※二次創作しかやらない同人屋としてのレビューです
※字書きなので、描く/書く 両方表すためにひらがなで「かく」とさせてもらいます
作中でも言われているけど、何も心得がない人に対する指南書ではない。
たとえば女の子を描く時にひょうたん型をうすく描き、体型を肉付けする…
というやり方は理解できても、何もかけない人にはセーラー服を着た女の子は
ひょうたんの上にかけないから。
ただ、じゃあ買って意味がないのかというとそんなことはない。
文字書きには関係ないかというと、全然そんなことない。
しまぶー先生が話すキャラクターの作り方は、オリジナルをかきたい人になら
十分参考になるし、
冨樫先生が話すシナリオ論はそれこそ字書きにも参考になる。
ついでに言うと、それじゃ二次創作の人にはしまぶー理論は無意味ですか?
というと、これまたそんなこともない。
しまぶー先生が話しているのは作る過程だから、逆回しに理論を使うと、
自分が題材にしている一次作品のキャラクターを分解できる。
そうすっと、そのキャラが説得役なのか、ちょっかいを出すトリックスター役
なのか、とか分かってくる。ので、二次のどこで配役するか分かってくる。
なんというか、理念がたくさん載っているのも素晴らしいと思った。
実際には本物を読んで、村田先生が選んだ台詞から感じ取るべきですけど、
私が付箋をつけた場所は3つ。
・力を上げたければかきまくるしかない。かいた量しかものをいわない。
・かいていて楽しくなくてもガマン。かく力の成長線は曲線ではない。
どこかでガツンと上がる瞬間がある。
・模写をしまくること。(「でもオリジナリティがないと言われないか?)を受けて)
言われるうちはインプットが足りない。
ましてや二次創作など、漫画家として生きていこうという人に比べれば
甘いにもほどがあって、嫌になったらやめればいい。
でも、まあ何かじわじわとまだかいていきたいのだ、と思っているうちは
このへんのことを思い出してもうちょっと頑張るかって気持ちになれる。
ほんとにいい本です。