松田久一のレビュー一覧
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昨今の若者の消費活動に興味があったので読んでみた。
内容は若者たちの消費動向を様々な切り口から分析しながら、その傾向と動向をわかりやすく説明している。というか、若者たちの消費動向だけでなく、各世代毎の特性と消費動向についての分析も丁寧に記載されていてそのあたりは読み応えがあった。
ただ、内容が本当に様々なデータに基づいた分析とその結果の説明に終始している感があって、途中その分析手法についての説明などがある辺りは正直読んでいてどうでもいい気持ちになった。手法とか興味ないし。
もう少しこうライトな感じで「最近の若者の消費動向ってこんな感じなのよ」という情報が欲しいなぁ、という観点から入ったの -
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Posted by ブクログ
ネタバレ世代の共通意識・特徴
世代とは,同一年代に生まれ,歴史社会的に同じような体験を経て成長することにより同じような価値意識をもち,同じような行動をとる社会集団のことである.
少子化世代(1984~93年生まれ)
親の世代の未婚化,晩婚化によって,同年代の数が少ない.学童期に「9・11アメリカ同時多発テロ事件」や「イラク攻撃」などの世界的事件を体験し,「自分のことを評価してもらいたい」「自分の天職をみつけたい」といった社会的承認欲求の高い世代である.
もっとも強いのが顕示志向,続いて内閉志向,自己実現までの3つの価値意識は全世代のなかでいずれももっとも強い.続いて享楽志向,もっとも弱いのが安心志 -
Posted by ブクログ
若者の消費行動が減っている要因を分析。
1)終身雇用が崩壊
→将来の収入の見通しが立たない。
2)「ゆとり教育」で育ち、「就職氷河期」を経験。
→自信喪失&他人の評価を気にする&その裏返しの上昇志向
結果、
収入の減少リスクに備えて明確な目的のない貯蓄を行い、
高額の耐久消費財の購入は①そもそも高額耐久消費財自体が「かっこいい」ものではなくなった、②耐久消費財を買って周りにバカにされたくない。というような心理的な問題から行われなくなってきていると分析。
全部がその通りと素直に受け入れられない感じはありますが、
別ソースで聞いている話と部分的にはつながるところがあるので、
データー集 -
Posted by ブクログ
シンプル族の反乱を読んでいてたので類似内容かと予想。
一口でいえば同じような内容だろうか。
バブル後世代は、調査では、46%が劣等感が強いとしている。
それはバブル崩壊後の自由競争・スピードという価値観と、
ゆとり教育・週休2日といった雰囲気の違いや、
中高時代のいじめが原因なのだそうだ。
また、当該世代が成人となり個性尊重・価値観の多様化が促進され、
なかなか「ブーム」のような消費に結びつかないこともある。
ファッションやインテリアの関心は高いが、自動車・海外旅行のそれは低い。
これは顕示性のマイナス効果
(見せ合う対象が購入できるものでないと、見せ合いが成立せず、ただの批難になる)
が生じ