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Posted by ブクログ
久々にハードカバーの本を一気に読みました。
最後まで悲しく苦しかった。
特に母親との確執は自分とも重なり胸が痛んだ。
悪気なく人を傷つける人は一番キツイ。
互いに傷つけるしかないのであれば離れるのも大切なこと。
でも少し母親の気持ちも聞いてみたくなった。
実家のちらし寿司、本当はみんなで食べたくて待っていたのでは?とか。私も「お手伝いじゃない」と叫んだことがあるので。
ご主人のことは病の恐ろしさとそれを受け入れるしかない家族の気持ちが赤裸々に書かれていて親の病を思い出していた。大切な人が病んでいるのを見るのは本当に辛い。
シッターの村上さんとの心の行き違いは似たもの同士だから起こる行き違いのようでこれまた苦しかった。著者は本質的にとても私と違う方なのだけれど、共感する部分も多くまた驚くことも沢山あり、一つの映画を観たような気持ちになりました。
Posted by ブクログ
ここのところ何ヶ月もかかって1冊読むことが続いてたが、夜更かししてまで数日で読んでしまった。そしてハマった。これは前作も最新作も、はたまた石田さんの本までも買う勢いだ。
この本に出会うタイミングも良かったのかもしれない。若い頃だったら、未婚だったら違ったかもしれない。今のこの時にはドンピシャだった。
本業の写真もとても素敵。(本には関係ないが、個人HPのTOP写真がグッときた)
何かと非難されてるようだけれど、取り立てて目くじら立てるようなことあったかな?
これは日記だし、好きとか嫌いとか辛辣な言葉が、本音があって当たり前では。全てに共感はしないけれど、ほぼほぼ、あ〜わかる〜と思った。
こういうドロっとしたのみんな心に無いのかね?みんなそんなにピュアで優しいのか…
でも不愉快に感じたり、合わない人もそりゃいるだろう。面白いよ!とこの本を勧めたところで、どこが?とか嫌な気持ちになったって言うであろう人が数人は思い浮かぶもの。。。
あー!とにかく、今の勢いで他の本も読みたい!
すぐに手に入らない環境でイライラするほど笑!!
Posted by ブクログ
ーーー絶対に、死なれてはならない。ーーー
またとんでもない本が一冊この世に産声を上げた。
家族最後の日、と題された本書は、三人の家族との最後をそれぞれ記している。
母、義弟、そして夫の石田さんだ。
それぞれ何が「最後」なのかも形が全部違っている。
SNSをフォローしているので、あのときのツイートの裏面でこんなことを考えていたのか、こんなことが起きていたのか、と、彼女のその時の心情を思うと、とても、かなしくなったりした。
誰かに対して何かをおもうことについても、日々、日常生活で自分も誰かを無意識に傷つけたり傷つけられたりしているのだろう、といろんなことを考えさせられる。
表面上こうだったからって、人間の心情がそうとは限らない。そんなアタリマエのことをまっすぐに書いている。
石田さんのことで「どうしよう」と思っているのに、石田さんにメールしそうになったり、
お母さんに泣きつきたいとおもったり、TwitterやInstagramのフォロワー数だけが伸びていったり、よくないのにたくさんのいいねをもらったり、でもそこは書けなかったり、ほんとうにほんとうに、植本さんは文章で、写真で、生きる痕跡を残していく。
石田さんのネタで稼ごう!死ぬ前に一花咲かせよう!という発想など、笑けてしまう。
下の娘(えんちゃん)の「とにかくちからをあわせなきゃいけない」など。
石田さんの音楽仲間たちや、シッターをしてくれている仲間たちの話も、ただただありがたかったり、え、とおもったり。
生きているし、生きていく。
ヘビーだけど光がある。
Posted by ブクログ
実母との絶縁、義弟の自殺。夫への突然のがん宣告。
「かなわない」から事態は急転する。
手術後、ICUにいる石田さんを見舞った帰り道、疲れて、弱って、誰かに吐き出したいがその相手が見つからない。筆者はふと石田さんにメールしそうになる。そして、気づく。石田さんの携帯はいま、自分が持っている。貴重品は家族が預かることになっているから、今朝から持たされたのだ。
「石田さんにはいま、どうがんばっても届かない。届けられなくなる日が来るかもしれないと思うと、涙が出そうになった。……p.164」
この箇所で何回も泣いてしまう。「かなわない」では泣かなかったのに、これはダメだ。
石田さんはいいとして、親父や義弟や実母のこと、シッターの村田のエピソードなどは、ここまで赤裸々に書いちゃっていいんだろうかと心配になる。が、書いておかないといけない、書かずにはいられないという植本さんの気迫が文章を通して伝わって来る。
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