永田一由のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ弟子の永田一由くんのデビュー単行本で帯で推薦させていただいております。
ネットで読んでいたのを改めて書籍で読み直すと、この漫画は出オチの先にあるものを描いた傑作ではないかと思いいたった。こんな出オチみたいなアイディアでよく続きが描けるな~と感心していた。そこ向こう側こそが重要であるのだった。ないものをあるとしたまま突っ走っていく感じが素晴らしい。
そんなことを帯でうまくまとめることができればよかったのだが、その時はあんまり気付いていなかった。まだ途中なのでもしかしたら今後どうなるか分からない。しかし、この1巻の時点ですでに果敢な挑戦をしていることは間違いない。
1巻の終わりで覚醒 -
購入済み
読み応え十分
巻頭の佐藤秀峰「描クえもん」は、漫画業界の裏側をユーモラスかつ辛辣に描いている。牧鉄兵「ヒトカギリ」は緊迫感ある展開と深い心理描写で魅了。大坪商介「エクゾジャケット」はSFと人間ドラマが融合した独特の世界観が光る。バズ「やれたかも委員会」は日常の微妙な感情を巧みに表現し、共感を呼ぶ。郷田マモラ「東京D」は都市の闇をリアルに切り取り、吉田浩「カレーは辛え」はスパイシーな物語で印象深い。多彩なジャンルと作家の個性が交錯し、読み応え十分。