林要のレビュー一覧
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面白かった!!星4.5って感じ!AIの特性や共存方法、脳科学など盛りだくさんの内容を数珠繋ぎで教えてくれる。人間はエピソード記憶により、物心がつくやAIは膨大なデータを全て検証してしまうので、人間なら切り捨てて考えられる事も切り捨てられない。(故にざっくりと方向性がだせる直感が大事)など、とても興味深い内容だとだった。前半は、作者が作ったペット型LOVOTの紹介などがメインだが、そのLOVOTの過ごしたライターの体験記は、凄くうるッとした。あぁ、本当にこの人はLOVOTを愛してたんだろうし、きっと自分もこの様に愛してしまうのはだろうなぁと本を読んで、考えたりも。
読んでよかった一冊になった。 -
Posted by ブクログ
LOVOT 温かいテクノロジー
全身に50か所以上のセンサー 反応を重視 遅延は生き物に致命的
命=思い入れ
直観=解の精度が上がり、計算の負担が減る ←十分な経験=パターン/規則性の発見
ロボットと人間が助け合うことでプリミティブな要求を満たす
人間は生き残る努力が不要な環境では無防備
生産性向上を目的としないロボット そばにいるだけ。
愛着= 目が合う 個体差がある 温かい だんだん懐く
オキシトシン(愛情ホルモン) 手間のかかる存在 信頼関係
分かっているふり=AI
バーバル(言葉)よりもノンバーバルコミュニケーション
意識よりも無意識 オンライン会議 アイコンタクトが成立しない
ドーパミンの出る機会を増やすのがビジネスに
不安と興味と興奮
感情=相手の反応を見た自分の主観
共感=感情の引きずられ 空気読めない=共感しすぎない
不安=未来予測能力 …人間の能力
新しい環境や挑戦に身を投じる経験を自分で選択する
→未来が過去の経験と合致 →平穏へ
クラスタリングと類型化
解像度の高い言葉 文字列のクラスタリング 動画よりも省エネ
物語=時間の流れを伴った情報
AIが人類に近づくためのステップ
1.「着目点」の選択と物語の構築
2.物語の「因果関係」からの編集 :機能的学習から演繹的推論を身つける
3.仮説からの物語の抽象化と「概念」
4.未来予測からの「わたし」の生成 :経験不足=物語不足
5.意識の「共感」 :想像力の源泉
6.コーチング能力獲得
ロボット:自らが生き残ることを目的としない 安定と模範な意思決定
人間 :問いを立てる 探索と学習の施行力
探索的学習
前頭前皮質の発達が完了するまで
失敗しないように生きるすべを30代までに学ぶと その後の挑戦が止まる
成功するまで失敗する挑戦を続ける→大器晩成 -
Posted by ブクログ
読書慣れしている人なら休日に1日で読み切れる本。
はじめ企業内でゼロイチを起こすと言っても命題を孫社長から与えられているので、本当のゼロイチとは違うのではないか?また、私自身はゼロイチ起業を目的として本書に期待したので、会社内での立ち回りや組織の中でゼロイチを起こすことの難点などどうでも良かった。
ただし、それだけではなくきちんとゼロイチのアイデアを生み出すための大事なポイントや、ゼロイチの育て方などの記述は学ぶことがあり、とても参考になった。全体的に字が大きく、重要な部分は太字になっているため、読みやすい。
【この本を読み返す時】ゼロイチを生み出したい時、組織を引き上げながらプロジェクトを進めていくのに行き詰まった時。
ゼロイチを生み出したのは、元々は孫社長。孫社長から声がかかってペッパー開発に関わった事はゼロイチなのか?… と1/3ほど読むところまでは思っていて、つまらなかったが、
「7.不満の多い人ほどゼロイチ向き」あたりから「おっ!」と興味を引かれ「8.制約条件こそアイデアの源である」ところで目からウロコが落ちた感覚をおぼえた。
・アイデアのとっかかりが見つからず途方に暮れたら
制約条件を徹底的に洗い出す、そして「出来ること」を明確にする (これは読んだ前日=昨日、私が主治医にアイデアは沢山書き留めてるけど現実的な飲食ふ
店のことから物理を使った人類未踏の医療技術まで幅広くてどうにもならない、と話した事と繋がってトリハダものだった)
プレゼンが苦手で演技スクールに通った時に「俳優の真似をしようとして失敗。自分の中の父親や自分の中のムードメーカーを引き出すのが大事」これは目からウロコで参考になった。
お客の「隠れた願望」はユーザーに聞いても出てこないが、見たり経験したら欲しくなるようなもの。これをゴールにしなければならない。p.155
何より大切なのは、目指すべきゴールと、そこに至るまでの物語を語り、共感してもらうこと。その共感をベースに「無理難題」を受け入れてもらう努力をすることなのです。p.178
ゼロイチに効率性は危険とはいえ著者のいう、ハードワーカーになることは別じゃないか?p.182
ゼロイチの成否は「意味のある無駄」をいとわず、いかにそれを積み重ねることが出来るか?にかかっている。「誰もやっと事のないゼロイチ」とは、ありうるベストの解を見出すことにチャレンジすること。そこに膨大な無駄が生じるが、それは99%無駄であっても「意味のある無駄」である。これがないと「ベスト1%の解」は得られない。p.183
トヨタ時代、市販車の空気力学の実験で粘土模型→3Dプリンターで作った精密模型にチェンジして、「意味の無い無駄」を減らし、効率的に実験を繰り返しできるようにした話が興味深かった。p.186
重要なのは労働時間ではなく、脳内時間占有率。孫社長の口癖は「脳みそがちぎれるくらい」考え続ける。(メモメモ) p.188
最高の答えを見出すためには、出来るだけ多くのトライ&エラーを繰り返す他ない。ここを簡素化すれば効率的にモノを生み出せるが、ゼロイチを生み出すことは不可能。なぜなら、そのくらいの事は誰かが既にやってしまっているから。「意味の無い無駄」を徹底的にそぎ落とし、トライ&エラーという意味ある無駄を愚直に重ね、「意味のある無駄」を最大化する。これを最速で回し続けることが不可欠。これがゼロイチにおける効率性だ。p.189
一流のレーシングドライバーがテスト走行で、手を抜かない。成功と失敗のギリギリを責めてる。→ 「マージンを取る」ようなコース取りは、他の人も皆やっている訳でゼロイチにならない。かといって、大幅にコースアウトしても「これまでに無かった」けど「誰からも必要とされない」(奇抜すぎて?) ものにしかならない、という部分も興味深かった。p.192
Pepper発表日、あたりまえ体操をアレンジしたダンスを踊るPepperに孫社長は楽しそうに笑って一緒に踊ってくれた。→ 絵が浮かんで微笑ましく孫社長のファンになりそう。p.204
市場調査、ユーザーヒアリング、モニターテスト、ユーザーから寄せられたクレーム。これらは会社にとって大事な資産だが、ゼロイチのプロジェクトでは要注意。ユーザーが教えてくれるのは「既にあるもの」に対する要望や不満だから。改善に活かすことは出来るが、「誰も見た事のないもの」は生み出せない。スティーブ・ジョブズはiPhoneなどのアイデアを生み出すときに市場調査をあまり参考にしなかった、彼自身が欲しいと思ったものを純粋に思い描いたと言われている。ベンチャーの立ち上げでも投資家が気にする事は「オマエは何をやりたいんだ?」ということ。→これはピッチ作りの時に気をつける必要があると思った。p.206
【あとがき】ゼロイチのホットスポットを生きた高度成長期〜バブル期の人々は、「失敗しないように」生きたのではなく、生き抜くためにやれる事はなんでもやってきた世代。戦後の日本は、今日より明日が必ずよくなるという夢を追える、1億総ベンチャーの雰囲気だったはず。その環境は「ゼロイチ思考」を育てる生きた学校だったと言えるのでは無いだろうか。p.215 -
Posted by ブクログ
ネタバレゼロイチに関する本。これも大事なことをいっている。
クロビの顧客インサイトと通じる部分があると感じた。
n=1は深いインサイトであれば、多くの人に通じる部分があるという話。
メモ
・ゼロイチをやろうと行動を起こすことでゼロイチに必要な回路を脳は自ら作り上げる
枠をほんの少し飛び出す練習を重ねているかどうか。
・意識すべきエッセンス
ゼロ位置の主戦場は無意識
プロフェッショナルな素人が最強
おっちょこちょいは美徳
アイデアだけでゼロイチは不可能
計画と無計画の間を進む
失敗してないのは危険な兆候
効率化がゼロイチを殺す
・ゼロイチの魅力は楽しさ。ひらめきが生まれる瞬間、実現したい情熱。そこからは苦しみの連続
・とにかくやってみるから学びが深い。
・チャンスの神様に後ろ髪はない。すぐに捕まえないたあ一瞬で消え去ってしまう
・制約条件は思考の焦点を定めるチャンス。制約を明確化し、アイデアのロケット台に
・中途半端な専門家でなく、プロフェッショナルな素人に。できない理由でなく、できる可能性を
・誰かになろうとするのではなく、自分なりのその対象を見つけ出すこと。自分の内側にあるものを出すことが重要
・他の人と異なるひらまきをしたいのなら、自分の好きなことを集めた偏った経験を積み重ねることが不可欠。
・アイデアのみではゼロイチは生まれず、アイデアの大きさに見合った影響力が必要
・ゼロイチのゴールはユーザーの隠れた願望を設定すべき
・意味のある無駄を最大化することこそ、ゼロイチを実現させるカギ
・言葉を過信しないこと。言葉のイメージは百者百様。具体的なもので見せる
・ユーザーの言葉に答えはなき、言葉の向こうにある想いを解釈すること。自分の頭でそれを考えること。
おばあちゃんの非言語コミュニケーションの事例は秀逸。 -
Posted by ブクログ
研修で企業訪問をすることになったため、事前学習のために購入。今までになかったモノ(=ゼロイチ、イノベーション)を生み出す方法についてまとめた本。
筆者はトヨタでスーパーカー、F1、量販車のエンジニアを担当後、ソフトバンクでPepperの開発に従事。その後、ロボットベンチャーを起業している。ソフトバンクアカデミアの外部1期生でもある。
最近、イノベーションを生み出すための思考法についての本がかなり出回るようになってきているが、大筋は他の本と同様の内容と思う。例えばこんな内容↓
・制約条件を課して考える
・専門家の思考の死角に留意(→素人目線)
・異種の経験を組み合わせる
・失敗の数を重ねる
・ユーザーの声を鵜呑みにしない
この本ならではのポイントは、「組織人として」大組織の官僚的な組織風土に流されず、豊富な経営資源を活用してイノベーションを生み出すポイントを述べているところ。特に組織の新規事業のリーダーとかには共感できる部分が多いのではなかろうか。
・失敗による出世への悪影響を恐れない
・コンフリクトからアイディアを磨く
・トップの無理難題をチャンスにする
・人を動かすのは、情熱と共感(ストーリー)
・イメージ化して言葉の空中戦を回避 -
Posted by ブクログ
【快感】
寝る間も惜しんで、あるいは寝ている時も考えて考えて、ひらめいたときの感覚は何とも言えません。
それだ!
そうだ、そうだったのか!
この何とも言えない感覚。
わたしも小学校低学年まではこの感覚がよくあったように記憶しています。
しかし、最近はほとんどないです。
ひとつのことに集中し、毎日そのことしか考えないという状況がなくなりました。
つぎからつぎへ起きる事柄をどんどんすばやく「さばく」ことが日常になっているからです。
ゼロイチ、わたしは大好きです。
いま世の中に存在しないものをつくりだす。
こんなワクワクすることはないです。
最近、強いてあるのは、後ろ向きな仕事であまり心躍ることはないですが、機械が故障した時にお客様からはクレームを言われます。
しかし、なぜその故障が起きたか真の原因が明確に判明したときはこの「ゼロイチ」の感覚に近いものを感じます。
クレームのためこころは常に重いのですが、そのことばかりを考えてひらめいたときは「そういう事か」という変な快感があります。
新しものをつくりだすという前向きな感じではないところが悲しいですが。。。 -
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レクサスLFRやF1、そしてソフトバンクのpepperなど世の中にない新しいゼロイチとなるものをいくつも開発してきた著者が企業でゼロからイチを生み出す方法を書いた一冊。
著者が様々な経験を経て、世の中にイノベーションを起こしてきたことが本書を読んで強く感じました。
なんでもチャレンジすること、色々な経験をすること、意識と無意識と上手く付き合っていくことなど経験から培われたものがゼロイチを生み出すためには非常に重要であることや正しいことを主張していく姿勢や様々なことにアンテナを立てていくことなども大切なことも著者の経験などを基に本書から学ぶことが出来ました。
また企業がゼロイチに取り組む事の本音や制約の重要性やひらめきのメカニズムやユーザーの声の捉え方についても本書を読んで知ることが出来ました。
ゼロイチを生み出すためには、様々な人を動かしていかないといけないものでもあり、そこでのストーリーの重要性、トップの妥協しない情熱、そして徹底的に考え抜くこと、失敗を恐れないことで革新的な今までにないモノが生み出されるという事が本書で理解できました。
本書を読んで挑戦する事の大切さや今後日本において本書に書かれていた事が非常に重要になってくるであろうと感じました。
また、著者が自らの組織でゼロイチを生み出すべく起業したGROOVE Xでどのようなゼロイチでイノベーション生み出すのか今後が非常に楽しみになった一冊でした。 -
Posted by ブクログ
PEPPERの開発者の1人である著者が立ち上げたGROOVE X社のCEOである林要さんのLOVOTとからめたロボットとの向き合い方。
長かった。400ページを超える思いが連なっている。冷たい技術と思われがちなAIが実はそうではなく、人類との共存の可能性を持つことに触れている。
何の役にも立たないけれどいつかドラえもんのように人類の忍耐強いコーチとなりうる祖先、それがLOVOTなのだという。たしかに機能を求めたらボタンだらけになって今あるものとは違うものになってたと思う。
口がついていないのも、話していて違和感を感じない、それが大事なのだという。感情がパラメータ管理になっているのも面白い。
グループにしても、ゴキブリや犬、LOVOT、どういうグループに分かれるだろう。生物と無機物もいずれはダイバーシティの一つになるという。
LOVOTとは50のセンサーが組み込まれた大変ハイスペックなロボであるのにそれを感じさせない丸みを帯びたフォルムが魅力的。
どうぞ、探索的であれ。 -
Posted by ブクログ
「AIは初めて人類を客観視する第三の存在になるかもしれない。」
テクノロジーの進歩によりAIが人類に代わる存在になるのではないかという不安に関して丁寧に解説されていた。更に上記の言葉がとても関心を引いて、AIには人類とは別の役割として安心して共存出来ると思えた。
人類のコーチとして共に生きていく存在は現代にはとても需要があると思うし、すごく興味深かった。
これまで、機能があって人類を豊かにするロボットはあっても、その逆はなかった。それが今までもロボットとは全く別の効果を与えている。面倒を見て可愛がるだけなのにとてもいい影響があった。
これらを通してAIの見方が変わった気がする。
ドラえもんのような存在が本当に実現するんじゃないかとわくわくした。
しかし、本の内容としてはテクノロジーの話をしているという感覚ではない。ロボットやテクノロジーに興味があって読むなら勧められない。
帯の「ロボットの開発には人間を知る必要がある
」との通り、人類の生き方についての内容ばかりであった。
流石に飛躍した話も少しあった気がする。
また、内容はサブタイトルが多いため読みやすいが、似たような話が多く細かく話が刻まれているように感じた。
その結果今の章ではなんの話をしているのか分からなくなることが多かった。
誤解を招く言い回しを避ける為に、括弧書きで注釈を入れてるような文体であって、少し回りくどい。正直その解説はなくても分かる。 -
Posted by ブクログ
「何故ラボットを作ったのか?」
「何故ラボットは愛されるのか?」
「何故ラボットは人間の言葉を話さないのか?」
それらのクエスチョンに一つ一つ答えていく中で、より大元となる
「何故ひとは“役に立たない”ロボットを求めるのか?」
という問いに対する作者なりの答えが書かれている。
その答えのヒントとなるのは
「何故ひとは犬猫などのペットを愛するのか?」
ということ、らしい。
ラボット、一度だけ複数のオーナーが遊ばせているのを見たことがある。
その時は特に触りたいとは思わなかった。
けどこの本を読んで今、機会があればちょっと触ってみたいと思った。
(しかし欲しくなるんだろうな…こわい)