田口ケンジのレビュー一覧
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かしのお嬢様ご登場
千厩さんの親戚なのか、途中から親が馬主のかしのさんが新たに登場したくらいで、あとは前巻と同じような面々です。
ダービーの時に約束したように土曜日の府中競馬場に2人で行ったりしつつも、日曜日はやはり殺人的な混雑でした。
ヅカちゃん先生、コスプレイヤーとしてそれなりに知られているっぽいです。割とはるあき君が好きっぽいんで、モテています。
前巻ではプールでの競争とありましたが、今回はハロウィンの打ち上げで、回転寿司で競争しています。
園児の名前とかも、騎手にちなんでいるっぽいのがいます。描いていて楽しそうです。
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いつもの田口作品です
入浴回?はありませんでしたが、プール回があるあたりもいつもの田口ケンジさんの作品っぽいです。
舞台は一応、保育園の話なのですが、作中には作者が以前、勤めていた雑誌もチラリと出てくるように、競馬趣味にちなんだ話が中心で、登場人物名も競馬レースに関連しているようです。
先輩格のありま先生と従姉妹の高校生・さつきさんが三角関係になっていて、そこに長身黒髪ロングなヅカちゃん先生(はるあき先生と一緒で新任の保育士)も絡んできます。
園児も元気で、1人の男の子を巡って2人の女の子が取り合ったりもしていますが、りゅうおう君の対応がイケメンだったようです。
プール遊びでは園児が軽い熱中症になりかけて、その対処をありま先生が迅速にしていました。この辺はお掃除好きな清家ましろさんを彷彿とさせるところでした。
競馬場デートにも行けるはずですが、実現するのはもう少し先の話になるようです。 -
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生きづらさを抱えつつ
この作品では珍しく、作者ご本人の体験が直接もとになっているようです。
この巻のみで完結しています。
他の人と一緒に食事をするのが苦痛な五十嵐さんがふとしたことから同じ症状に悩んでいるクラスメイト・アリサさんと親しくなります。
会食恐怖症を克服すべく、少しずつ歩みます。五十嵐さんの家にアリサ招待をしたのはいいんですが、事情をよく知らない母親が一緒に夕食を食べましょうと言ってくれたり、授業で調理実習があったりで苦戦もしますが知恵と工夫で乗り切ります。
併せてSNSも絡んだ騒動が発生して2人の仲も疎遠になりかけますが、これもある巧みな手法で乗り切りつつ、また少しでもなれるよう、2人でファーストフード店に行ったりしています。
作者もSNS経由でいわゆるアンチにうんざりさせられた経験もあるようなので、その辺もふまえた作品だったのでしょう。
あとがきもあり、ささやかな作品ですが、色々と思うところがある話になっていました。 -
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お掃除まんが+義姉
完成度で言えば、この作品が田口ケンジ氏の最高傑作かも、とも思います。個人的には最初に読んだ姉ログの方が好きかも知れませんが。
母が再婚し、新たに義姉が家族となってきた主人公は作者同様、本来ズボラなんですが、お掃除フェチ?のましろ義姉さんに影響され、徐々に変わるんですよね。
その辺を主人公を密かに好いている幼馴染・荒川透子さんが敏感に察知して、といったところも作品の見どころで、透子ちゃん、健気で良いですね。
これにも姉湯ネタ、出てきますよ。 -
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掛け合いが楽しい♪
社畜の男性をJKが飼うなんて突拍子もなく、二人の掛け合いが楽しくて、クスクス笑いながら読みました。JKが隠れて照れるのも可愛かった。
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面白い姉
独り言を声に出す姉と距離を置かず姉を慕う弟がかわいい。あきらくんは他の変人を受け入れられる許容の持ち主。対して、姉は想像したことをセリフに出さないと周りに伝わらないという闇が見え隠れしている。
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面白い姉
前回に続く新しい登場人物、さらに話がエスカレートしている。もし、姉の出したゴミもあさってたら犯罪レベルだけど、家族内だから通報しないから良い姉って話になっているのかな。マンガだからグレーゾーンな話に終わっているけれど現実にそういう弟がいたら毎日びびりそう。このマンガの中の姉は勘違いが元だけどいつも明るくポジティブで偉いと思う。
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二人ともかわいい
清楚だけど見た目とは裏腹に弟が姉が好きと勘違いまでは良いけれど、結婚を想像してまんざらでもない表情はいかがなものかとも思う。
大人しい姉より個性的な姉の方が毎日賑やかでいいのかもしれない。 -
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好い少年漫画をありがとうございました、田口先生
全7巻、自分なりに敬意をしっかりと込めた感想を書けた、と自負しております
ほんの少しでも、田口先生が、この『汚物は消毒です』と言う少年漫画へ詰め込んだメッセージを受け取れていればいいんですが
正直な所を言いますと、殿堂入りではないですし、扉を叩くほどの力も感じなかったんですが、不思議と印象に残る少年漫画でした
やはり、家族を軸に据えたドラマに、心地の良い家を形成するのに必要不可欠である掃除に、スポットライトを当てていたのがイイのかもしれません
風変わりなテーマを扱う事で、奇抜さを生み出すようでいて、ストーリーがしっかりと地に足が付き、テンポがしっかりと取られているのは、田口先生が、これまでの連載で得た経験を、自分で蔑ろにしていないからでしょう
これまでの作品に対してしてきた、後悔ではなく反省が、しっかりと活かされていたんじゃないだろうか、この『汚物は消毒です』には
また、恋愛要素も織り込まれていたが、余計だ、と感じさせず、どうなるんだろう、この人間関係は、そう、読み手をドキドキとさせてくれていた
司にとってましろさんは特別な姉、ましろさんにとっても司は特別な弟
好きだけど、それは家族愛の範疇から出ない
それぞれに、自分の気持ちと向き合い、自分で出した答えだからこそ、作品の質は、この完結巻で一つ上となった
作品そのものは、この(7)で終幕だけど、きっと、これからも、ましろさんの掃除愛は鎮まったりはせず、司を筆頭に、周囲の人間を巻き込んで、ありとあらゆる汚れを取り除いていくんでしょうねェ
彼らが、これから、どんな汚点の無い日々を過ごしていくのか、妄想が膨らみます
基本的に、人としては優れているましろさんだけど、何せ、長所が打ち消されかねないほど、掃除へのこだわりが強いからな、彼女と交際するとなったら、彼女と同じくらいか、それ以上の掃除スキルがないと厳しそうですよね
次回作は、「サンデーうぇぶり」ではなく、週刊少年サンデー本誌で読みたいな、と願ってしまうのは、ファンとしての我儘でしょうかね
どんなものが読みたいか、一番は召喚系のバトルなんですが、芸術系の学校を舞台にした友情あり、恋愛あり、家族ありの、青春大爆発なコメディも読んでみたいな、と思ってしまいます
自他ともに認める天才だけあって、お約束通りなトラブルメーカーかつトラブルブレイカーのヒロインと、そんな彼女が嫉妬するほどの実力があるけど、目立つ事を嫌う怪物じみた才能がある男子が、信念を衝突させ、より素晴らしい作品を作っていきながら、仲が深まっていくストーリーとか読みたいですね
どの回もストーリーが面白く、掃除テクも役立つものばかり
その中で、私がお勧めしたいのは、第76話「そばにいますよ」ですね
姉と弟の絆が強まり、司がましろへの「好き」を自覚している点が、お勧めする理由です
アオハル感の濃いコメディには、やっぱり、看病回が必須だと思うんですよ、私は
この台詞を引用に選んだのは、司のカッコ良さに、キュンと来てしまったので
彼は最初から良い男でしたけど、素晴らしい姉との賑やかな生活で、中身が磨かれたんでしょう
また、田口先生の恋愛経験も、これに反映されているのかな、と思いました
きっと、田口先生も、司が透子に対して感じたような「好き」が芽生える相手に巡り合えたんでしょうねぇ -
Posted by ブクログ
どうやら、次の(7)が完結巻のようである
「たられば」を言ってもしゃあない話だが、週刊少年サンデーの本誌で連載されてたなら、一つ目の大台に乗る事は出来たかもしれないな
なので、次回作は本誌で連載してほしいもんだ。可能なら、『DCD』のようなアクション性の高い少年漫画を読みたい
とまぁ、ちょい気の早い事を書いてしまったが、この(6)も面白く、展開に引き込まれてしまった
前巻で、ついに、透子ちゃんは司へと、愛の告白をした
突然の告白に戸惑い、悩み、苦しむ司。そんな彼を見て、イイ気味だ、そう思うほど私も根性は捻じ曲がっちゃいない
むしろ、安易にOKするような男じゃなくて好かった、と思う
司だって、透子ちゃんの事は嫌いじゃない
けれど、彼にとって、透子ちゃんは自分を出して接する事の出来る、異性の一人であり、恋愛対象として、これまで見てきていなかった
そんな自分が、透子ちゃんと付き合っていいのか、そんな葛藤から答えを出せないために、心ここにあらずな状態になってしまった司は、ましろにも心配をかけてしまう
これ以上、姉を不安にさせたくない気持ちが先行しすぎて、つい、出てしまった嘘で、余計に苦しんでしまう司は人が良いな
結局、司が出せた答えは、「保留」
男らしくないっちゃ男らしくないが、これはこれでアリだ
この恋物語のもどかしい展開で、読み手を翻弄する田口先生、素晴らしい
それこそ、恋愛ドラマを描くセンスは、『高嶺と花』の師走ゆき先生にも劣っちゃいない
上でアクション作品を読みたいと書いたが、お付き合いを開始した同級生の初々しさを描くラブコメでも、田口先生は才能を遺憾なく発揮できそうだ
透子ちゃんからの告白問題が解決したかと思ったら、今度は、司の妹・つぐみがいきなり尋ねてくる、と言う急展開が
つぐみを自分の妹として受け入れた事で、司の中から、父に対する黒い感情は、完全に消えた訳じゃないにしろ、ある程度までは薄まったようだ
「お兄ちゃん」呼びのパワー、凄ぇな
兄としての自覚が芽生えた司は成長し、そんな弟を優しく、胸の中に抱き締めるましろもまた、姉力が上がったようである
さてさーて、最終巻では、どんな展開となるのか、楽しみだ
透子ちゃんに対し、司はどんな答えを返すのか、つぐみちゃんはまた、遊びにくるのか、そして、司とましろ、姉弟の関係はどう変化するのか
どの回も面白いが、最も役に立つなぁ、と感じたのは、第59話「大掃除です」の、フローリングの床に出来てしまった陥没の直し方だ
まだまだ先にしろ、我が家にもフローリングがあるので、覚えておいて損はないだろう。もっとも、落して傷を付けないのが一番なんだけども
この台詞を引用に選んだのは、眩しいアオハル感に浄化されそうになったので
人を好きになるのに、言葉で語れる理由なんていらない
心が、相手を「好きだ」と認め、訴え、叫んでいる
そうなれば、恋する少女は相手へ精力的にアプローチするのみだ
司は良い奴だ、と私は信じている。だから、透子ちゃんに悲しい涙を流させたら、タダじゃ置かないぜ -
Posted by ブクログ
一瞬、この(5)の表紙を書店で見て、「ビクッ」となってしまったのは、もしかして、私だけだろうか
ちょっと、これ、怖すぎやしないですかね、田口先生
『汚物は消毒です』のジャンル、テーマが「清掃コメディ」ってのが理解できているけど、サスペンスに鞍替えか、と思ってしまった
ましろさん、この顔じゃ、裏の清掃業者だって勘違いされちまうよ
まぁ、ましろさんほどのスキルがあれば、ヤバい汚れも、マズいゴミも完全に片付けちゃいそうだけど
もちろん、そんな内容にはなっちゃいない
ただ、これまでとは違うってのは、間違いない
ストーリーと人間関係が、大きく動き出した
上手く言えないが、田口先生が今までとは違う作品を作ろうとしている、と私に感じられる
『DCD』はサイキックアクション、『姉ログ』は妄想コメディだったが、どちらも、恋愛色はあまり濃くなかった
しかし、この『汚物は消毒です』は恋愛漫画の要素が強く、この(5)では、その割合が大きくなっている
司の、自分に向けられている恋愛感情に鈍いって個性は、やけに現実感がある。そんな鈍感さに、読み手は不思議と親近感が湧く
もっとも、自分の恋心に気付いて貰えず、ヤキモキしている透子はたまったもんじゃないよな
司が単にニブチンなら、まだ良かったんだろうけど、彼が時たま、ドキッとさせてくるような言動をしてくるもんだから、余計に好意が募り、嫌いになれない
まだ、三角関係にはなっていないが、ましろさんの反応を見る限り、司に対し、義弟に対して抱く感情とは異なるモノが、小さくとも芽生えだしている可能性はあるのか
このままじゃダメだ、と透子は思いきった行動に出る。女性からすると、彼女のように雪の中、男が来るまで待つ健気な女子ってのは、応援したくなるんだろうか、それとも、鼻に付くんだろうか
男からすると、と言うよりは、少なくとも、私がこれをやられたら、今までとは同じ接し方が出来なくなるのは間違いない
果たして、司は、どんな答えを出すのか
この引っ張り方は、相当にハードルを上げてしまっているが、田口先生なら、見事に、こっちの期待に応えてくれるだろう
巻末の『姉ログ 特別篇』、これは嬉しかった
次巻でもやってほしいが、できたら、弟sがどこかの定食屋で相席になって、それぞれの姉が個性的である事を語り合うような内容も読んでみたい
どの回も面白いが、個人的に推しなのは、第51話「男同士の会話」だ
再婚って設定がある以上、これは避けて通れない
幼稚園児や小学生の低学年ならまだしも、さすがに、高校生になっていると、義理の父親と打ち解けるのは、そう簡単なことじゃない
緊張している司に、自らもまだ、距離感を掴めていない、と明かす事で、自分と言う人間を見せるお父さん、やるなぁ
この台詞を引用に選んだのは、父も強ければ、娘も強いな、と感じたので
色んな強さが、世の中にあり、人それぞれだけど、自分が「好きなもの」を好きと言え、その為に手を抜かないで動けるのも、確固たる強さだろう
そんな彼女にカリスマ性があるのは、何らおかしいことじゃない