植本一子のレビュー一覧

  • かなわない
    冒頭2つの話を受け入れられるかが、植本入門の試験になっている気がする。
    何故かああ、そういう”女”か、と分かるエピソード。
    前半読むのが苦痛だったが、本としては面白い。
  • かなわない
    読み進めるのがつらい。どうしてこんなに赤裸々に書けるのでしょう。書かずにはいられないのかな。娘さんたちが心配。
    家族最後の日も一緒に買ったけれど、開けない。
  • かなわない
    正直な人だなあ。こんなに正直に書けない。だって、人にどう思われるか不安だから。
    子育ての大変さ、よく分かる。著者と全く同じことをよく思うし、同じことをしてしまっていることもある。
    大変さを率直に言いあえて、認め合えて、分担し合えるような社会になったらいいよね。
    子育ては大変だけど、楽しいところ、とて...続きを読む
  • 家族最後の日
    すごく頭の悪そうに思える部分もあれば、はっとして鳥肌が立つ部分もあり、いろんな面が合わさってひとりの人間なんだなあと思った。
  • かなわない
    飛行機や新幹線から見るまだ見知らぬ人のただの物語を俯瞰しているに過ぎない。客観視しかされていない、主観が見えないECDが、なのにひたすら格好いい。
  • 家族最後の日
    著者のバックグラウンドがわかっていないのもあるかと思うが、周囲の特定人物(特に親父)に対するアタリの強さには正直、理解不能な部分がある。
    あと、フリーランスの人達ってのは独特の人脈命綱社会というか、普通の人が会社等の組織に頼ってる部分を仲間や友達に支えてられて特別負担にも思わない文化なんだな、と。こ...続きを読む
  • 家族最後の日
    前回の「かなわない」に比べ、夫のECDさんが癌になったことで家族で向き合うきっかけができたのは良かったのかな。
    自分が今まで自由でいられたのはECDさんのおかげだったのだと気づき、改めて大切さがわかった様子。
    相変わらずお母さんとの仲が険悪なのが残念だが、親子は大なり小なりいつになっても反発し合う面...続きを読む
  • 家族最後の日
    淡々とした日記のなかに、媚びへつらわない正直な毎日が、想いが、詰まっている。

    「写真を撮っているとき、そして文章を書いているとき、私の精神は安定している。そのときは誰にも依存せず、自分一人で立っている気がする。」

    そう言う筆者の植本さんにとても共感する。
    一人で立つ、ということばがよく出てくる。...続きを読む
  • 家族最後の日
    「家族」をテーマにしたエッセイというか、日記。誰かが勧めていたのを見て読みだしたのだけれど、よくよく考えると「かなわない」は読んでないし、植本さんの写真はちゃんと見たことないし、ECDも石田さんのラップも聞いたことはない。
    冒頭の広島の母との話で、「あぁ、最後ってこういう意味か」と思って読んでいたけ...続きを読む
  • 家族最後の日
    「かなわない」で文章がすごく好きだと思った植本さんの新著。

    旦那さんである石田さんが癌だということが分かり、この先どう頑張っても終わりようのない日々の始まりが少し書かれている。

    前作との比較になるが、文章からはだいぶ落ち着いたんだな、ということがうかがえる。前は文章もすごく凶暴で乱暴で、怖かった...続きを読む
  • 愛は時間がかかる
    自分を変えたい、もう少し生きやすくなりたい__過去のトラウマに向き合うためのカウンセリング記録。時間が経って、立場が変わった今だからこそ理解できることもある...あれは愛だったのだと。
  • 愛は時間がかかる
    人の人生の大事な宝物を読ませてもらってる気持ちになります。素直に感情を表現されているので、自分が同じ状態にあったときにすごく救われました。
    本筋と全く関係ないけど、植本さんの本を読んでいるとお腹が減ります。すごくおいしそうに描かれるので、夜中に読むのはおすすめできません。
  • 降伏の記録
    予想外のラストだった。
    「向き合う」とはどういうことなのか、ずっと理解できずにいる。自分も他人も本当の気持ちなんて一生わからないし、「向き合ってほしい」という気持ちも結局エゴな気がする。から、私は石田さんを責めることができない。
    ほとほと人間と一緒にいるって難しい。めげそう。
  • 家族最後の日
    「かなわない」のあと、少し救われ落ち着いた様子でよかった。けれど、だからこそ石田さんのことが苦しかった。まだこの先も読ませていただきます。
  • 愛は時間がかかる
    3ヶ月にわたるトラウマ治療の記録。
    治療を重ねるごとにパートナーとの向き合い方が変わり、その心の動きが手に取るようにわかる、読みやすい本だった。
    突飛な言い回しや表現はなく、平易でシンプル。だからこそ、作者がまるで自分の身近な人かのような親近感もあった。

    トラウマ治療の手法や経過は興味深いものだっ...続きを読む
  • 愛は時間がかかる
    カウンセリングに通い、何を感じたかを日記でまとめている内容。
    あくまで日記なので等身大で飾らず、ありのままを書いている。
    カウンセリングで自分の弱さと向き合う体験がどのような感じなのか著者の視点がわかります。
  • 愛は時間がかかる
    こんな治療法があるなんて!光を目で追って、記憶から感じる感情がかわってく。おもしろいな。
    植本さんのいつもの日記とは、かなり違う印象でした。
  • かなわない
    放射能の話とか、育児の話とか、熱出してすぐ点滴してもらおうとか、好きに慣れないタイプの人だった。自己中心的にに生きすぎてるなぁと。
    確かによくこんなに赤裸々にかけるなというのはある。
    ブログの部分は同じことの繰り返しが多くて、長いなと思った。
    エッセイや先生とのやりとりは面白かった。
    自分の中では自...続きを読む
  • かなわない
    フォローしている方のおすすめで読んだ。震災後、放射能に怯えながらの子育て、日記とエッセイでできている。
  • コロナ禍日記
    緊急事態宣言真っ只中の日記なので、仕方ないけれど、先の見えない日々を辛い辛いと書いている日記が多くて、読んでるうちに苦しい気持ちに。
    職業や住んでいる場所も偏りがあるように感じて、コロナ禍の日記集としては、「仕事本」の方が私には面白く感じました。