【Summary】
大学院時代お世話になった先生方が各章を担当していたので購入。
学術寄りの内容と実務寄り(ケーススタディ)の内容の両面が書かれており、バランスの取れた構成だと感じた。
個人的にはやはり大学院時代の知見をまた思い出したいという面で購入したので、学術寄りの内容のほうが面白いと感じた。
...続きを読む他の角川インターネット講座の本も面白そうなので購入してみようかなと検討中。
【自分用メモ】
今回は学術寄りな内容である第1章、第3章、第7章のみをメモとして残す。
■第1章 社会の基盤OSとしてのインターネット 浅羽氏
プラットフォームを3層構造で分解し、社会インフラのアナロジーの観点から見ている内容はとても腑に落ちた。
階層ごとの開放度合いによって観点は結構根来氏に似ているかと感じた。
■第2章 プラットフォームビジネスとは 根来氏
レイヤーに関する議論、プラットフォームという研究内容の系譜について基盤型PF、媒介型PF、そして融合という一連の流れが
丁寧に記載されている。
この本の中では最も学術面の色が濃く、ページ数以上に濃い内容だった。
■第7章 変化するプラットフォームビジネス 國領氏
SFC学部長の國領氏の章。根来氏に比べてプラットフォームの概念を社会システムという観点から見ており、より広い定義で見ている印象を受けた。