三品和広のレビュー一覧
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第1章からの学び
成長とは、結果として実現するもの。成長を必達に掲げるのは本末転倒。
“ 仕事の醍醐味は、事業を通して世界を変えるところにあるはずです。”
→耳の痛いご指摘です。
第2章からの学び
セイコーの事例をもとに、イノベーションについて批判的に検証。
セイコーの衰退とスイス勢のけん...続きを読むPosted by ブクログ -
「成長ありきの経営はもう止めよう」の帯の通り、現在の日本企業の(と言っていいか分からんが、自分の会社を思うと「そうかも…」と思ってしまった)成長ありきで、何がしたいのか見失っている様に一石を投じる本。
具体的には、目的もなく、イノベーションを目指し、品質を大事にし、海外に出ていくことに疑問を投げか...続きを読むPosted by ブクログ -
神戸大学大学院の三品教授の著。
自身が抱いている日本企業の現状(本書では成長市場主義と記述)に
対して、マクロ的視点から警鐘を鳴らし、どうすべきかを述べている。
イノベーション・品質・多角化・グローバル化という4つの視点から、
これまでの日本企業の失敗について詳しく見ていき、
その中でどうすべきか...続きを読むPosted by ブクログ -
なぜダイエーは潰れたのか?をイオンとヨーカドーとあらゆる視点で比較した論文みたいな本。よくここまで分析したな、と感心ですPosted by ブクログ
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戦略不全の因果で、三品氏が指摘したのは、「驚くほどの多くの日本企業が、インフレーションの効果をのぞいた実質利益額の漸減が露呈した」という分析結果であった。
しかも、利益漸減に苦しむ戦略不全企業は、特定業種に固まる傾向が異様に目立つことも明らかになっている。これは、戦略不全症の第一義的な原因が主力事...続きを読むPosted by ブクログ -
戦略は社長の才覚だ、おしまい。という本だ。要は「事業観」(p.155)とある。「完成度の高い事業観、その一点である」(p.276)。
「それじゃあ、自分は社長じゃないしなあ。しょうがないよなあ」、となってはつまらない。実は面白い本だ。著者の文章、言葉使いが魅力的だ。
文章スタイルとしては、...続きを読むPosted by ブクログ -
受講している研修で、一読を薦められた「推奨本」。筆者は、神戸大学大学院経営学研究科での経営学の教授である。世の中には、経営戦略と呼ばれるものを解説するビジネス書があふれている。この本も、大きな意味では経営戦略・企業戦略を扱う本であるが、その内容は非常にユニークだ。一般の戦略書は、経営の指針となる戦略...続きを読むPosted by ブクログ
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三品教授の章は、出口治明氏が言うような「たて・よこ・算数」で産業革命を見直す議論で、そうするとまたちょっとこれまでと違った世の中の見方ができた。
山口氏の章は、デジタル化を4つの要素で分解して議論しておりわかりやすい。デジタル化の本質とは何だろう?と考えつつ、実務的にはどの部分の議論につながるかを理...続きを読むPosted by ブクログ -
センサーの時代が来るかも。ただ人が直接使うというより、間接的に無意識に関わるものなのであり、ある程度のインフラ費用がかかることを考えると爆発的な広がりは難しいようにも思うPosted by ブクログ
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三品先生の提唱するビジネスモデルと言うことで期待したのだが、あまりにありきたりな結論で拍子抜けした。
センサーをインターネットに接続しない必然性に疑問が残る。データの不正な改竄を防ぐためにプライベートネットワーク化するならまだ解る(それも技術的には対応可能だろうが)。が、センサーが集めた情報に個人情...続きを読むPosted by ブクログ -
P:285 推定文字数:203490(17行×42字×P) 抜き書き:2541字 感想:355字 付箋数:8
(対ページ付箋:2.80%、対文字抜き書き:1.24%、対抜き書き感想:13.97%)
※付随して読みたい本
どうする? 日本企業(東洋経済新報社) 三品和広
話題は広くて、少し古い...続きを読むPosted by ブクログ -
「どうする?日本企業」や、「戦略不全の論理」で有名な三品先生の本であり、ゼミ生の成果発表的な本でもあります。
「リ・インベンション」という概念を用いて、日本企業に成長して欲しいというメッセージが含まれています。
本書で言うイノベーションは技術革新や技術改善として使われており、既存の技術やビジネス...続きを読むPosted by ブクログ -
因果関係の薄い分析が多い。分析が包括的ではない。財務視点での分析が皆無である。経営者の判断の誤り、という点では興味深い。Posted by ブクログ
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■リ・インベンション
A.イノベーションが有効ではない理由は、次の通りである。
・イノベーションの背後には汎用部材技術の進歩がある。よって、新製品を生み出しても競合他社が容易に追随できる。
・メーカーは「いいものを作れば売れる」と、技術の向上に励んできた。だが、「いいもの」かどうかは市場によって異...続きを読むPosted by ブクログ -
好例として羽根のない扇風機。技術革新が進むなか、消費者の目は肥え、競合企業の追随は容易に。製造業のなかで生き残るには。Posted by ブクログ
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リインベンションとは直訳すると「ゼロから事物を再発名する」。ドラッカーはポスト工業社会のキーワードを知識に求めたけどそれでは安易すぎると著者は指摘。知識は資本と同様に蓄積できるけどもっと希少性が高いのは前衛への挑戦、起業家精神。5
改善、イノベーションは供給過剰でイノベーションしたけど儲からずな状況...続きを読むPosted by ブクログ -
大学生の時、漠然と流通業に興味があり、就職活動の選択肢として考えていたものの結局違う業界に就職してしまいました。
そんな自分に、気になるタイトルでしたので購入しました。
学生さんが書かれた作品のようで、またデータも古いものを結構使っていらっしゃるので少し残念。
最新事情で、アップデート版が出たら面白...続きを読むPosted by ブクログ -
日本企業の問題点をケースを挙げて説明している。成長戦略や多角化経営への疑問を呈している。
日本が今敵視する中国や韓国も以前の欧米にとっての日本にすぎないと実感した。
実際のデータや図が多いが、それによってわかりやすくなっているとはいえない気がした。Posted by ブクログ -
戦略の定義、戦略の必要性を説く前半は面白かったが、最後の提言で一気に減速という感じ。結局アメリカになれと言ってるとしか思えない。前半が面白かったので残念。Posted by ブクログ