今西聖貴のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
USJなど幾つもの事業再生を成し遂げた森岡毅さんが、マーケティング戦略の本質についてまとめた超大作。前作は数式ベースで理系以外は取っつきにくかったが、本作は難しい数式はほとんどなく、売り上げを増やすためのマーケティングプロセスを、実例を使って惜しみなく説明している。
技術者でマーケティングに縁の無かった自分にとって、マーケティングってこんなに奥深いものだっと感激してしまった。
まだ基本的な内容も完全に理解できた訳でもないが、マーケティングの領域にも視野を広げて今後の事業を発展させていきたいと思う。
以下は備忘録。
ブランドが選ばれる確率は、たった1つの変数M(プレファレンス)で決まる。
マ -
Posted by ブクログ
確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
著:森岡 毅
著:今西 聖貴
出版社:KADOKAWA
USJを再建した森岡毅氏の数学マーケティングの書
数学の式にめろめろで、初回は頭がいたくなりました
恥ずかしながら、本書でガンマー関数が、階乗の拡張であることはじめて知りました
気になったことは以下です。
戦略の成否のタネと仕掛けを理解することができれば、誰もがビジネスの成功確率をグンと上げることができる
勝てる確率の低い戦いはできるだけ避けて、勝てる確率の高い戦いを選んでいる
そうやって、なぜ?、なぜ?、と現象から原因を掘り起こし、さらになぜ?、という自問をくり返す -
Posted by ブクログ
ネタバレ自社ブランドが選ばれる確率をどうやって増やすのか!? その最大の鍵となるのは「コンセプト」です。その「コンセプト」は、どうやってつくればいいのだろう!? この本は、その問いにわかりやすく応えるための書籍です。事業の大小にかかわらず、あらゆる商売を成功に導く決定的なノウハウです。新たな知見を得ることで自らをパワーアップしたい人は、ぜひこの本を読んでください。きっと、これまでのビジネスが、昨日までとは違う明るい景色に変わるはずです。
■メロンパンの悲劇
ある週末の話しです。太りやすい体質の私が、各週に一度と決めて楽しみにしている炭水化物の解禁日のことです。御夫婦で経営されている関西の小さなパン -
Posted by ブクログ
確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか
著:森岡 毅
著:今西 聖貴
出版社:ダイヤモンド社
本書の目的は
①選ばれる確率をふやすための「戦略をつくるコツ」を理解すること
②選ばれる確率の”最大変数”である「コンセプトの本質」を理解すること
③「マーケティング・コンセプトをつくるコツ」を理解すること
売れるためには、プロダクト、よりも、ブランド、の方がずっと重要である
最初の選択はランダムなので、ポアソン分布であるが、
次の選択は、「成功は成功を呼び、失敗が失敗を呼ぶ」ので、ガンマー分布である
広く浅く売るよりも、狭く深く売る方が効率が良い、という考えは間違っている
組織 -
Posted by ブクログ
わたしは幸せな時代に生まれました。これで3,300円はバグってる、安すぎる。
社会人必読の書に思います。どんな仕事にも応用の効く考え方が詰まってます。あなたが新入社員なら是非買いましょう。中堅ならすぐに買ってください。ベテラン、経営者の方も即ポチして後悔はないでしょう。
著者は人間の脳の仕組みが全人類同じであることをベースに、大きく外さないビジネスの作り方を懇切丁寧に記述しています。
『どうやったら売れるか?』という一見難しい問題を、ユーモアと溢れる知性で解きほぐし、魔法のようなわかりやすい文体でまとめています。
騙されたと思って読んでください。
本は300ページ以上ありますが、読む手が -
Posted by ブクログ
この本は、「売上は戦略的に“選ばれる確率”を上げることで設計可能である」という前提に立ち、森岡氏がUSJのV字回復で実践した再現可能なマーケティング戦略を体系化したものである。
1. 売上は「確率 × 母数 × 単価」で決まる
売上を構成するのは、顧客が商品を買う確率、対象となる顧客数(母数)、そして商品価格。
したがって、「売れるようにする」とは「買ってもらえる確率を上げること」に他ならない。
2. 確率を構成する三要素
売れる確率は以下の3つの要素で構成されている。
・認知:そもそも存在を知ってもらえているか
・配荷:実際に買える状態にあるか(店舗・ECなど)
・プレファレンス -
Posted by ブクログ
P&G, ユニバでマーケティングに心血注いだ森岡氏が、特に統計、数学をベースにしたマーケティングを駆除し、いかに正確に市場を読み取り、予測を極限まで磨き、マーケティングプランを実行してゆくかを解いた熱い厚い書。
一般商材の市場調査って、ものすごい緻密な分析やってんだなーと感心する。
シェア拡大はいかにプリファレンスを上げるか。プリファレンス、認知率、配荷率。中でもプリファレンス、いかに消費者に好きになってもらうか。人間は感情の生き物。一度選んだ物からなかなか変えたくない。何が好きになってもらうファクターか、(洗剤なら香りらしい。私は香りが付いた洗剤が嫌いだがー)
認知率、配荷率は、お金 -
Posted by ブクログ
「ジャングリア沖縄」の仕掛け人としてすっかり有名となった株式会社刀の代表取締役によるマーケティング論の2作目。
特に「ブランド戦略」と「マーケティングコンセプト」の立案についてフォーカスしている。
マーケティングを学んだのは遥か昔、学部生時代の一般教養の授業以来だった。当時は「後付けで講釈を垂れているだけ」という以上の感想を持てず専攻しなかった。
しかし、本書を読んで、初めてマーケティングというものを生きたビジネス活動として実感できた。
それでいて、自身のマーケティング手法を限りなく再現性のある・科学的な理論に落とし込もうという意欲作である。
USJをはじめ数々の商品・サービスのブランディン -
Posted by ブクログ
森岡毅氏渾身の一作。マーケティング、とりわけ「ブランドとは?」について、深い洞察・分析・経験に裏打ちされた情報で、ダイナミックに解説されている。
前作に続き「プレファレンス」の重要性が語られているが、「個々人ではポアソン分布、市場全体ではガンマ分布し、その両方が消費者のプレファレンスによって決定される」という確率論的根拠、そしてそれが成立するのは人間の脳の仕組みに由来しているという興味深い洞察に目を見張る。「狂人」になりきるために狩猟免許を取得した話(そして狩猟免許取得の大変さを初めて知った)、P&Gの「消費者を徹底的に理解しようとする」文化、人の本能へのこだわりなど、とても勉強になる -
Posted by ブクログ
徹底的に考え抜き、楽観的に行動する。
ビジネスの本質を突いた著者渾身の力作。
⚫︎本質思考
・アメリカの客引きと新宿歌舞伎町の客引きは似ている
・銀行員の服装や佇まいも日米で似ている
職業の属性にも共通する本質がある!
「人は仕事を選ぶが、仕事も人を選ぶ」
⚫︎市場の本質
「プレファレンス」
消費者のブランドに対する相対的な好感度(好み)
ブランドエクイティー・価格・製品パフォーマンスによって構成される。
アイスの例
ハーゲンダッツ、チョコモナカジャンボ、雪見大福、それぞれ50%,30%,20%であれば、購買確率はランダムに箱から玉を引いているのと同じ!
プレファレンスのドライバーはM