今西聖貴のレビュー一覧
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ネタバレビジネス戦略の成否は確率で決まっている
→その確率はある程度まで操作することができる
p.79
フォーカスすべきは、競合に対して相対的にプレファレンスを上げること
p.89
プレミアム・プライシングは正しい
p.112
辛いけれども、正しい意思決定(タフコール)を行わなければならない時、感情は、多くの場合において、邪魔にしかなりません
p.128
痛みを自分で背負うことができない人は、より大切な目的のために、大切な別の何かを切り捨てることができない。だから結局何も変えることができない
p.132
戦略家は
①自分自身の時間をどこに集中して使えば戦果が最大化するか
②自分以外の人々をど -
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ネタバレ・コンセプトには最終的に消費者の脳内に蓄積したいブランドイメージとしてのコンセプトと、それを蓄積するためのwhatを効果的に伝えるための、狭義のコンセプトがある
・whoとwhatとhow。whatが価値でhowがそれの具体化の仕方。whatのコンセプトを決める際はニーズ作り的な前文を含めて考えると考えやすい。英語教育サービスを売るとして、その相手に最も刺さる前段階のフレーズは何なのか。競争的な価値観が強くて、旦那への軽蔑があり、自分自身はさして学歴がない(がプライドはある)ような一般的な教育ママを想像したら、「旦那みたくお子さんを育てたくありませんよね?(これは直接的すぎる)」「賢い人なら選 -
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第2弾を先に読んだのですが、「数学的な根拠は第1弾の方に詳細な記載あり」とのことだったので、本書も読んでみました。
第2弾は「お客さんを知れ」が主題で、数学的な記述はあまりありませんでした(し、記載されていた内容もおそらく不適切)。
本書は、数学的な記述があるにはあるのですが、使った手法が記載されているだけで、「なぜ、その手法を使ったのか」に対する説明はあまりなく、その点は物足りませんでした(ある手法を使ったら(おそらくはたまたま使ってみたら)計算でうまく予測できた、という経験と、その手法を紹介する、という内容でした)。
それゆえ、確率思考を使うことの大切さはわかったとしても、読み手側の仕事 -
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3つの脳の構造的な特徴
①最初に、重要性で篩にかける
②次に、できるだけ大きなところから選択しようとする
③最後に、ランダムに選択する
さて、この項の最後に重要な3つの語句を解説しておきます。
【ブレファレンス】 本書にとっても最も重要になる言葉、そのサイコロの目(その候補に割り振られた確率)のことを「プレファレンス(Preference)」と呼びます。そのブランドや、その選択肢がもつ、相対的な好意度を意味します。ビールの例でいえば、アサヒのプレファレンスは50%で、キリンのプレファレンスは30%という言い方をします。
【エボークト・セット】 そのサイコロに含まれるいくつかの候補の束 -
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⚫︎3章重心を衝け!
・問題というものは、最初にどう定義するかによって、解決できるか否かの確率が大きく変わる
・現象に反応するのでなく、構造を診る。構造を診て焦点を定める
⚫︎5章マーケティングコンセプト
・マーケティングコンセプト→レストランのギャルソンみたいなもの 価値を正しく伝えて美味しく感じさせる
➡️ビジネス ギャルソントークなしで食べさす残念なレストランになってないか
・ブランドエクイティピラミッド
WHO(ターゲット)→WHAT(本質的な価値)→HOW(WHOにWHATを届ける手段)
⚫︎6章
・強いコンセプトは消費者理解がすべて
→認識できていない無意識の本能からくる衝動を理 -
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USJを建て直した株式会社刀CEO森岡毅の数学的マーケティング第2弾。示唆に富む話が盛りだくさん。
特に「本能にぶっ刺す」というワードは分かり易い。著者の一貫した主張は「消費者を徹底理解し、プレファレンスを最大化すること」。そのためにマーケティング・コンセプトとブランド・エクイティの重要性を説く。
現実世界⇔認識世界⇔記号世界を「版画」と「版木」に例え、上位カテゴリーから順に押さえ、Cosumer Value/Competitive Defense/Company Edge3つの重心の中心を捉える。
「狂人」の本能の核心を踏まえ、「凡人」の欲望と抵抗の拮抗に応じて調整(STC:Set The -
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会社の上司が勧めていたこともあり、読んでみました。
とにかく、「顧客を知れ」、「顧客の本能を衝け」という内容の本です。
そして、顧客を知るための方法、顧客の本能を衝くための方法を、著者の経験に基づいて述べた本です。
確率思考の本質(を示すための数学的な説明)については、本書よりも前書の方が詳しいようなので、そちらも読んでみようと思います。
本書では、「お客様が、ある商品やサービスを購入・利用をする際に、お客様が想起する選択肢に入るようにせよ(そういう存在にならないと、利用いただく可能性は限りなくゼロに近い)」、そして、「想起する中での順位を挙げよ」ということを述べています。
が、数式を用いた