一條和生のレビュー一覧
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改めてリーダーシップとは何?と迷子になっていたので読んでみた。
自分がやりたいことに向かって、仲間に影響を与え導くのがリーダーシップである。よって自分らしさがリーダーシップにつながる。人と違うこと、例外になることや間違うことを恐れていては前に立つことはできない。
結論は「自分らしく生きよう」「逆境を資産に自信の価値観を作っていこう」「失敗を恐れずに生きよう」などシンプルで聞き馴染みのある話が多く受け入れやすい。それらがどのようにリーダーシップにつながるか、というところが納得感ある形で書かれており、腑に落ちる。
また、スマホや生成AIなど、現代の生活の一部になりつつあるテクノロジーや習慣に -
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一橋大学の教授が著名な経営者12名にインタビューをしてそれぞれのリーダーシップを語ってもらったものを書籍としたもの。個々人のリーダーシップは暗黙知、言い換えればその人にしかわからないものであるので、それを言葉や文章の形で形式知に変換した本書は価値がある。必読。
リーダーシップは多様なスタイルがある。この書籍にも12のリーダーシップスタイルが書かれてあり、この中から自分に合った最適のリーダーシップスタイルのヒントになるものがある。
藤森義明氏は「リーダーシップは頭でわかっていても、実際にやっている人を見て、真似(実践)してみない限り、リーダーシップが自分の身につくことはない」と説く。
松本晃 -
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各界のリーダーのリーダーシップ体験が述べられている書。安易な一般化に走らず、リーダー自身の学びを迫力のある実体験に基づきながら述べている本書は、非常に説得力があり、自分のリーダーシップの在り方を改めて見返す良い機会となった。
・人はストーリーを語ることによって、過去と現在を結び付け、未来を見通すのである(はじめに)
・自分自身が凝り固まらないよう、常にフィードバックをもらえる体制を整備することでした。(P14)
・資産を最大限活用すること。特に人のポテンシャル。(P34)
・トップは常に疑心暗鬼に陥る自分と向き合わなくてはなりません。説明責任を果たすのは自分だけです。(P144)
・大事なの -
Posted by ブクログ
日本の著名な経営者へのインタビューを中心に構成されており、各人のリーダーシップの捉え方、経営論が多様で非常に興味深い。個人的には、LIXILの藤森氏、カルビーの松本氏、資生堂の前田氏の章が気に入っている。
リーダーシップは終わりのないジャーニーであり、立ち止まって来し方を振返るようになった段階で旅を終える時期という藤森氏は、パワフルに突き進むタイプ。色々と考えているよりも、突き進むべきなんだろう。
各階層ごとに課題解決に取り組んで、周囲を巻き込んでいくことがベースにあり、階層ごとに解決方法をレベルアップさせていくことが必要なんだ。さらには、レベルが上がるごとに、自らできる領域は狭まり、できる人 -
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MBO(Management by Object)目的志向よりもMBB(Management by Belief)思いだな。
昔ながらの組織は、目標管理で業務に当たる。そして会社の売上も数値化していく。
それも決して悪いことではないのだけど、
業務をやっていく中で、個々人はそれぞれの思いというのを必ず持ってやっているはずだ。
「もっとこうしたらいいのに」「ここをこう変えればいいのに」etc.
しかしそれは「目標は○○売りあげること」だからといい放たれ必ずしも改善実現していない昨今ではないだろうか。
必ずしも目標管理も”数字”ではなく、絵を使った評価であったり、”思い”の共有がチームでできたら -
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自分が大切にしたいこと、理想の組織に向かうためのヒントが多かった。[meno]
企業の役割を「知を創造する組織」としてみる知識創造理論においては、社員は単なる作業工数の単位ではなく、知を創造する主体である。知とは「正当化された真なる信念」と定義され、個人の思いをベースに、絶えずより普遍的な真理へ向かうプロセスに支えられている。個人の思い、主観が、知識の出発点なのである。「こうではないか」「こうしたい」「こうありたい」「これが真実ではないか」という個人の思い、ビジョン、問題意識、仮説、あるいは夢が、知の創造のスタートラインなのである。それゆえ、大切になるのが知識の根幹をなす「主観」である -
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経営の中で『思い』を大切にしようという考え。
・仕事に思いを持つと人生が変わる。
・MBOは目標管理の素晴らしいシステムだが、そこには思いが必要。
・仕事は本来、ワクワク感ややりがいや喜びがあるもの。
・自分なりのビジョンを持つ事。そのビジョンを組織にぶつける。
・どんなに素晴らしい技術で正しい認識であっても人類全体の善に貢献しないのであれば知ではありえない。
・思いの質を高める事。
・創造的対話の場を持つ事。
・自分なりの価値観、スタイル、信念を仕事に持ち込む。
・自分の思いをストーリー化させて膨らませる。
・問題意識のリストを作成し、日常の中で発見する。 -
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Posted by ブクログ
Management By Belief
経営者の想い、トップの想いが下を引っ張るマネジメント。
普段、今いる事業部のビジョン、方向性、将来性が見えないと、文句ばかり言っているが、自分がトップだったらどんな世界観にしたいのか、それが無いのも問題だよな、と思った。
あと、MBO=Management By Objectives、論理的なマネジメント、左脳のマネジメントには限界があって、「想い」がないと動かないのにも共感。
MBO的発想では柔軟な発想が出てこず、意外に抜け漏れがある人の方が良い発想がでてくるケースもというのは、大いに思い当たる節がある。笑
ギッチギチのカッチカチな考え方になっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ12人の企業経営者に聞く夫々のリーダーシップ・ジャーニー。力を発揮してきた結果としての地位から経歴を振り返りながら、業界や時代、職場環境によって、また個性によって、様々な物語があり、リーダーシップのスタイルがあることが印象的だった。
著者は、リーダーシップは実務経験を要するマネジメントとは異なるものであること。誰にもリーダーシップが備わっていることを説いており、トップ・マネジメントのストーリーの中でも、入社後すぐに人との関係性でリーダーシップを培っている様子が理解できた。
それぞれに興味深くはあるが、参考情報としての知識と感じられた。
15-201 -
Posted by ブクログ
知人からオススメしていただいた『16歳からのリーダーシップ』。
リーダーシップとは自己犠牲ではなく、自己発揮。やらなきゃよりも、やりたいを。上に立つのではなく、前に立つ。
自分とは何か。なぜ生きているのか。何がしたいのか。
自分を知り、自分を発揮する過程で起こる最初の行為がリーダーシップだという感じでしょうか。
学校という場は、自分がどんな存在で、どんなことがやりたいかについて考える時間なんてなくて、やらなきゃいけないことばかり浴びせられることが当たり前になっているのではないだろうか。
「やりたいことをやる」、「あそぶ」という言葉が、あまり良くない文脈で遣われる学校。
学校に、子どもた