ルイザ・メイ・オルコットのレビュー一覧
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『若草物語Ⅰ』(『若草物語1仲よし四姉妹』)
巡礼ごっこ,メリー・クリスマス,ローレンス家の少年,それぞれのなやみ,おとなり同士,ベス、美の宮殿へ,エイミーの屈辱の谷,ジョー、魔王に会う,メグ、虚栄のパーティーへ行く,P・CとP・O,一週間の実験,ローレンス・キャンプ,夢のお城は?,秘密,電報,手紙,ベスの真心,暗い日々,エイミーの遺言状,うちあけ話,ローリーのいたずらとジョーのとりなし,お父さま、お帰りなさい,マーチおばさまのお手柄
「プレゼントのないクリスマスなんて、クリスマスじゃないわ」というジョーの言葉から始まる、美しく素敵な四姉妹の一年間。ジョー(ジョセフィン・マーチ)15歳。最後 -
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本当の幸せというもの
は裕福な家庭にはない。
それは、毎日の食事が
きちんとできる程度の
家庭にある。
至言だなと思いました。
多少の不自由があって
こそ、
ちょっとした出来事が
大きな喜びに変わると
いうものですよね。
物語の舞台は十九世紀。
日本でいえば明治時代
です。
現代は技術の発展から
家事の負担が軽減され
ましたが、
核家族化の進行による
家事の担い手の減少や
共働き化によって、
けっきょく女性の大変
さというものは、
この時代からそれほど
変わっていないのかも
しれません。
とはいえ、冒頭の通り、
多少の不自由は人生を
美味しくするスパイス
だと思うように -
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本書を学校の図書室で
読み首をかしげている
子どもたちに、
大人になって読み返す
といいよって言いたい。
優しい心に溢れた生活
が何ものにも代え難い
ということは、
大人になってようやく
わかるもの。
気難しい老人の凍った
心を溶かす感謝のキス
で胸がいっぱいに♡
癇癪を起こし自責の念
にかられる娘に、
母親が優しく諭す怒り
を鎮める術は、
時代を超え性別や年齢
に関係なく、
すべての人に響く内容
ではないでしょうか。
華やかな社交界の中で
貧しい身なりを惨めに
感じて、
思わず挫けそうになる
メグや、
「これからは良い子に
なります」と誓っては、
すぐにもと通りになる -
Posted by ブクログ
母と4姉妹は、戦地にいる父の無事を願いながら助け合い、仲睦まじく暮らしている。でも、時にはケンカしたり、病気になったりする事も…。困難を乗り越え、4姉妹は成長していく。
かわいくて美しい4姉妹の物語が読めて嬉しいです!ただ、メグの大人への第一歩の話から電報が来るという悪い知らせの話までの間にあった話がはしょられてしまったのが非常に残念ですが…。それでも一応この物語が読めて嬉しいです!
『若草物語』はアニメより原作の方が好きです。アニメではいきなりクリスマスの話とはもっと別の話(しかも原作にないオリジナルストーリーで!)から始まっているし、ベスとエイミーの年齢が変更されているし、ブルック先生の本 -
Posted by ブクログ
約150年前に書かれた物語なのにちっとも色褪せない。
4人姉妹が目の前にいるように生き生きと描かれている。
お父さんは従軍牧師として戦地(南北戦争)に赴き、一家は慎ましい暮らしを余儀なくされているが、お母さんがキリスト教の教えや自分の経験に基づいて娘たちをしっかり導いている。それが、お説教を嫌っているジョーのキャラクターによって説教臭くなく感じられる。
4人姉妹は、それぞれの個性を大切にされていていいなぁ~と思う。特に、ジョーは淑女っぽいのが苦手だがそれを矯正させられることもなく、またべスは学校が苦手なので学校へは行っていない。そうやって素の自分として生きていける。
読者は、4人姉妹の何れかに -
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