深爪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は彼女が子育てについて書いたエッセイである。
妊娠中の苦しみ、子育ての悩み、ママ友との付き合い方、自身の毒親の話など、親とは子どもとは家族とは何か考えさせる内容だった。
著者自身が、毒親に育てられたため、そんな親にはなるまいと振る舞うも、無意識に自分の親と同じことを子どもにしてしまっていることに気づく。そんな自分に悩みながら、手探りながらも必死に子育てをしていく姿に胸が熱くなった。
深爪氏のエッセイはこれまで何冊か読んで、そのたびに笑わせてもらったが、本書は笑えるだけでなく、考えさせられたり涙腺を緩ませてきたりする。
失礼ながら、彼女のことはずっと「下ネタが大好きな中年女性」と思ってエッセイやツイートを読んできたのだが、母親としてこんなに苦悩されているのかと驚いた。
本書を読んで、子育てをしたことのない私は、知らないことや誤った認識をもっていたことがたくさんあった。
学びと笑いと感動をくれた、素晴らしいエッセイだった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ恋愛遍歴から結婚後の話。またSNSの話まで。
フォロワー数が多いだけあって、文章がユーモアのある表現でいちいち面白い。
たしかにポジティブな人苦手なのは共感できる。
一方的なポジティブ思考の押しつけやら、他人に悪びれずにポジティブ一色で生きてる感じが苦手なんだとわかった。
10年前の自分へ。はちょっと切なくて良い。
"深爪"が生まれるまでのSNSの話は面白い。
素直にツイートを続けていけば、アルファツイッタラーに引っかかってどんどんフォロワーが増えるもんなんだな。コブクロの小さい方のお陰ってのがまた…。SNSを上手くやり抜くコツがわかるし説得力もある。
「個性的」という言葉で腹を探れ、は勉強になる。
「嫉妬」という名の悪魔から解放されるために、は考えさせられる。
最後の方には感動的なエピソードもあり、人生を読んでいる感じがする。本読み進めるのが苦手でも、漫画のようにスラスラと読めてしまった。 -
購入済み
おもしろすぎ
これほどに本音が聞けたことは、小学校四年生の頃以来かなと思う。世間の柵を無力化させるこのパワーに圧倒されつつ、心が軽くなるのを感じました。良い本に巡り会えたと喜んでいます。
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Posted by ブクログ
副題の通り「役に立ちそうで立たない少し役に立つ話」の本だった。
どうでもいいこと、無意識のうちに考えていたこと、心の中で重く鎮座していたこと、いろんなことのヒントや答えを教えてくれる。あとがきの中で「(悩みや不安を)書いただけ気持ちが整理されて、不安が解消されてしまったことさえあった」と綴られていたが、それは読み手側も同じである。自分のもやっとした気持ちが代弁されていると、なかなか考えや思いを人に伝えられない私は、それだけでスッキリしてしまったのである。
私なんぞのどうでもいい恋愛の話になってしまい恐縮だが、5年半付き合った彼氏がいて、同棲中にふられ、実家にのこのこ戻ってきたわけだが、こんな中古品の私にも半年前に彼氏ができた。新しい彼氏については、彼氏がいない期間が耐えられず、とりあえず好きだと言ってくれた人にハイと言って付き合いはじめた。
付き合い始めて半年が経つが、5年半付き合った元カレのことを未だに毎日思い出してしまう。かっこよくて趣味もあって、とても居心地がよかった元カレへの気持ちを捨てきれずにいるのは、かっこよくもなくて面白くもなくて趣味も合わない今の彼氏と比べてしまうからだと思う。
なんで付き合ってんだろう、このままでいいのかとぼんやり思っていた。
そこで深爪流。詳しくはあとがきを読んでいただきたいが、すばらしい悩みの解決法だ。
現在の状況や気持ちをリストアップして、自分にとっていちばん大切なのは何かと考えた。
「結婚して子供を育てて家庭を築きたい」私のトッププライオリティはこのほかになかった。簡単に浮かんだ答えだった。
答えが浮かんだのとほぼ同時に、そういうイメージがわく人を無意識のうちに選んでいることに気づいた。恋愛感情はあまりないけど、この人なら穏やかにのんびり生きていけそうだと思ったのが、今の彼氏だった。私は元カレのことを諦めきれない気持ちはどこかにありつつ、恋愛感情よりも優先したい気持ちがあって、今に至ることにようやく気付いてしまったのだ。
『「すべてを手に入れることができない」ということを頭に叩き込んでおくことが最も重要』と述べられている。
これまでの経験でそれなりに気づいており、ネガティブに捉えていたけれど、文字にするとこれさえ知っていればうまく生きられるよというポジティブなメッセージに感じるから不思議だ。この本の中では、そういうことが何度もあった。