今西聖貴のレビュー一覧

  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    ネタバレ

    ビジネス戦略の成否は確率で決まっている
    →その確率はある程度まで操作することができる

    p.79
    フォーカスすべきは、競合に対して相対的にプレファレンスを上げること
    p.89
    プレミアム・プライシングは正しい

    p.112
    辛いけれども、正しい意思決定(タフコール)を行わなければならない時、感情は、多くの場合において、邪魔にしかなりません

    p.128
    痛みを自分で背負うことができない人は、より大切な目的のために、大切な別の何かを切り捨てることができない。だから結局何も変えることができない

    p.132
    戦略家は
    ①自分自身の時間をどこに集中して使えば戦果が最大化するか
    ②自分以外の人々をど

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    2025年01月26日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    表題とは逸れるが、森岡さんのリーダーの在り方について取り入れたい考えがたくさんある。
    冷徹さと情熱を両立させ、スタンスをとり矢面に立ち決断し続けられる者こそリーダーに相応しい。
    メンバーに結果を出させられることこそリーダーの存在価値だと心に刻んでいる。

    重要な決断とは、抽象的概念を主観的に知覚可能なものに具現化したアート的な側面があるものの、極限まで分析し尽くされた客観的なデータに立脚するサイエンスを追求すべきである。それこそがプロフェッショナリズムだと思う。

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    2025年01月15日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    難しい。
    数式のオンパレード。特に巻末資料はほとんど理解できなかった。
    ただ、マーケティングの真髄に触れられた気がする。顧客が商品を選択する要因かつ企業側がコントロール可能なのはプレファレンス(選好)であるという論。認知にも種類があるという話。そしていつもの熱い森岡節。
    学びの多い一冊だった。統計学の基礎とマーケティングの基礎を学び直してからチャレンジしたい一冊。

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    2024年06月23日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    # 泥臭くて硬い専門書.
    .
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    マーケティングの具体的な理論を、著者自身の実例を交えて説明してある。.
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    専門書や教科書のような感覚で読んだ。 .
    .
    学生時代に習った二項分布やポアソン分布がビジネスの世界で使われていることを知って心躍った。 .
    .
    『正しいやり方を変えないで思考したほうが成功しやすい理由』みたいな説を、複数の正規分布路の図で見える化して解説されていたのはとてもおもしろかった.

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    2023年10月14日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    戦略の目的、戦術との関係、数字での立証、全てにおいて実務的かつ本質的。ここまでスマートかつ泥臭く業務に役立つものもない。

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    2023年03月04日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

    購入済み

    意思決定のために確率を利用する実例が紹介されている。
    ただの物語ではなく、確率を計算する数式の紹介もあり勉強になりました。

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    2020年10月23日
  • 確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか

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    面白かった。そもそもプロダクトアウト文化に染まってたのであえて読む感じ。ブランドアセットのところが特に面白い。さすがにシステム1とか急に持ち出されるとわからん人はいるだろうな、とか負の二項定理ってのも唐突であんまり親切じゃないけどまあなんとかなります。今claudeと、森岡さんのを読んだ程でブランドアセットの定義のコンサルとかしてもらったらとっても楽しい。

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    2025年12月14日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    USJを一時ディズニーよりも来場者を増やしたお二人の実際のマーケティング術。
    特に前半の盛岡さんの話はどう顧客を増やしたかの実話が書かれていたため面白かったです。
    私は大規模な統計を行った経験がないので、そのあたりはサラッとしか読めなかったのですが、その辺りも理解できたらとても良かったのに、と少し残念でした。

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    2025年10月18日
  • 確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか

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    ネタバレ

    ・コンセプトには最終的に消費者の脳内に蓄積したいブランドイメージとしてのコンセプトと、それを蓄積するためのwhatを効果的に伝えるための、狭義のコンセプトがある
    ・whoとwhatとhow。whatが価値でhowがそれの具体化の仕方。whatのコンセプトを決める際はニーズ作り的な前文を含めて考えると考えやすい。英語教育サービスを売るとして、その相手に最も刺さる前段階のフレーズは何なのか。競争的な価値観が強くて、旦那への軽蔑があり、自分自身はさして学歴がない(がプライドはある)ような一般的な教育ママを想像したら、「旦那みたくお子さんを育てたくありませんよね?(これは直接的すぎる)」「賢い人なら選

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    2025年10月13日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    数学部分は難しくて正直理解できていませんが、伝えたいこと、考え方は非常に参考になりました。
    「既存顧客にもっと買ってもらう」「新規客を増やす」のどちらかで社内で意見が食い違うケースが多いのですが、どちらも大切ではありますが、市場拡大も含めると後者に進みたいと考えています。
    なので、

    ・プレファレンスの垂直拡大よりも、水平拡大の方が成功する場合が多い
    ・既存のユーザーを深掘りするよりも、その外を耕す方がマーケットがずっと大きい場合が多い

    という部分が共感できました。
    ありがとうございました。

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    2025年10月09日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    第2弾を先に読んだのですが、「数学的な根拠は第1弾の方に詳細な記載あり」とのことだったので、本書も読んでみました。

    第2弾は「お客さんを知れ」が主題で、数学的な記述はあまりありませんでした(し、記載されていた内容もおそらく不適切)。
    本書は、数学的な記述があるにはあるのですが、使った手法が記載されているだけで、「なぜ、その手法を使ったのか」に対する説明はあまりなく、その点は物足りませんでした(ある手法を使ったら(おそらくはたまたま使ってみたら)計算でうまく予測できた、という経験と、その手法を紹介する、という内容でした)。
    それゆえ、確率思考を使うことの大切さはわかったとしても、読み手側の仕事

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    2025年10月05日
  • 確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか

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    森岡さんの頭の中がわかる一冊。ただし非常に難解であり、仕事でマーケティングを専門にしない人は、普段の業務や生活でシミュレーションしてみないとものにならない。

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    2025年09月20日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    マーケティングは全く知見のない領域だったが、数学の理論を活用して市場構造を把握しようとする実践方法は、データサイエンティストとして非常に勉強になった。
    データ活用と言えば、AI・機械学習でなんとかしようとする風潮だが、純粋数学を活用する試みは個人的には好感が持てる。ただ、内容はとても勉強にはなったが、細かい部分で理解ができないところが多々あるので、もっとかみ砕いて説明されていればなおよいと思う。

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    2025年08月17日
  • 確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか

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    3つの脳の構造的な特徴
    ①最初に、重要性で篩にかける
    ②次に、できるだけ大きなところから選択しようとする
    ③最後に、ランダムに選択する



     さて、この項の最後に重要な3つの語句を解説しておきます。
    【ブレファレンス】 本書にとっても最も重要になる言葉、そのサイコロの目(その候補に割り振られた確率)のことを「プレファレンス(Preference)」と呼びます。そのブランドや、その選択肢がもつ、相対的な好意度を意味します。ビールの例でいえば、アサヒのプレファレンスは50%で、キリンのプレファレンスは30%という言い方をします。

    【エボークト・セット】 そのサイコロに含まれるいくつかの候補の束

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    2025年08月10日
  • 確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか

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    n=1の定義や、本能にぶっ刺すという内容は新規事業系の書籍などによく載っているなようだが追及度や達成方法が深い。著者の失敗成功の原体験に沿って書かれており理解しやすい。USJはもちろん、丸亀製麺、西部遊園地などのコンセプトメイキングは参考になる。
    狭めるな広げろや業界の常識を壊す内容など、一般論だけでは無い部分は知見が広げられる。

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    2025年08月10日
  • 確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか

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    ⚫︎3章重心を衝け!
    ・問題というものは、最初にどう定義するかによって、解決できるか否かの確率が大きく変わる
    ・現象に反応するのでなく、構造を診る。構造を診て焦点を定める
    ⚫︎5章マーケティングコンセプト
    ・マーケティングコンセプト→レストランのギャルソンみたいなもの 価値を正しく伝えて美味しく感じさせる
    ➡️ビジネス ギャルソントークなしで食べさす残念なレストランになってないか
    ・ブランドエクイティピラミッド 
    WHO(ターゲット)→WHAT(本質的な価値)→HOW(WHOにWHATを届ける手段)
    ⚫︎6章
    ・強いコンセプトは消費者理解がすべて
    →認識できていない無意識の本能からくる衝動を理

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    2025年08月14日
  • 確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか

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    USJを建て直した株式会社刀CEO森岡毅の数学的マーケティング第2弾。示唆に富む話が盛りだくさん。
    特に「本能にぶっ刺す」というワードは分かり易い。著者の一貫した主張は「消費者を徹底理解し、プレファレンスを最大化すること」。そのためにマーケティング・コンセプトとブランド・エクイティの重要性を説く。
    現実世界⇔認識世界⇔記号世界を「版画」と「版木」に例え、上位カテゴリーから順に押さえ、Cosumer Value/Competitive Defense/Company Edge3つの重心の中心を捉える。
    「狂人」の本能の核心を踏まえ、「凡人」の欲望と抵抗の拮抗に応じて調整(STC:Set The

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    2025年07月25日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    数学アレルギーで、算数も数式も大嫌いな文系の私も楽しく読める。
    実際に確率の計算式を実行するのは難しいけど、勝ち筋の確率をあげていくという考え方は仕事にも生き方にも取り入れられると思う。

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    2025年06月26日
  • 確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか

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    会社の上司が勧めていたこともあり、読んでみました。
    とにかく、「顧客を知れ」、「顧客の本能を衝け」という内容の本です。
    そして、顧客を知るための方法、顧客の本能を衝くための方法を、著者の経験に基づいて述べた本です。
    確率思考の本質(を示すための数学的な説明)については、本書よりも前書の方が詳しいようなので、そちらも読んでみようと思います。

    本書では、「お客様が、ある商品やサービスを購入・利用をする際に、お客様が想起する選択肢に入るようにせよ(そういう存在にならないと、利用いただく可能性は限りなくゼロに近い)」、そして、「想起する中での順位を挙げよ」ということを述べています。
    が、数式を用いた

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    2025年07月27日
  • 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

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    森岡さんの文章に情熱を感じた。本書にも書かれていましたが、よほど準備をされて何度も書き直しながら仕上げたのかと思われる。
    消費者のプレファレンスを高める。経営資源をそこに集中させる。シンプルだけどそれを実現するための組織作りは相当大変だったと想像できる。

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    2025年05月17日