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Posted by ブクログ
日記の後半あたりで好きな人が出来ちゃってるのが丸わかりで笑った。外出は多くなるわ、子供や石田さんの様子は殆ど出てこなくなるわ。こうして包み隠さず本にするだけあって、日記にそれがダダ漏れです笑
著者に打ち明けられる前にブログを読んでいた石田さんもわかってただろうな、こりゃ。
結婚していても好きな人ができてしまうのは仕方ないよなーとは思うものの、自分に置き換えて考えてみるとそれも夫や子供などがあるからこその余裕というか遊びの部分という気がする。結局そこに帰れるからかなと。正直、1度離婚してみても良かったんでは?と思うけれど、石田さんの言う通り"変わると思ってた周りが何も変わらなくて1番自分が傷付く"という結果になっていたとあたしも思うなぁ。
ありきたりだけれど、自分に似た人ってやっぱ付き合い難く真逆の人が相性が良いんであろう。ずーっとフラットで変わらない石田さんの安定感たるや。そこがイラついてしまうのもわかるんだけど、彼氏と著者は似過ぎていてどこまでも落ちていく感じが不安で怖い。
他人が好きになった人のことを知りもせずに批判するのも何ですが、彼には敵わなくないと思う。石田さんには、うん、敵わないね笑
Posted by ブクログ
写真家であり、ラッパーのECDの奥さんの日記と私小説のような短文集。
以前『働けECD〜わたしの育児混沌記』を読んで、面白かったので、その続きのつもりで、軽い気持ちで笑って楽しもうと読みだしたが、見事裏切られ腹にズシンとくる内容だった。
筆者の植本さんがこの日記で、「働けECD」の続き物にしたくなかったと書いているように、自分自身を全面にされけ出した本になっている。「女」全開。「自分」全開。
ただただ、ブラックホールのような、マグマのようなパワーに圧倒される。
最初の頃の日記は育児に翻弄される筆者の、もうどうしようもない育児の悩みがつづられる。保育園の先生にも心配されるようになる。子育て中は、みな似たような体験がある。育児とは本当に大変なもので、孤独なもの。自分自身を追いつめるものである。その点で非常に共感できる。外では涼しい顔しているけど、家の中では散々もがき、必死に育児している。そんな等身大の母親(基本的に世の母親達は、皆自分なりの母親像になれなく、もがいていると思う)として応援がしたくなるし、子育ての親として背中を押してもらえるような元気をもらえる。
ただ、今度の本はそれだけでは終わらない。母親との確執、その関係から自分の子供との関係、距離感へ。段々と精神的に追い込まれ、いつの間にか好きな人ができ不倫しつつ離婚をしたいといいながらECDとは別れられず、漫画家の先生にカウンセリングを受けるに至る。
私小説を読んでいるような、どこに行ってしまうのだろうと、まさに生きながらこの人自体が文学という趣。
母親という目線でみると、理解できない部分が多々あるが、この人の日記(ブログ)は正直にさらけ出されていて、描いてある内容はメランコリックなのだが、ある意味すごい強さがあるなと思う。永遠の10代のような純粋さと鈍感さを併せ持つ。
何はともあれECDが、だらしないゴロツキでもなんでもなく、包容力のある不器用な男として魅力あふれて感じられる。
やはりこの本の裏に流れるテーマはECDなのだと思う。ECDという存在なしに植本さんの心情だけでは、ここまで惹きつけられて読めないのではないだろうか。
そして、今年の初めにECDが亡くなった。
改めてYoutubeでラップを観て、カッコよさに痺れた。
動画で子供たちと映るECD(石田さん)のシャイな笑顔に、入院時のさみしげな目つきに、惹きつけられた。
残った子供たちと一子さんが幸せに生きていけるように。本の題名のように「かなわない」ことが世の中にはたくさんあるけど。
ちなみに、一子さんに日記にでてくる本には、あたりが多い。つげ義春の奥さんの藤原マキ「私の絵日記」が紹介されていたが、つげさんもびっくりの面白さ。一子さんもだけど、アーティストの奥さんはやはり只者ではない。
Posted by ブクログ
前半、読んでいてとても苦しくなった。
わたしもちょうど母との関係に悩んでいたし、これから子どもについて考えていたから。
わたしと似ているところを感じるから、苦しくなる。
同じ心の状態だったことがある。
植本一子ってとっても自由な人なんだ。
そんな人が子育てしたらきっととっても大変なんだろうな。羽を折られたような感覚。
飛びたくても飛べない、それは彼女にとって拷問に近いんだ。
わたしも27歳までそんな生活に憧れていた。
今のわたしは29歳。地に足のついている生活が、たまらなく愛おしく感じている。
わたし自身がドラスティックに変わっていった年齢を、植本一子という他の人生で垣間見ることができた。
時代の違いも楽しい。変わっていくもの、変わらないもの。
わたしも小田急線沿いに住んでいたので、聞き慣れた名前が嬉しい。
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