深爪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前回に引き続き、文面から面白いので読みやすくすらすら読めた。
真に自信がある人とは、他人のせいにせず、すべてを自分の責任として飲み込める人。「幸せな人」というのは自分の人生を肯定できる人。軸が自分にないといろいろブレるし、自分を突き通すことで周りにも理解を得られるかもしれないし、やっぱりそうだよな〜と思った。
「誰にも嫌われたくない」が 高確率で裏目に出るワケではアドラーさながら。
今作では、より思想的で問題に単刀直入に意見を呈するスタイルが多かったので、なるほどと思いながら読み進められた。
線を引きたいところはたくさんあれど、あとがきのところが結構良かった。
つらいときや悲しいとき、悩んだときにノートに現在の状況や気持ちを書き出すとすべてが他人事のように思えてきて、いままで気づかなかった問題点や最高の解決策を思いついたり、書いただけで気持ちが整理されて不安が解消されたりしたというのは、結構吉田兼好みたいで好き。
読み飛ばしてしまいがちなあとがきでも、ここに書いてあった上記の旨はたしかに実践してみたいと思った。 -
Posted by ブクログ
一介の主婦でありながら、フォロワー数17万人以上という大人気ツイッタラーの深爪氏の本。女性誌に連載されたエッセイをまとめたものに、書き下ろしが数篇。
ひとつのエッセイが短いので、どこからでも気楽に読めるし、しかし読み出すと止まらなくなってしまう。着眼点が凄い。それに共感できることばかりだ。基本的には世の中を斜め上から見て、時に毒を吐いたりしているのだけど、読んでいて全く嫌味っぽくない。むしろ、爽快感すらある。これ、マツコデラックスの発言を見てる時に感じるものと同じ類の爽快感かもしれない。
淡々とした文章の中に、突然下ネタが現れたり、突飛な例え話が現れたりする。真面目な話をしていたかと思ったら、それをいきなりセックスに例えたりして「なんで途中でふざけるの?」とツッコミを入れてしまう。でも、そのセックスの例えが、悔しいけど的確で、苦笑してしまう。
女性誌に掲載されたエッセイだから、メインは女性なのだけど、男性の私が読んでも充分楽しめた。下ネタ大好きなミーハーなおばちゃんと話してるような感覚で読むことができた。 -
Posted by ブクログ
SNSでフォローしている深爪さん。
共感できること、日頃なんとなく思っているけど自分では言語化できていないことの再確認、など、楽しく読めた。
特に最近たまたま感じたことがそのままタイトルになっていて、うんうんと首肯しながら読んだのが”「気の持ちよう」で治れば苦労しない”。深爪さんも書いていたように、「自分の知らないこと(とくに病気)に関してコメントするときには慎重にした方がいいよね」。本当にそう。それと、知ってるつもりになって、余計なアドバイスをしたり、その人その人の悩みや苦労を軽んじる言い方をすることには、本当に気を付けないと。自分にも言い聞かせなきゃ。 -
Posted by ブクログ
読み終わって、母親は大変なんだなと思った。妻に勧められ読んだ本。彼女は最近、毒親と言うキーワードに関心を持っている様だ。
私も読んでみる。軽いトーク調で、親あるあるを書いてくれキャッチーだし、ちゃんと自分の行動を第三者目線、客観視できているので、納得しやすいのが本書の良いところだなと思った。
私も妻がこういう行動するときあるよなと思い、成程頭の中はこうなっているのかと勉強にもなる。
例えば
・妻「なぜ私はこんなに荷物を抱えておるのに、お前はのほほんとゲームをしているのか?」
夫「必要のないものまで持とうとするから死にそうになるんだよ、置けばいいのに」
確かに私は先回りした挙句最悪のケースを想像し、病みがち
・私の中に「親の匙加減ひとつで子供の人生が決まってしまうのではないか」と言う強迫観念がある
自分の力ではどうしようもない事をどうにかしようとせずには、考えずには居られない性。 -
Posted by ブクログ
いわゆる、毒親を持つ子供が親になった時に思うこと•エッセイ、というのだろうか。
自分も、毒親とまでは呼ばないが
あ、これ以上この人の言うこと聞いちゃダメだ
と思う部分が母親にはあって
もう完全に許せない出来事があってからは
意識的に距離をとっている。
怖すぎるのよ、特に母親というのは、
影響力が強すぎて。
親になったときに同じような存在になるんじゃないかととても不安。
この本、たぶん正解が載っている訳でもないけれど(たぶん正解というものはないんだろうな)、
一つの事例として読んでみるのはいいと思う。
以下、印象に残ったところ。
p112
そのとき、ふと気づいた。母は我が子の「自我」を認めたくないのではないか。どんなに大きくなっても、お母さんのことが大好きな素直で可愛い娘のままでいてほしいのではないか。だから、私のやることなすこと片っ端から否定して、自分のコントロール下に置こうとするのだ。
私は、子供の成長にある種の寂しさを覚えるだけだったが、母の場合は「なぜ勝手なことをするのか」「おまえは私の言うことを聞いていればいいんだ」と怒りに変化したのかもしれない。自分のなかに湧き起こる不安や憤怒、恐怖といった感情から逃れるために、私を全否定しているのだ。そう考えれば、いままでの母の言動はすべて辻褄が合う。感情の方向性の違いはあれど、私も母も「子供の自我の芽生え」を受け入れられない人間なのだ。
p173
私は非常に人間らしい生き物なので、朝、食卓で納豆をかき混ぜながら「あー今日も今日とて仕事に行きたくないなあ」と愚痴る。そんなときも夫は「俺は『仕事をしたくない』と思ったことがないな。ライオンが『あーあ、インパラ捕まえたくない』と言わないのと同じ。インパラを捕まえないと飢え死にするからね」と。
「ライオンに聞いたんか」と反論しようとしたが、「自分が仕事をしなくても生きていけるって思ってるからそんな感情が芽生えるんだよ。要は甘え」と痛いところを突かれ、無言で納豆をかき混ぜ続けるしかなかった。