松村一男のレビュー一覧

  • 『オデュッセイア』入門

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    筆者の専門である神話学・比較神話学の視点から、『オデュッセイア』を世界文学の源流として読み解いた一冊。映画を鑑賞する前に第5章まで読んでおくと、物語の背景や登場人物への理解が深まり、映画をより楽しめると思う。ただ、登場人物が多く、複雑な物語のあらすじを追うのはなかなか大変だった。内容を理解するための解説とはいえ、読んでいて少々疲れてしまった。

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    2026年10月04日
  • 『オデュッセイア』入門

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    映画観だけど、登場人物の名前とか関係性とかストーリーそのものについていけないところがあったため、復習として読んでみた。
    自分が知りたかったことが最初の三分の一に書かれてたから、残りは惰性で読んでた笑

    1ページの中にカタカナ5〜8文字くらいの人名が15人くらい出てきた時があって、その時は流石に心折れた。

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    2026年10月01日
  • 『オデュッセイア』入門

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    岩波文庫、岩波ジュニア新書、岩波少年文庫、
    「ホメロスを楽しむために」「トロイア戦争全史」 に続き6冊目、(京大は途中まで)
    インド叙事詩との関係やアラビアン・ナイト、ロビンソン・クルーソー、ガリバー旅行記、ユリシリーズへの系譜が興味深い。

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    2026年09月20日
  • 『オデュッセイア』入門

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    ・2026/9/14から、クリストファーノーラン監督のオデュッセイアが公開されることを知り、予習のつもりで購入。レビューも同じような人達でびっくり
    ・3000前にホメロスが作った叙事詩で、知恵の英雄/イタケ島の王オデュッセウスが10年続いたトロイア戦争後、帰還するまでの物語
    ・トロイ→トラキア→トロパゴスの島→キュクロプスの島→アイオロスの島・・・を巡り仲間を失いながらも帰還し、故郷で奪われそうになった家族を取り戻すハッピーエンド(物語自体は。映画は知らない)
    ・①なぜオデュッセイアが3000年以上語り継がれる冒険譚となりえたのか?、②物語自体に入れ込まれたギミック/構造とは?、③物語のエッセンスは何か?(構成/キャラクター/普遍的価値、等)、④後世の物語への影響は?、など初めて知ることが多く楽しめた
    ・ただ一点だけ、オデュッセイアに影響を受けた漫画として『ダンジョンで出会いを求めるのは間違っているだろうか』を深堀り対象として挙げるのは納得がいかない。ワンピース、ベルセルク、ヴィンランドサガ、クレイモア、イリオス・・・もっと典型的且つ皆が知る漫画があるでしょうに(男女共に語れる漫画という点では絞られてしまうのかもしれない)
    ・人が『冒険』と聞いた時に想起する、神や精霊、異形、航海、未開の地、仲間、家族、リーダーシップ、あるべき英雄の姿・・・等の概念をこれだけ織り込めているというのが興味深い
    ・映画という点では、2004年上映のブラピ主演/ペーターゼン監督(Uボート/ネバーエンディングストーリー/アウトブレイク/エアフォースワン/パーフェクトストーム/他)のトロイはアクション映画として面白かった。インターステラーでの「家族/親子」の描き方が印象深く自分は何度も見返しているが、ノーラン監督は今回オデュッセイアを通じて何をどう描くのかがとても楽しみ

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    2026年09月04日
  • 『オデュッセイア』入門

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    映画の予習に、と思って購入。
    オデュッセイアの内容自体全く知らなかったので、興味深く面白く読めました。第八章までは。

    単なる困難を乗り越える冒険譚ではなく、主軸に家族がある、ということが知れて良かったです。
    オデュッセウスが、妻一筋みたいに書かれてるけど諸説ある中には、帰途で子供ができたとかそういう話が出てくると、どういうこと?とプチ混乱。
    内容どうこうではなく、設定的に妻一筋ということなんですかね。

    個人的には、オデュッセイアの話と、反復?対になってる構成というのが特に面白かったのでもっとそこだけを掘り下げたものを読みたい。
    この本は、広く浅くオデュッセイア関連の話をフォローしてるのかな。
    知識不足ゆえ、オデュッセイアの中でも、神々の名前とか相関関係が訳わからなくなるのに、それ以外の関連話の固有名詞が出てきても わからないものが増えるばかりではありました。百合若が一番覚えやすいのはやっぱ日本人だからですかね。

    ロビンソンクルーソーの原題が、現代のラノベ風というのは驚きでした苦笑

    補章からは、雰囲気が変わって戸惑いました。
    正直、not for meでした。
    ラノベを食わず嫌いしてるので、神話的で壮大な話を読んで楽しんでいたところに水を差された気持ちになりました。
    ラノベの人気度と普及度、アニメ化、影響や市場マーケットを考えると昔の叙事詩と近いという解釈もあり得るかも知れないけれど、設定があからさまに近い(神々)ものでオデュッセイアに似てると言われても、アニメの設定を長々と語られても、心が躍ること、知識欲が刺激されることはありませんでした。
    ここは要らなかったのではと思ったのと、補章の作者のあとがきの映画に合わせて本を出す商業的意識をあっけらかんと語るとこに嫌悪感を抱きました。
    そういう狙いがあったとしても、わざわざ明らかにするのはちょっと…どう思われるとかそういう意識の欠如なのか、逆にかっこいいと思ってるのか。
    文章だけでなく価値観諸々自分にはフィットしないことがわかりました。

    日本にはたくさん面白い創作があるので、もっとオデュッセイアに近い!と実は思える掘り出し物がありそうなんじゃ…、そういうのを解釈凝って書く方が面白くないかなぁ?と思います。

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    2026年08月27日
  • 『オデュッセイア』入門

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    ネタバレ

    『オデュッセイア』の解説。
    『オデュッセイア』の構成の説明や世界の様々な作品への影響などの解説は面白かった。ただ折り返し構造の説明は面白かったけど、せっかく折り返しを図の用に説明してるのにページを跨いでしまい分かりにくくなってしまっているのが残念。見開きページに行くように調整して欲しかった。

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    2026年07月29日
  • 世界のはじまりの神話学 角川選書ビギナーズ

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    タイトル通り、世界各地に伝わる「世界の始まり」についての神話を集めた本。
    人は、理解できない現象に対してストーリーを作ってきたんだなぁ、と。

    さまざまな神話の類似点、相違点の分析もあったけど、もっと詳しく解説が欲しいかも?と思ったり。


    メモ:北米の神話
    女神の髪をつかんで、燃える地面の上を引きずると、そこからトウモロコシが芽吹いたという話。

    神話のイメージに「トウモロコシ」がなかったので新鮮に思えた。とはいえ、ひどい話。

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    2026年07月25日
  • 世界のはじまりの神話学 角川選書ビギナーズ

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    世界各地にある神話の比較を、手軽に楽しめる本でした。

    各神話における「世界のはじまり」や「人間のはじまり」など、不思議と共通してくる部分だったり、全く違う部分があったり。

    世界の成り立ちとの関連も見えてきて、興味深く読みました。

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    2026年04月02日
  • 世界のはじまりの神話学 角川選書ビギナーズ

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    ネタバレ

    雑多な地域の様々な「はじめ」の神話が集められている。
    成立に至る過程の探索の重要さや楽しさを語りつつ、さらっと流されているような。

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    2026年03月06日
  • 比較神話学

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    個人的に、神話類型と言うテーマが好きなので、楽しめるところが多かった。異なる文化の人類が何故共通の神話モチーフを持ち得るのか、と言う観点では自然現象を擬人化する事が、一つの原因で有ることも確かに多かろうと思われる。金枝篇にもある死と再生の物語を自然現象に当てはめるのは、どんな人間でも共通に持ちうる素朴な心理かも知れない。万物の黎明を読んだ後では、人間は昔から単純でも未開でもなく、豊かな想像力を持ち物語を紡ぐ存在なのだと言う思いを強くする記述もあった。
    一方で、解説にある通り、言語的な類似を強調し過ぎているきらいもあり、また専門家でない人には単語の細かい比較が理解し辛く、全面的に納得出来るとは言えない。理解し辛いのは、日本語の縦書きの中に横書きの諸言語がちょくちょく挟まる構成の為に単純に読みづらい、というのもあるだろうが。
    この手の本に多いが解説が素晴らしく分かりやすかった。挙げられている世界神話学入門や、フロイト、ユングの著書も引き続き読んでみたい。

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    2025年04月20日
  • はじめてのギリシア神話

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    ・人間の光と闇を神に例えて物語として伝えている。
    ・女性の登場人物は、否定から肯定、破壊から建設へと可変していくことが多い。(味方につければ頼もしく、敵に回すと恐ろしい)
    ・権力闘争が繰り返し行われることで進化していく。

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    2019年12月15日
  • この世界のはじまりの物語

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    世界のはじまり、人間の始まり、火の始まり、食物の始まり…。
    地域や生活によって似ていたり異なったりする様々な神話を紹介。
    読みやすく、入門書としてよいと思う。

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    2015年03月15日
  • 世界神話事典 世界の神々の誕生

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    世界に散らばる神話を纏めた一冊。
    各神話の入門や比較には丁度良い。

    「世界神話事典 創生神話と英雄伝説」と合わせて読むとなお良し。

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    2013年09月05日
  • この世界のはじまりの物語

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    学術的な解説に走り過ぎずにハードル低く書いてあって読みやすかった。

    比較神話学とはなんぞや、という入門書にもってこいで、以前から知りたかった地理的に遠く離れた世界中の神話になぜ共通点が多いのかの一端が理解できた。

    以下、世界各地にみられる神話の共通パターン

    世界巨人型神話
    潜水型神話
    宇宙卵型神話

    粘土から人が作られる
    洪水によって古い人類が滅び選ばれた生き残りが新しい人類を作る

    火や食物は元来、女性の身体の中にあった
    火を策略によって盗み出す

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    2013年04月11日