坂井純子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スタンフォード大学で教鞭をとる著者(日本生まれ米国育ち)による、マインドフルネスの諸要素に関する解説書。
内容は、著者がスタンフォード大学で行っている授業がベースで、前半は自己と向き合い内省すること、後半は他者と自分との関係性のなかで自分がどうあることが望ましいか考察するという形式をとっている。
相談援助職としては、人の話を傾聴し共感することの効用というのは一応知っているつもりではいたが、本書のように実践とそれが話し手・聞き手にもたらす効果について詳しく書いてあり、理解が進んだ感じはあります。また、弱さを持つ自分を振り返り、受け入れることが最初に述べられていたこともとてもよく納得できました。
個人的に残念に思った点は、①マインドフルネスは科学的根拠のある~と所々で言っている割に、研究成果に関する記述が少なく、著者の実体験に関する記述が相当に多かったこと(もちろん研究成果を披露することがメインでないことは承知していますが、どんなevidenceがあるのかは気になる。また、体験談にあまり感情移入できなかったことも一因かもしれない)、②訳後の文章にあまりなじめなかったこと(本書は恐らく、著者が英語で記載したものを別の翻訳者が日本語訳したもの。日本語で馴染みのない言葉が多数並ぶことや、単語の順序の問題なのか、ちょっと読みづらい印象でした)。