あらすじ
どうしたら優れた戦略を立てることができるのだろうか? 何を学び、どんな本を読めばよいのだろうか? それには、戦略の理論や枠組みである「戦略パラダイム」を「企業事例」で学ぶことが近道だ。本書は、SWOT分析、TOWS発想、ポジション(競争地位)による競争戦略、RBV(リソース・ベースド・ビュー)、機動戦略(ロングテールやフリーミアムなど)、市場プラットフォーム戦略の6つの戦略パラダイムを、52社の企業事例から学ぶ。
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Posted by ブクログ
表紙に52社としているが、一部重複して46のショート事例に収斂して戦略解説しています。ショート分析なので、"徹底分析"という言葉は?
本書では戦略パラダイムを五つに分類している。
特に近年の戦略として、競合の裏をとる機動戦略、様々なステークホルダーを同じ土俵へ導きネットワークの外部性効果を用いるプラットホーム戦略。
事例は種類が豊富だが短いため、広く浅く知りたい方にはベター。
自分は、正直物足りない面も…。
しかし、著者の戦略思考の鍛え方の中の"類推法"という思考のフレームワークと、戦略の基礎理論と流行を学ぶ上で推奨していたポーターの"競争優位の戦略"にマルです。
いよいよ、"競争優位の戦略"に手をつける必要性がでてきました。
ただあの本、高価なんですよね〜、、、
Posted by ブクログ
キリン、ゼンショー、成城石井、サムソン電子、HTC、ハローディなど52社の事例にもとづき、
戦略の視点・分析方法等(SWOT分析、5フォース分析等)を紹介。
戦略初心者、学生さんなどの入門書としてはおすすめの1冊。
<備忘録メモ>
・実行力は意思や精神力に依存する
・「筋力=筋肉量 × 神経組織の発達度 」
・「敗北の美学」に陥らない ~日本の悪しき価値観
Posted by ブクログ
コンサルの書いたものは、だいたいつまらなくて、役に立たないものが多いが、本書は率直に良かった。事例が豊富なのと、一つの事例が短く簡潔にまとめられているので、読み飽きない。事例の紹介では、取り上げた企業の売上高・営業利益の推移、それに紐づく重点戦略が表にまとめられていて、これが見やすくてまたすばらしい。これだけ事例が多いと、自分の会社の置かれた状況が類推され、参考になる事例が散見されるのもよいところ。
Posted by ブクログ
沢山の事例がある反面、浅い印象を受けました。また出版から時間が経っていることで、微妙に古くなってしまうところはこの類の本の運命かもしれません。
Posted by ブクログ
戦略やマーケティングのフレームワークを説明した本
50社(事例)も記載されてあるの一つ一つは内容が薄く
あまり参考にはならないような気がします。筆者やその会社の
宣伝が主ではないかと思いました。
宣伝といういみでは何かパンフレットを本にしたような内容でした。
ただフレームワークを体系的に分かりやすく(簡単に)説明している
という面では分かりやすいかな。でもこれで自分が戦略を立てれると
スキルにプラスになるとは思えませんが
でているフレームワークは
①SWOT分析~TOWS発想(プラスPEST・3C)
②ポーターのファイブフォースとバリューチェーン
③RBV
④フリーミアムやロングテールなどの機動戦略
⑤プラットフォーム戦略
戦略を批評者的に(自分のこととは考えずに)だれかに論述する際に
カッコつけるためには最適な本かな・・
Posted by ブクログ
成功には偶然も関係する
3c→swot→tows→4pで考える
トヨタの自動化は.人が加わる自働化である
エヴァーノートは.たくさんアップさせることにより他のものへの移行をしづらくしている。
Posted by ブクログ
松田久一著「戦略ケースの教科書」かんき出版(2012)
*一般的には「組織は戦略に従う」(チャンドラー)という基本原則で考える。しかし、有効性を高めるにはもっと工夫が必要である。会社の組織は、軍隊組織のように規定などのシステムが明確ではなく、もっと穏やかな物だからである。戦略の実行性を高める重要な鍵は、組織や企業文化と戦略との適合性である。