ルイザ・メイ・オルコットのレビュー一覧

  • 若草物語

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    ネタバレ

    四姉妹のキャラが立っていて良かった。
    お姉ちゃんについていきたがる末っ子とか、末っ子に甘い長女とか、姉妹あるあるが時代も国も超えて共通だったw
    人間模様や展開が気になってずっと見ちゃうドラマ感覚。

    全体的に道徳心というか、聖書の教えが大事にされていて、それを守って美しく成長していく姉妹たちが描かれている。
    聖書を教えを守って、すると報われて、クリスマスで奇跡が起こる。のアメリカ感が良い。

    リアルな感情を持った生きた姉妹たち。聖書の教えを大切にする、貧しくても清らかに生きる姉妹たち。このバランスがちょうどよく美しかった。

    印象に残ったのはジョーが髪を切ったシーンと、エイミーが学校の先生に厳

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    2025年01月01日
  • 若草物語 1&2

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    アメリカ的プロテスタントの発想が興味深く、読んでいてこちらも清貧な暮らしを心掛けたくなる。
    特にお母さんの「実験」のエピソードはよかった。
    姉妹各々の人生を追いかけつつ、結局はマーチお母さんの偉大さを感じる物語なのかなと思った。
    ジョーの結末は個人的にもモヤモヤ。
    やはり、グレタ・ガーヴィグ版の解釈が合っていると思う。

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    2023年06月05日
  • 若草物語 1&2

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    150年以上前の作品なのに、今も愛される名作。

    あまりにも有名すぎて、ちゃんと読んだことがなかったかも。

    2019年に谷口由美子さんの翻訳で出された本。
    美しい装丁で、手に取るだけでワクワクする。
    1と2が一緒になっていて、本の分厚さとページの薄さに読み切れるかちょっと不安…

    なんて思ったけれど、ハイペースで読み切ってしまった。

    文章がとてもストレートで素直。1テーマが20ページ前後とみじかくてサラッと読めてしまう。
    四姉妹のひとりひとりが主人公に変わっていくので、変化がつく。
    そして、四姉妹と父母の家族の愛、お隣のローリーやローレンスさんとの家族ぐるみの交流があたたかい。

    150年

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    2022年09月23日
  • 若草物語 1&2

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    装丁がかわいい。もちろんカバーの絵もかわいいが、表紙をめくった見返しの薄紫色と柄が好き。カバーをとった裏表紙中央の切手みたいなマークも好き。
    服や家具などの描写にたまに出てきた「鳩色」が、なんか素敵と思った。グレーがかった紫なのか、紫がかったグレーなのか。どっちでもないのか。
    さて物語は、読んだのは子どものころ以来で覚えているところも忘れているところもあった。四姉妹が四者四様に悩んだり失敗したりしながら、優しいお父様やお母様や聖書の教えを糧に、どんどん素敵な女性になっていく。一篇一篇が愛と教訓に満ちていて、私も聖書を得た気分だ。

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    2022年02月19日
  • 若草物語 1&2

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    映画『ストーリー・オブ・マイライフ』を観て、原作が気になったため読みました!
    装画を担当している北澤平祐さんのイラストも作品の世界とマッチしていて、美しい本となっています。
    内容は四姉妹それぞれの人生と家族の絆、そして愛の物語です。私も妹がいるので共感できる部分が多く、特にジョーとエイミーの関係性、仲はいいのだけれどもちょっとした出来事で垣間見える劣等感や嫉妬、譲歩、といった感情の機微が印象的でした。
    映画と比較してみると、忠実に再現されているところ、異なるところが見つかって、より作品を楽しめました!

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    2022年02月13日
  • 若草物語4 それぞれの赤い糸

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    ネタバレ

    メグ
    デミ
    デイジー
    ジョージー

    ジョー
    ロブ
    テッド

    エイミー
    ベス

    デイジーはナットと結婚
    ナンは独身、女医。
    ベス、ジョージーは芸術方面で活躍、ふさわしい相手と結婚
    ダンは独身のまま。撃たれて亡くなる。
    デミは出版社経営。
    ロブは大学教授。
    テッドは牧師。

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    2021年05月25日
  • 若草物語2 夢のお城

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    ネタバレ

    メグは夫のジョンと二人の子と幸せな家庭を築く。
    エイミーはおばさまの付き添いで長期ヨーロッパ旅行に。かねてからの念願だった。
    ローリーからアプローチされたジョーは、ローリーと距離を置くためもあって、ニューヨークに家庭教師として赴く。
    ニューヨークでジョーは、ドイツから来ているベア先生と出会う。
    ジョーがニューヨークから戻り、大学を卒業したローリーはジョーにプロポーズ。ジョーははっきりと断る。ローリーは失恋。ヨーロッパに傷心旅行に。
    ローリーはエイミーとヨーロッパでロマンス。
    ベスは病で亡くなってしまう。
    エイミーとローリーがアメリカに戻ってくる。
    ベア先生が訪ねてきて、ジョーにプロポーズする。

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    2021年05月11日
  • 若草物語 下

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    以下、引用。

    「まあ、土曜の夜にはみんな、遊んでばかりで働かないことが、働いてばかりで遊べないのと同じくらいつまらないということがわかると思うわ」

    「家事っていうのは遊びごとなんかじゃありませんよ」というハンナの口癖が真実であることに気づかされた。

    「でも、かぶってく! これって最高だもの。日よけになるし、軽いし、大きいし。それにおもしろいじゃない。笑われたって平気、自分が快適だったら」

    イギリス人たちはなかなかうまかったが、アメリカ人のほうがもっとうまかった。みんなは、まるで一七七六年の独立戦争時の亡霊が乗り移ったかのように激しく競りあった。

    「あなたのお城には、馬とインクスタンド

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    2020年11月19日
  • 若草物語 上

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    子供向けの本を持っていて飽きるほど読んでいるんですが、『ストーリー・オブ・マイライフ』公開記念に再読。
    
    あらためて読んでみると、姉妹の「いい子にならなきゃ」オブセッションとか説教じみたお母さまの話に怯みますが、オルコットの父親が教育者であったこと、ピューリタンであったことなどを考えると、実際にこういう教育を受けて育ったんだろうと思われます。
    
    私の持っていた子供向けの本ではピクウィック・クラブやキャンプ・ローレンスの話は省略されていて、中学生ぐらいのころに全訳に近い版も読んだ覚えがありますが、キャンプ・ローレンスについてはまったく記憶なし。メグがブラック先生とともにドイツ語の詩を読む

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    2020年11月19日
  • 若草物語 1&2

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    北澤平祐さんのイラストが大好きなので、ジャケ買い。
    若草物語は、子供の頃に絵本で読んで「髪を売るエピソード」をなんとなく知っていた程度だったから、初めてちゃんと読んだと言ってもいい位。

    物語と共にたくさんの教訓をもたらしてくれるストーリーだった。
    150年以上前の話だから「男は男らしく、女は女らしく」というような現代の価値観には若干合わなくなってきたところもあるが、今の生活にも当てはまる教訓も多く、ずっと読み継がれているのも納得。

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    2020年06月02日
  • 若草物語 1&2

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    ひとりっ子の私にはめちゃくちゃ憧れの四姉妹‼
    ︎家族で助け合い、慎ましくも愛に溢れた毎日が魅力的。大人になってから読んでも女性の生き方について学びをもらえます。
    1と2が一気に読めて表紙も素敵な愛蔵版です。

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    2020年04月25日
  • 若草物語 下

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    150年前の作品とは思えないくらい、主人公の4姉妹たちが身近に感じた。
    映画の公開までに続編も読みたい。

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    2020年04月20日
  • 若草物語 1&2

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    動く絵画のような、枯れない花のような物語だった。
    愛は惜しみなく与えるもの、いつも心に光を灯すこと、経験を恐れないこと、笑顔を忘れないこと。どんな選択にも優劣はなく、どんな人生もそれぞれに素晴らしく、認め合うこと。
    読み終える頃には姉妹がまるで友達のように心にいた。

    個人的にはやっぱりジョー贔屓で読んでいたけど(望んで選んだ人生なのに自分だけが取り残されていくような寂しさ、まじでそれなジョー!)姉妹はみんな魅力的だった。ベスのようなキャラクターに弱い。
    そして姉妹の人生もそれぞれに、切なさ苦しさを丸ごと愛に変えてしまうローリーのポジティヴさよ…
    ローリーの愛の帰結がだいぶアクロバットだったの

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    2020年04月19日
  • 若草物語2 夢のお城

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    ネタバレ

    子どものとき、おそらくは抄訳で読んでいた若草物語。こちらの第二部の内容は記憶にないので、たぶん第一部だけの抄訳だったんだろう。でも、ベスは第一部で亡くなるものだとずっと思っていたので、記憶がどうやってごっちゃになったのかふしぎ。ローリーはジョーと結婚させてほしいと多くの読者が望んだのにそうはしなかったオルコット。残念な気もするけれど、似たもの同士でぶつかり合うから、というジョーの気持ちもわからなくはないかな。オルコットは生涯独身だったそうだけれど、ほんとうはこうして父に似た人と添い遂げたかったのかもしれないなと思った。

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    2014年08月08日
  • 8人のいとこ

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    ネタバレ

    ローズといとこたちとおじさんの楽しい日々。

    身寄りを亡くしてアレックおじさんに引き取られたローズ。7人のいとこたちと一緒に新しい生活が始まる。

    『若草物語』のオルコットってこんな物語も書くんだ。男の子たちの個性がいろいろで、その中心にいるローズが皆に愛されている。きっといつの時代の読者もローズに憧れたり、いとこたちの品定めをしたりして楽しんでいたのだろう。

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    2025年08月07日
  • 若草物語 上

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    南北戦争時代のアメリカ北部に住むマーチ一家の四姉妹の成長を描きながら、勤勉さや女性の自立などについても示唆している作品です。
    著者ルイーザ・メイ・オルコット自身も北部出身であり女性の権利活動していたそうです。

    作中ではマーチ夫人が女性の自立を認め、姉妹たちを暖かく見守っている一方で、保守的な価値観を持つマーチおばさんが対照的な存在として物語に深みを与えています。

    姉妹たちの個性や暮らしぶりを楽しめる本だと思いますが、当時の時代背景などもふまえて読むことで面白い問いが浮かんできて味わい深くなると思います。

    例えば作品は出版直後から好評を博し、アメリカ全体で人気となりました。しかしアメリカは

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    2025年04月26日
  • 若草物語

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    どんな話だったかなーと思って再読

    エイミーがジョーの小説を燃やす所は傍目に見ても苛立ってしまった。

    貧乏とか言いながらドレス着てたりケーキ食べてる所に目がいってしまった。作者が伝えたい事とはズレた読書だけど、まあ人それぞれってことで

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    2024年02月03日
  • 若草物語 1&2

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    うーん、やっぱりジョーの恋愛観が納得できない!
    ベア先生はとっても良い人だけど…(これは映画を観た時も思ったんだけど)ローリーをもっと大切にして欲しかったなぁ…

    あとは、必ずしも“結婚”だけが女の、人にとっての“幸せ”じゃないとわたしは思っているので、ラストに納得いかないのかなぁ…

    この家族から学ぶことがたくさんあったことは、確かです。

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    2022年05月16日
  • 若草物語 1&2

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    ネタバレ

    若草物語は、4人姉妹の物語です。4人は、幸せに暮らしていましたが、貧乏でした。お母様は、とっても素敵な方でした。4姉妹の、名前は、上から順に、メグ、ジョー、ベス、エイミーと いいました。お父様は、従軍する牧師でした。物語の始まりは、クリスマスの頃でした。お母様の、クリスマスプレゼントは聖書でした。姉妹は、1日に1ページ読むことにしました。お隣は、おじいさんとローリーという男の子でした。メグ達は、ローリーとなかよくなりました。ローリーは、ジョーに恋しておりました。それから数年後、ローリーはジョーではなくエイミーの方が好きになり、ローリーとエイミーは、結婚しました。私は、ベスが、なくなってしまった

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    2020年12月20日