感情タグBEST3
Posted by ブクログ
窓際中年・石崎幸二と、分かりやすい高校生・御園ミリアと相川ユリの話です。
多分…どころでなく、100%石崎が主人公だと思うのですが
あまりのインパクトに、高校生コンビの方が印象に残りますw
やりたい放題の高校生コンビ。
それに振り回される中年。
高校生コンビのせいか、非常に軽いのりになっていて
分かりやすく読みやすいです。
ちなみに、犯人探しものではなかったです。
純粋に(?)謎を解くだけでw
Posted by ブクログ
ミステリ。コメディ。バカミス。
著者のデビュー作。ミリア&ユリのシリーズ1作目にもなるのか。
面白おかしく描かれたミステリ。ユーモアというよりも、コメディの方が近いかな。
ミステリを馬鹿にするような会話が満載で、気楽に読むと面白い。熱い講談社ノベルス推し。
完成度はともかく、嫌いな作風ではない。☆3.4くらい。
Posted by ブクログ
20160806 再読
"「さらに、俺が予想している今後の被害者の名前をここに並べると……」石崎が一度言葉を切った。
「実際の殺人事件で、こんなふうに次の被害者を予想して偉そうに説明してるやつなんか、最低のやつだからな」石崎が顔を上げてミリアとユリを見つめた。
ミリアとユリは黙って頷く。
「それでだ、名前を書いてみるぞおー」石崎は急に明るい声で話し始めた。"[p.99]
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これはまた変な小説。というのも、ミステリだかコメディーだかつかめないのだ。
先に謎の死を遂げた人気ミステリ作家、来木来人の遺族が、故人が生前に残した手紙の謎を解明するために、「ミステリの館」なるイベントを開催する。そこに呼び出された「石崎幸二」と女子高生ミリアとユリは…。
のっけから、「ミステリには興味ないんだけどさあ」という女子高生2人の会話を中心に始まるし、著者と同じ名前の主人公が現れるしで、こういう作品はバカかイチビリと相場が決まっている。
イチビリながら、シリアスに話をすすめる、海堂尊スタイルで、本当に死人が出るのかとどんどんページはめくられるものの、「あれ?」という展開になる。
独特の言語感覚のせいで時々冷めてしまうものの、大きなイベントがない割にどんどん読み進めてしまうのは、かなりの実力派なのかもしれない。
ただ、オチはなあ。謎の数字が羅列し始めたあたりでわかったけどね。
で、この空気を読まずに引っ掻き回している間に事件を解決する「ミリア&ユリ」はシリーズになっているようで、そんなに魅力的なキャラクタなのかしらん…?
Posted by ブクログ
20世紀最後の「メフィスト賞」受賞作。
ミステリィの館で謎解き合戦!
女子高生2人とサラリーマン:石崎が謎を解くお話ですが、石崎さんのいじられっぷりがすごい(笑)
仲良くなるヒマもなく女子高生達に良いようにされている石崎さんのはじけっぷりがみものです。
ただ終わりが好きじゃありません。
もうちょっとつっこんでほしかった!
でも好きなシリーズなので次も期待。
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ミリア&ユリと石崎が運命の出会いを果たすシリーズ一作目。
最初からかっ飛んでる会話が相変わらず楽しい。
どうしてこの三人とこんなに波長が合っちゃうんだろう。謎。
謎解きは正直言って、ほぼ斜め読み。
数字はほとんど無視してました。
煙に巻かれたようなラストだけど、楽しく読めたからまあいいか。
Posted by ブクログ
人が殺されることは無く、提示された「謎」を解くお話。
デビュー作としては、こんなものじゃないでしょうか。
手放しで「すげぇ!」と絶賛するレベルではないかもしれないが、今後このシリーズを引き続き読んでいくと右肩上がりに評価が上がることを祈って、評価は★3つ。
Posted by ブクログ
【『ミステリィの館』へようこそ。
もともと当ホテルは密室で死んだ作家・来木来人の館。
これから行われるイベントでは、彼が遺したという
「お金では買えない究極のトリック」を
探っていただきます。
まずは趣向をこらした連続殺人劇をどうぞ。
ある日、届いた招待状を手にとある高原の
ホテルに集まるミステリー好きの面々。
お金では買えないトリックとは?】
メフィスト賞受賞作。
主人公が行き先のバスで知り合った
女子高生2人の軽い口調が鼻につきつつ
なんとか読んでたら途中からは面白くなり
まぁ、最後はなるほどと笑えました(笑)
いろいろと趣向をこらしててよく考え付くな〜と
感心しちゃいました。
おどろおどろしい殺人が続くミステリーかと
思ってたら全然違ってて面白かったです。