植本一子のレビュー一覧

  • かなわない

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    冒頭2つの話を受け入れられるかが、植本入門の試験になっている気がする。
    何故かああ、そういう”女”か、と分かるエピソード。
    前半読むのが苦痛だったが、本としては面白い。

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    2018年10月29日
  • かなわない

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    読み進めるのがつらい。どうしてこんなに赤裸々に書けるのでしょう。書かずにはいられないのかな。娘さんたちが心配。
    家族最後の日も一緒に買ったけれど、開けない。

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    2018年09月19日
  • かなわない

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    ネタバレ

    正直な人だなあ。こんなに正直に書けない。だって、人にどう思われるか不安だから。
    子育ての大変さ、よく分かる。著者と全く同じことをよく思うし、同じことをしてしまっていることもある。
    大変さを率直に言いあえて、認め合えて、分担し合えるような社会になったらいいよね。
    子育ては大変だけど、楽しいところ、とても嬉しいところもあって、そんなところもちゃんと書いてある。
    子育ては大変、やりたくないって、この本を読んで思う人がいると残念だけど、著者も書いているように、大変だけど、子どもがもっといたらとも思う、子育てって不思議なもの。
    お母さんとの話も書いてあり、「私はずっと母の子どもでいたいんだと思う」という

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    2018年06月08日
  • 家族最後の日

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    すごく頭の悪そうに思える部分もあれば、はっとして鳥肌が立つ部分もあり、いろんな面が合わさってひとりの人間なんだなあと思った。

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    2018年05月12日
  • かなわない

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    飛行機や新幹線から見るまだ見知らぬ人のただの物語を俯瞰しているに過ぎない。客観視しかされていない、主観が見えないECDが、なのにひたすら格好いい。

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    2018年05月06日
  • 家族最後の日

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    著者のバックグラウンドがわかっていないのもあるかと思うが、周囲の特定人物(特に親父)に対するアタリの強さには正直、理解不能な部分がある。
    あと、フリーランスの人達ってのは独特の人脈命綱社会というか、普通の人が会社等の組織に頼ってる部分を仲間や友達に支えてられて特別負担にも思わない文化なんだな、と。これだけ人を頼るのは俺には無理!と感じましたね。

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    2017年12月01日
  • 家族最後の日

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    前回の「かなわない」に比べ、夫のECDさんが癌になったことで家族で向き合うきっかけができたのは良かったのかな。
    自分が今まで自由でいられたのはECDさんのおかげだったのだと気づき、改めて大切さがわかった様子。
    相変わらずお母さんとの仲が険悪なのが残念だが、親子は大なり小なりいつになっても反発し合う面はあると思う。
    ある程度の年齢になったらある程度の距離を置くことも大切なのではないだろうか。

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    2017年07月22日
  • 家族最後の日

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    ネタバレ

    淡々とした日記のなかに、媚びへつらわない正直な毎日が、想いが、詰まっている。

    「写真を撮っているとき、そして文章を書いているとき、私の精神は安定している。そのときは誰にも依存せず、自分一人で立っている気がする。」

    そう言う筆者の植本さんにとても共感する。
    一人で立つ、ということばがよく出てくる。自立、自律?
    一人で立たなければいけないと私もずっと思っていたけれど、本当にそうなのだろうか。
    人という文字は、人と人が支え合っている様子を表しているなんていうけれど、その角度というか、支え具合、支えられ具合はフレキシブルに変化していくのが理想だと思う。常に寄りかかっていなくても良くて、でも立ってい

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    2017年07月01日
  • 家族最後の日

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    「家族」をテーマにしたエッセイというか、日記。誰かが勧めていたのを見て読みだしたのだけれど、よくよく考えると「かなわない」は読んでないし、植本さんの写真はちゃんと見たことないし、ECDも石田さんのラップも聞いたことはない。
    冒頭の広島の母との話で、「あぁ、最後ってこういう意味か」と思って読んでいたけれど、大半は法律上の夫である石田さんがガンで入院してから2か月ぐらいの諸々。どうしたって子育ても続くし、日常はしんどいし、不安も、疲れも、まぁ読んでて楽しくなるものではない。万人受けしないものだと思うけれど、個人的には読み進めずにいられないものでもある。
    タイトルの「最後」に絡めていうならばどこかで

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    2017年03月23日
  • 家族最後の日

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    「かなわない」で文章がすごく好きだと思った植本さんの新著。

    旦那さんである石田さんが癌だということが分かり、この先どう頑張っても終わりようのない日々の始まりが少し書かれている。

    前作との比較になるが、文章からはだいぶ落ち着いたんだな、ということがうかがえる。前は文章もすごく凶暴で乱暴で、怖かったのだ。感情をぶんぶん振り回し、子供のように泣く一子さん、怖かったけど好きだと思っていた。

    読みながら「家族最後の日」の意味を考えた。それはあとがきで明かされているのだけれど、そうかあと納得できた。家族を二つ持つことの意味を、私はまだまだ理解出来ていなかった。

    読んで心が不思議と落ち着いた。、

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    2017年02月22日
  • 降伏の記録

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    ひとと向き合うって難しい。
    向き合っているつもりでも、人が違えば向き合えていないと捉えられたりする。
    相手に何を求めるか、はっきりとわかるには時間がかかるよね…
    植本さんは十年かかってこの書き下ろしエッセイの考えになっている訳で…
    難しい。自分も旦那や子どもとどんな関係になりたいか、いつか後悔しないようちょっとずつ考えたいと思う。

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    2024年06月15日
  • 家族最後の日

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    実母との別れ方、わかる気がする…
    絶対似たようなこと高校生の歳で自分もやってる…
    親子だからこそ相手に期待する分、関係が難しいところはあるなぁと改めて思う。

    義弟の自殺、方法が壮絶すぎる…
    やはり人間、思い詰める時は人間関係に由来することは多いんだろうな、、

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    2024年06月13日
  • かなわない

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    赤裸々な文章とはこのこと、っていう感じ。

    この日記を書かれた時の年齢も自分と近く、広島出身ということで白バラ牛乳や木次乳業もちらっと登場するのが嬉しい(島根出身の自分)。
    と、途中までは思っていた。途中までは…
    子どもに当たってしまうことや、親との確執など、全部他人事とは思えないエピソードが後半は多い…不倫まで。てんこもり。

    ECDがどうなるか、先に知っているが故に、色々思いながら読んでしまう部分もあった。

    幼少期の体験から自己肯定感が低いのが全ての原因、と『ちひろさん』の作者にも言われている。
    子どもを愛したら、愛されなかった過去の自分が嫉妬する。わかる気がしてしまう。
    自分も母や父に

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    2024年06月06日
  • 愛は時間がかかる

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    自分を変えたい、もう少し生きやすくなりたい__過去のトラウマに向き合うためのカウンセリング記録。時間が経って、立場が変わった今だからこそ理解できることもある...あれは愛だったのだと。

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    2024年05月05日
  • 愛は時間がかかる

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    人の人生の大事な宝物を読ませてもらってる気持ちになります。素直に感情を表現されているので、自分が同じ状態にあったときにすごく救われました。
    本筋と全く関係ないけど、植本さんの本を読んでいるとお腹が減ります。すごくおいしそうに描かれるので、夜中に読むのはおすすめできません。

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    2024年03月12日
  • 降伏の記録

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    予想外のラストだった。
    「向き合う」とはどういうことなのか、ずっと理解できずにいる。自分も他人も本当の気持ちなんて一生わからないし、「向き合ってほしい」という気持ちも結局エゴな気がする。から、私は石田さんを責めることができない。
    ほとほと人間と一緒にいるって難しい。めげそう。

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    2024年02月17日
  • 家族最後の日

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    「かなわない」のあと、少し救われ落ち着いた様子でよかった。けれど、だからこそ石田さんのことが苦しかった。まだこの先も読ませていただきます。

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    2024年02月06日
  • 愛は時間がかかる

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    3ヶ月にわたるトラウマ治療の記録。
    治療を重ねるごとにパートナーとの向き合い方が変わり、その心の動きが手に取るようにわかる、読みやすい本だった。
    突飛な言い回しや表現はなく、平易でシンプル。だからこそ、作者がまるで自分の身近な人かのような親近感もあった。

    トラウマ治療の手法や経過は興味深いものだった。光の点を目で追うことで脳を刺激することで、トラウマの原因になっている情景を思い出し、新たに捉え直すというもの。現在起こっていることに対する対症療法ではなく、過去に向き合い直す根本治療。そういう治療が世の中に存在すると知っておくことは、心のお守りになった。

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    2023年12月24日
  • 愛は時間がかかる

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    カウンセリングに通い、何を感じたかを日記でまとめている内容。
    あくまで日記なので等身大で飾らず、ありのままを書いている。
    カウンセリングで自分の弱さと向き合う体験がどのような感じなのか著者の視点がわかります。

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    2023年07月09日
  • 愛は時間がかかる

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    こんな治療法があるなんて!光を目で追って、記憶から感じる感情がかわってく。おもしろいな。
    植本さんのいつもの日記とは、かなり違う印象でした。

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    2023年06月16日