石崎幸二のレビュー一覧

  • ≠の殺人

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     沖縄本島沖の孤島で起こる連続殺人。いつものミリアとユリに仁美が加わり,ますますにぎやかに。探偵役の石崎さんと3人の距離感が面白く,ばかばかしい掛け合いは相変わらず健在。今回は定番のガンダムネタは控えめ。
     ミステリとしては,短いながらしっかりとしている。こういうシンプルさはけっこう好みなのだけど,DNAを道具立てにした謎解きは作者の持ちネタ化してるので,やや新鮮味に欠ける感もあり。
     シリーズ物としては及第点。次回も楽しみにしています。

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    2010年02月12日
  • ≠の殺人

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    女子高生ミリアとユリのコンビシリーズの新作。
    途中の作品読んでないけど...まぁ...いいや(笑)。

    今回も島に行きます。また島です(笑)。
    217ページの本作ですが事件が発生したのが
    91ページ目(笑)。すでにこの時点で全体の
    1/3ページ以上費やしてます(笑)。
    事件が起こるまでの90ページはひたすら石崎氏が
    いじり倒され、ミリア&ユリがボケ倒します。
    圧巻は麻雀しながらの最高にアホな会話。
    ここ最高にくだらないっす。しかも麻雀してる時って
    まさにああいう会話になるんだよねー。

    で、事件の方はいつも通りなパターンで無事解決(笑)。
    ほとんどミステリ的な部分は求めないっていう位

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    2009年12月09日
  • あなたがいない島

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    「俺が言いたいのはだな。こんなイベントに本当に意味があるのか?その心理学なんかの研究の役に立つのかと言いたいんだよ。費用をかけて無人島に行って,しかもたった一つだけしか物を持っていくことが許されないなんて,変だよ。そんな心理学の調査なんて聞いたこともない」
    「でも石崎さんは,その精神医学とか心理学の専門家じゃないでしょ。専門家ならなんかわかるんじゃないの,こんな試験でも」ユリが適当に言う。
    「しかしなあ……」
    「どうもはっきりしないわねえ。何をそんなに気にしてるのよ」ミリアが石崎を睨む。
    「やっぱなあ……」石崎の歯切れが悪い。
    「だからなんなのよ」二人がはっきりとしない石崎に食って掛かる。

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    2009年10月04日
  • 長く短い呪文

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    久しぶりのハイテンションミステリーです(笑)
    今回は殺人も起きず、平穏(?)に終わる事ができました。

    後輩の友人が「家にかかっている」と言った呪いは存在するのか。
    一体何を指して『呪い』と表するのか。
    後輩の変わりにやってきたそこで起こった事件は…。

    事件自体は残り4分の1という所で始まります。
    そこまでは材料集め、でしょうか?
    しかもやっと事件が起こったと思ったら…。
    そのためだけにこれほどのものをするというのは
    確かにどうかと思います。
    むしろここまで来てそこ?! という感じで。

    でも、感の鋭い方なら面白いかも?w

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    2009年10月07日
  • 復讐者の棺

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     香織が封筒を受け取る。その横で斉藤は放心状態のようになって棺の中を見つめている。
     香織が封筒から文書を取り出した。
     文書には以下のように印字されていた。

    第一の復讐

    第一の復讐として,辻野宏に正義の鉄槌を下した。
    己の行った罪と同じ苦しみの炎に焼かれ地獄に陥ちるがいい。
                      復讐者
    (本文p82)

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    2009年10月04日
  • あなたがいない島

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    前回よりも更に軽かったです、女子高生コンビがw
    石崎も何だか怪しい中年と化してましたし。

    前回はミステリーを体験する、という内容になっていたので
    かなり最初から『謎』があって解いたりしていたのですが
    今回は『不思議』があるだけで、事が起こり出したのは
    半分以上後でした。

    人が死ぬ死なないに関係なく、最初から謎を解きたい方には
    まったくお薦めできません。
    読み物、として捉えて読む分にはいいかも、です♪

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    2009年10月07日
  • 日曜日の沈黙

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    【『ミステリィの館』へようこそ。
    もともと当ホテルは密室で死んだ作家・来木来人の館。
    これから行われるイベントでは、彼が遺したという
    「お金では買えない究極のトリック」を
    探っていただきます。
    まずは趣向をこらした連続殺人劇をどうぞ。

    ある日、届いた招待状を手にとある高原の
    ホテルに集まるミステリー好きの面々。
    お金では買えないトリックとは?】

    メフィスト賞受賞作。

    主人公が行き先のバスで知り合った
    女子高生2人の軽い口調が鼻につきつつ
    なんとか読んでたら途中からは面白くなり
    まぁ、最後はなるほどと笑えました(笑)
    いろいろと趣向をこらしててよく考え付くな〜と
    感心しちゃいました。
    おど

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    2009年10月04日
  • 日曜日の沈黙

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    第18回メフィスト賞受賞作。面白かったのだが、どうにも詰めが甘い印象。メフィスト受賞作だが、インパクトは薄いのか。(2007/08/30)

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    2009年10月04日
  • あなたがいない島

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    「えっ?私利私欲のために生きないでどうするの?他に何があるの?○○さん何か勘違いしてない?利益とか欲とかってお金だけじゃないのよ。○○さんも前にそんなこと言ってたじゃない。人は自分にとってプラスになることしかしないって。利益とか欲とかって自分にプラスになることなのよ。それが結局他人の為になるのか、社会の為になるのかなんてしったこっちゃないわよ。人の顔色窺ってるほど暇じゃないしね」

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    2009年10月07日
  • 日曜日の沈黙

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    第18回メフィスト賞受賞作。突飛すぎるのも問題ですが、この本はメフィスト賞受賞作としては優等生的で、逆に期待はずれでした。

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    2009年10月04日
  • 袋綴じ事件

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    ミステリも好きだけど笑える本を読みたいあなたにぴったりな一冊。ただ読む人によってはドン引きするかもしれないギャンブル的な本です。σ(・_・)は大好きですが…(ロベ)

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    2009年10月04日
  • 袋綴じ事件

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    相変わらずな掛け合い漫才がとても面白かった。なんかもうそれだけで俺的には十分満足なんだけど謎解きの部分もかなりスマートだったし結構楽しめたかな。

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    2009年10月04日
  • あなたがいない島

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    相変わらずの軽い雰囲気は大好き。しかも今回はしっかりと本格していると思う。最後の一本筋の通った論理展開は面白かった。しっかりとどんでん返しも用意してあるし、前回よりも面白かった。

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    2009年10月04日
  • 長く短い呪文

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    うん、今迄で一番面白かったかもしれない。ミステリ的なもので言ったら「あなたがいない島」か「袋とじ事件」なんだろうけど全体的な面白さでいったらこっちが上かもしれない。「呪い」の解明の展開はかなり巧かったと思う。そこにたどり着くとは…って感じ。まあ真相についてはご愛嬌?

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    2009年10月04日
  • 長く短い呪文

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    相変わらず馬鹿らしいギャグは健在。話自体は、ミステリの王道の"ある事柄"に纏わる話。伏線も露骨で、わりとすぐ気付くけど。最後の逆転がなかなか楽しい。

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    2009年10月07日
  • 袋綴じ事件

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    初めて読む作家。メフィスト賞受賞作家らしいけど、近頃そういうのについていけてないからなあ…(乱歩賞も最近のは読んでないし…芥川・直木賞は言うに及ばず…笑)

    登場人物の設定が面白い。お嬢さん学校のミステリィ研究会、というのはまあありそうだけれどその顧問がOBでもない(女子高だからして)一サラリーマン。しかもそうかっこよかったり頭が冴えてたりするわけではなく、彼女いない暦**年、と言った感じの「オジサン」であったりする。そのミステリィマニアのサラリーマンが、お嬢さんたちに振り回されながらも(いきなり自家用車・運転手つきに引っ張り込まれて八丈島へ連れて行かれちゃうとか)、巻き込まれた事件の謎をとく

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    2009年10月04日