【感想・ネタバレ】角川インターネット講座11 進化するプラットフォーム グーグル・アップル・アマゾンを超えてのレビュー

あらすじ

グーグルやアップルの台頭により、注目を集めるプラットフォームビジネス。優勝劣敗の著しい市場はどのような原理に支配され、私たちの生活や社会をいかに変えゆくのか。ネットが切り拓いたビジネスの未来像を探る。

■執筆者

《第一部 インターネットとプラットフォームの邂逅》
序章 インターネットが生み出すプラットフォーム
出井伸之(クオンタムリープ株式会社CEO、元ソニー株式会社会長)
第1章 社会の基盤OSとしてのインターネット
浅羽登志也(株式会社インターネットイニシアティブ フェロー、株式会社IIJイノベーションインスティテュート取締役(非常勤))
第2章 プラットフォームビジネスとは…
根来龍之(早稲田大学商学学術院・ビジネススクール教授、早稲田大学IT戦略研究所所長)

《第二部 プラットフォームビジネスの展開》
第3章 アップルのビジネス戦略
林 信行(フリージャーナリスト)
第4章 グーグルのビジネス戦略
小林雅一(KDDI総研リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授)
第5章 アマゾンのビジネス戦略
雨宮寛二(公益財団法人世界平和研究所主任研究員)
第6章 新興国市場のプラットフォームビジネス
山谷剛史(フリーライター)
第7章 変化するプラットフォームビジネス
國領二郎(慶應義塾常任理事、慶應義塾大学総合政策学部教授)
第8章 進化するプラットフォーマーと日本の未来
出井伸之

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【Summary】
大学院時代お世話になった先生方が各章を担当していたので購入。
学術寄りの内容と実務寄り(ケーススタディ)の内容の両面が書かれており、バランスの取れた構成だと感じた。
個人的にはやはり大学院時代の知見をまた思い出したいという面で購入したので、学術寄りの内容のほうが面白いと感じた。
他の角川インターネット講座の本も面白そうなので購入してみようかなと検討中。

【自分用メモ】
今回は学術寄りな内容である第1章、第3章、第7章のみをメモとして残す。
■第1章 社会の基盤OSとしてのインターネット 浅羽氏
プラットフォームを3層構造で分解し、社会インフラのアナロジーの観点から見ている内容はとても腑に落ちた。
階層ごとの開放度合いによって観点は結構根来氏に似ているかと感じた。

■第2章 プラットフォームビジネスとは 根来氏
レイヤーに関する議論、プラットフォームという研究内容の系譜について基盤型PF、媒介型PF、そして融合という一連の流れが
丁寧に記載されている。
この本の中では最も学術面の色が濃く、ページ数以上に濃い内容だった。

■第7章 変化するプラットフォームビジネス 國領氏
SFC学部長の國領氏の章。根来氏に比べてプラットフォームの概念を社会システムという観点から見ており、より広い定義で見ている印象を受けた。

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2015年10月05日

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