出井伸之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
元ソニーCEOの出井さんの近著。
出井さんの人間としてのすばらしさと(←僭越ながら・・・)
経営者としてのすばらしさを感じる本でした。
16万人の従業員のトップとしての迷いと決断は、
いちサラリーマンの自分が想像するには余りありますが、
自分の失敗も悩みも、率直にまるで隣で語りかけていただけているよう。
出井さんとは2回、近くでお会いしたことがある。
(というか、控え室に入れてもらった程度、というのが正しい。
1回目はJSkyBの設立発表会のとき、2回目は99年のコムデックス。
2つとも話題として本著に出てきている)
非常にスマートで、信頼感のオーラと厳しさのオーラを放っている人
とい -
Posted by ブクログ
イヤー。生々しくて おもしろい。
2006年の時点での語りで・・・なんともいえないなぁ。
今の時点で書くと もっと 浮き彫りになるのではないか
出井伸之の失敗と成果が・・・。
7兆円と16万人の職員という巨大なソニーを
どう舵を取るのか?
そのことにおける 迷いと決断 がその中にあるが
社長になる前史と社長が終わった後史 が 味わいがあった。
トラブルを処理する立場に いつも立ち会ったこと。
時間軸における錯誤が さまざまな影響を及ぼしたこと。
非連続な融合と飛躍・・・に期待すること。
エレクトロニクスとエンターテイメントとファイナンシャル
という3つの柱を持った ソニーが どのような方 -
Posted by ブクログ
おととし企画で呼ぼうとアイディアが出た(結局は別の人になったが…)際に、筆者の勉強として読んだ本を、あらためて読んでみた。
第1章にて、筆者がCEOになる経緯を述べる。続いて、就任当時のソニーの状態分析を、そして3〜4章では自らが行った経営を述べている。そして5〜7章でその時感じたこと・失敗したこと・今後やりたいことを記述している。特に5章以降から、自分が思う経営とは?や、グローバル経営に必要な視点、カリスマ的な商品が生まれるには?、経営の最大なる誤算を生む物は「時間軸の誤差」である、など自らの経営での哲学が非常に面白い。
これを読んで考えた経営に必要な事は、
?明確化 ?