植本一子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者のエッセイは全て読んだし持ってるのもあり、ファンである
今回はトラウマ治療とのことで、今までよ全然違って、後半は正直パラパラだったが、素直で正直な普通の生活がかえって、らしくて良いなと思う
カウンセリングって敷居の高いものとか、ほんとにヤバくなった精神的に、とかの前に行くもののようなイメージもあるが、海外ではごく一般的だし、私もいつか何かにつまづいたり、人には言えないけど誰かに聞いてほしいことや経験したことのない絶望が訪れるかもしれないこの先、カウンセリングは一つの希望だと思った
同じ世界のいまどこかで、こうやって悩みながらも一生懸命に生きてる人たちはたくさんいるわけで、自分もその1人だと思って、小さくも自分も自分の道が地道に続いてく日々の生活を噛み締めたいと思いました -
Posted by ブクログ
赤裸々な文章とはこのこと、っていう感じ。
この日記を書かれた時の年齢も自分と近く、広島出身ということで白バラ牛乳や木次乳業もちらっと登場するのが嬉しい(島根出身の自分)。
と、途中までは思っていた。途中までは…
子どもに当たってしまうことや、親との確執など、全部他人事とは思えないエピソードが後半は多い…不倫まで。てんこもり。
ECDがどうなるか、先に知っているが故に、色々思いながら読んでしまう部分もあった。
幼少期の体験から自己肯定感が低いのが全ての原因、と『ちひろさん』の作者にも言われている。
子どもを愛したら、愛されなかった過去の自分が嫉妬する。わかる気がしてしまう。
自分も母や父に抱きしめて欲しい時が多々あったのに一度も抱きしめてもらえなかったと記憶している(本当に一度もなかったかはわからないが、母も3歳くらいから抱きしめた記憶はないと言う)
また、好きなものも否定された記憶は濃く残っている。
すごく寂しかったが、私は祖母が代わりに抱きしめてくれたのが救いだった。
そのため、自分の子どもには抱きしめてあげたいし、祖父母(私から見た義父母)ともたくさん関わって、なんなら時々は私の悪口を言ってくれてもいいと思っている。
今自分の子を目一杯愛せて嫉妬することがないのは、やはり祖母に感謝したいところ。
母も仕事で忙しく(高卒で、今は課長になっているくらい)、ストレスもあり、しょうがなかった部分はあると思うが、だからと言って子どもに受け入れろよと言うのも違うと思うし、そう言う考えを肯定してくれるカウンセリング、、
読んでいるだけで心が軽くなった。
そして子どもに対しての態度、気をつけなくてはと身が引き締まった。
自己肯定感…やはり子育ての課題だなと改めて思う。 -
Posted by ブクログ
3ヶ月にわたるトラウマ治療の記録。
治療を重ねるごとにパートナーとの向き合い方が変わり、その心の動きが手に取るようにわかる、読みやすい本だった。
突飛な言い回しや表現はなく、平易でシンプル。だからこそ、作者がまるで自分の身近な人かのような親近感もあった。
トラウマ治療の手法や経過は興味深いものだった。光の点を目で追うことで脳を刺激することで、トラウマの原因になっている情景を思い出し、新たに捉え直すというもの。現在起こっていることに対する対症療法ではなく、過去に向き合い直す根本治療。そういう治療が世の中に存在すると知っておくことは、心のお守りになった。 -
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2020年8月に出されたものなんだけど、あの時、皆どんなことを思って生活していたのかが急に気になって、読んだ。(強いて言うなら、目当てはニコ•ニコルソンさんかな……)
円城塔さんの日記では、高確率で同じ本を読んでいて、なんとなく辿っていっている思考のようなものにまで触れられた気がした。
定期的に来る、母親からの父親一周忌お知らせメールは、笑っていいのかいけないやつなのか、ちょっと難しい。
アメリカやヨーロッパに住んでいる日本人筆者の日記では、自分たちが急に差別の対象となったことへの気持ち悪い違和感が書かれていた。
同時に、星野源のMVに対する怒りのコメントもかなりの割合で入っていることに、驚いた。
私には、どこからどこまでが呑気の範囲で括られるのか、よく分かっていない。
さらに自分に想像力がないなと思ったのは、ワンオペ育児と書いている人の日記だった。
この時期に、新生児を抱えて日々過ごすことの不安や神経質な思いの一端を知った。
振り返ると、マスク不足で不安に思っていたことは、随分前のことのようにも思う。
検温とアルコール消毒はもはや日常で、目の前に立てられたアクリル板のせいで、向かいの人が何を話しているかも、もう聞こえなくなった。
そんな世界でも、相変わらず私は、誰かから見ると呑気な生活を送っていて。
そしてその誰かは、世間を社会を恨んで絶望して、今にも生きることを諦めかけているかもしれない。
見えないことを推量することの意味は、結局、見えることには敵わないのだろうか。
無力にも、ただ問うことを繰り返している。 -
Posted by ブクログ
また読んでしまった・・・
読み終わるたびに『もうこの人の本は読みたくない!』と心から思うのに
忘れた頃にまた、新刊を手にしてしまう。
今回も彼女の心の中は『わたし』で満員だ。
どうして思い通りにならないことがあるたびに
人ばかり頼るのだろう。
丸ごとの自分を人に預けようとする人がいたら
私なら全力で逃げる。
誰といたってどんなに信頼する人がいたって
人間は基本ひとりだ。
自分の感情のお守りを人にさせてはいけない。
でも心をザラつかせながら、
私はまたこの人の本を読んでしまうのだろう。
そのくらい彼女の文章には人を惹きつける魅力があると思う。 -
Posted by ブクログ
青山ブックセンターで平積みしてあって著者のことを知り、夢中になって一気に読んでしまった。読んでいると辛くなり、読んでいない間もずっとこの本のことを考えてしまった。
ガンの闘病生活を送る家族に対する葛藤を、ここまで正直に書いた人は他にいなかったのではないかとおもう。普通は葛藤を書いても、もっと自分を擁護する言い方をしてしまうから。自分の醜い部分を曝け出す一方、周囲に対する批判が少ないのは、著者自身の懺悔の気持ちからではと思った(そんな自分を認めてほしいという気持ちや、商売上手な方なので、インパクトを狙ったというのもあるのかもしれないけど)。
それにしても惹きつける文章で、素晴らしい才能の人を発見してしまったという感じ。実際の本人も、きっと人を惹きつける、魅力的な人物なのだろうなあと思う。
ただ、第三者としてはやはり読んでいてECDが可愛そうになってしまうので、星は3。