ルイザ・メイ・オルコットのレビュー一覧
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ネタバレ四姉妹のキャラが立っていて良かった。
お姉ちゃんについていきたがる末っ子とか、末っ子に甘い長女とか、姉妹あるあるが時代も国も超えて共通だったw
人間模様や展開が気になってずっと見ちゃうドラマ感覚。
全体的に道徳心というか、聖書の教えが大事にされていて、それを守って美しく成長していく姉妹たちが描かれている。
聖書を教えを守って、すると報われて、クリスマスで奇跡が起こる。のアメリカ感が良い。
リアルな感情を持った生きた姉妹たち。聖書の教えを大切にする、貧しくても清らかに生きる姉妹たち。このバランスがちょうどよく美しかった。
印象に残ったのはジョーが髪を切ったシーンと、エイミーが学校の先生に厳 -
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150年以上前の作品なのに、今も愛される名作。
あまりにも有名すぎて、ちゃんと読んだことがなかったかも。
2019年に谷口由美子さんの翻訳で出された本。
美しい装丁で、手に取るだけでワクワクする。
1と2が一緒になっていて、本の分厚さとページの薄さに読み切れるかちょっと不安…
なんて思ったけれど、ハイペースで読み切ってしまった。
文章がとてもストレートで素直。1テーマが20ページ前後とみじかくてサラッと読めてしまう。
四姉妹のひとりひとりが主人公に変わっていくので、変化がつく。
そして、四姉妹と父母の家族の愛、お隣のローリーやローレンスさんとの家族ぐるみの交流があたたかい。
150年 -
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ネタバレメグは夫のジョンと二人の子と幸せな家庭を築く。
エイミーはおばさまの付き添いで長期ヨーロッパ旅行に。かねてからの念願だった。
ローリーからアプローチされたジョーは、ローリーと距離を置くためもあって、ニューヨークに家庭教師として赴く。
ニューヨークでジョーは、ドイツから来ているベア先生と出会う。
ジョーがニューヨークから戻り、大学を卒業したローリーはジョーにプロポーズ。ジョーははっきりと断る。ローリーは失恋。ヨーロッパに傷心旅行に。
ローリーはエイミーとヨーロッパでロマンス。
ベスは病で亡くなってしまう。
エイミーとローリーがアメリカに戻ってくる。
ベア先生が訪ねてきて、ジョーにプロポーズする。 -
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以下、引用。
「まあ、土曜の夜にはみんな、遊んでばかりで働かないことが、働いてばかりで遊べないのと同じくらいつまらないということがわかると思うわ」
「家事っていうのは遊びごとなんかじゃありませんよ」というハンナの口癖が真実であることに気づかされた。
「でも、かぶってく! これって最高だもの。日よけになるし、軽いし、大きいし。それにおもしろいじゃない。笑われたって平気、自分が快適だったら」
イギリス人たちはなかなかうまかったが、アメリカ人のほうがもっとうまかった。みんなは、まるで一七七六年の独立戦争時の亡霊が乗り移ったかのように激しく競りあった。
「あなたのお城には、馬とインクスタンド -
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子供向けの本を持っていて飽きるほど読んでいるんですが、『ストーリー・オブ・マイライフ』公開記念に再読。
あらためて読んでみると、姉妹の「いい子にならなきゃ」オブセッションとか説教じみたお母さまの話に怯みますが、オルコットの父親が教育者であったこと、ピューリタンであったことなどを考えると、実際にこういう教育を受けて育ったんだろうと思われます。
私の持っていた子供向けの本ではピクウィック・クラブやキャンプ・ローレンスの話は省略されていて、中学生ぐらいのころに全訳に近い版も読んだ覚えがありますが、キャンプ・ローレンスについてはまったく記憶なし。メグがブラック先生とともにドイツ語の詩を読む -
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動く絵画のような、枯れない花のような物語だった。
愛は惜しみなく与えるもの、いつも心に光を灯すこと、経験を恐れないこと、笑顔を忘れないこと。どんな選択にも優劣はなく、どんな人生もそれぞれに素晴らしく、認め合うこと。
読み終える頃には姉妹がまるで友達のように心にいた。
個人的にはやっぱりジョー贔屓で読んでいたけど(望んで選んだ人生なのに自分だけが取り残されていくような寂しさ、まじでそれなジョー!)姉妹はみんな魅力的だった。ベスのようなキャラクターに弱い。
そして姉妹の人生もそれぞれに、切なさ苦しさを丸ごと愛に変えてしまうローリーのポジティヴさよ…
ローリーの愛の帰結がだいぶアクロバットだったの -
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南北戦争時代のアメリカ北部に住むマーチ一家の四姉妹の成長を描きながら、勤勉さや女性の自立などについても示唆している作品です。
著者ルイーザ・メイ・オルコット自身も北部出身であり女性の権利活動していたそうです。
作中ではマーチ夫人が女性の自立を認め、姉妹たちを暖かく見守っている一方で、保守的な価値観を持つマーチおばさんが対照的な存在として物語に深みを与えています。
姉妹たちの個性や暮らしぶりを楽しめる本だと思いますが、当時の時代背景などもふまえて読むことで面白い問いが浮かんできて味わい深くなると思います。
例えば作品は出版直後から好評を博し、アメリカ全体で人気となりました。しかしアメリカは -
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ネタバレ若草物語は、4人姉妹の物語です。4人は、幸せに暮らしていましたが、貧乏でした。お母様は、とっても素敵な方でした。4姉妹の、名前は、上から順に、メグ、ジョー、ベス、エイミーと いいました。お父様は、従軍する牧師でした。物語の始まりは、クリスマスの頃でした。お母様の、クリスマスプレゼントは聖書でした。姉妹は、1日に1ページ読むことにしました。お隣は、おじいさんとローリーという男の子でした。メグ達は、ローリーとなかよくなりました。ローリーは、ジョーに恋しておりました。それから数年後、ローリーはジョーではなくエイミーの方が好きになり、ローリーとエイミーは、結婚しました。私は、ベスが、なくなってしまった