かさがじんわりと怖い。
    感想を言葉にするのがとても難しい。

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    2023年06月15日
  • 猫のエルは

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    自分は猫飼ったことないけど猫ってこんな感じなんだろうなというのと、著者の猫に対する愛情がビシビシと伝わってきた。かと言って優しい話では全くなく人間に対する皮肉も描かれていて、猫の目線のSFっぽい架空の少し変わった短編集。ヒグチユウコさんの挿絵が物語にピッタリで素敵。

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    2023年02月27日
  • 猫のエルは

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    ヒグチユウコさんのイラストが、とっても効果的。
    ネコなのか、擬人化なのか、やっぱり猫なのか。
    漱石の時代から、ネコの見た人間世界は綴られているけれど。
    エルはやっぱりエルなのだ。

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    2022年02月28日
  • 猫のエルは

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    ストーリーは全く違うが、夏目漱石の『夢十夜』を思わせる、とても不思議な短篇集。
    猫目線で見た世界は恐ろしい。
    ウチの仔達も子猫の時に保健所に収容されていたので、当時の写真を思い出して苦しくなった。
    たくさん、たくさん、愛そう。

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    2022年02月05日