三品和広のレビュー一覧

  • どうする? 日本企業

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    日本企業の成長至上主義に対して警鐘を鳴らす良書。今起きている世界的な変化を無視して、安易に成長戦略を描いてもうまくいかない。図に出てくる過去の出荷数量と出荷額推移のグラフや売上高と利益率のプロットを使った分析が実にわかりやすい。「体を入れ替える」「リ・インベンション」。常識を創りに行かねば、埋没するのみ。

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    2011年09月19日
  • どうする? 日本企業

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    「戦略不全の・・・」で有名な三品先生の著書。読み物になっていて、読みやすい。が、中身は結構濃い。「成長戦略」に対しての強烈なアンチテーゼから入るが、なるほど正しい。経営にとって、やはり重要なのは、「志」と「撤退する勇気」だと思った。

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    2011年09月08日
  • 総合スーパーの興亡―ダイエー、ヨーカ堂、ジャスコの戦略

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    個人的には大絶賛。

    会社の仲間には、絶対にお薦めしたい本です。
    リアルには、偉そうなことはするのが嫌なので、薦めたりはしないですが、
    見た人は是非読んで見てください。

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    2011年10月15日
  • 総合スーパーの興亡―ダイエー、ヨーカ堂、ジャスコの戦略

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    C3034 3つのお店に行ったことがあるなら、楽しく読めるのではないでしょうか。攻防ではなくて、興亡なのは業界自体がダメだという認識だからです。幹部へインタビューしているのですが、そんな感じがまったくしないのは意図的なのでしょうか。

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    2011年05月12日
  • 戦略不全の論理―慢性的な低収益の病からどう抜け出すか

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    超長期(30年)の視点+データからの分析、という戦略本。

    繰り出されるデータからの示唆が面白い。予想外の日本企業の実情が見えてくる。

    ただ万人向けの本ではないと思う。あまり戦略についての著作などを読んだことのない人には面白くないだろう。読みやすいビジネス本は多いが、そのような本ではなくもう少し硬派な戦略の本。

    戦略のコンテクストを知っていて、それについて思いを巡らし、ヒントを探している。そんな人にはピタリとはまりそう。

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    2010年09月17日
  • 戦略不全の因果―1013社の明暗はどこでわかれたのか

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    エコノミスト賞を受賞した書。事業の盛衰を事例研究ではなく統計的手法を用いて分析している。大変興味深い。

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    2010年07月06日
  • 戦略不全の因果―1013社の明暗はどこでわかれたのか

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    日本人の学者が書いた経営本で最高の一冊。収益性が低い為に国際的に評価の低い日本の大企業のサラリーマン出身CEOには、経営とは何をすることかという指針になるのでは。

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    2010年05月04日
  • 戦略不全の因果―1013社の明暗はどこでわかれたのか

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    衝撃的、かつ考えられさせる本。データのまとめの手際さも良い(2008/10)
    第一書と共に再読(2010/1)

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    2010年01月24日
  • 戦略不全の論理―慢性的な低収益の病からどう抜け出すか

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    開始:20070417、完了:20070417

    神戸大学の三品和広教授による日本の電機・精密機器メーカーの
    戦略不全の様相を説明した本。
    日本企業の戦略がいかに機能していないかを示している。
    もっとも端的に表している指標が売上高営業利益率の推移で、
    それをみれば日本企業は一貫して利益なき拡大を続けている
    ということが理解できる。
    しかし、一方で他国のそれはどうなのだろうかという疑問が
    起こる。アメリカやドイツ、フランスなどではそうした傾向はないのだろう
    か。そういうデータがあって初めて、"日本企業は"という
    ことができるような気がする。もしかしたら、"グローバル

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    2009年10月13日
  • 戦略不全の論理―慢性的な低収益の病からどう抜け出すか

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    非常に優れた経営戦略の書。日本企業がいか収益性を低下させていったかについて戦略不全という立場から述べている。結論に目新しさはないかもしれないが、その分析手法や論の立て方は切れ味抜群であり、非常に参考になる。
     また論を一貫して一つの立場から組み立てており、その論を崩すことはほぼ不可能だが、対抗仮説としてこの本から観ていない観点から同じ現象をとらえたりすると、非常によい知的訓練になる。

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    2009年10月04日
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか

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    ネタバレ

    ■ひとことで言うと?
    リ・インベンションの鍵は「こだわり」「顧客洞察」「少数精鋭チーム」

    ■キーポイント
    - リ・インベンションとは
    - 既存製品の再発明
    - 暗黙の不合理の解消、新技術による革新的な性能向上
    - 既存のコンセプト(評価軸)を疑う
    - 誰に(Who)、何を(What)、どうやって(How)届けるか?
    - リ・インベンションに必要なこと
    - 強いこだわり:「やりたいこと」を中心に据える
    - 深い顧客洞察:ユーザーの潜在的な需要を発見・創出する
    - 自由な少数精鋭チーム:既存組織のしがらみに囚われずに活動する

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    2023年06月19日
  • 市場首位の目指し方(経営戦略の実戦(3))

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    経営に関する日本企業の膨大なデータをもとに分析されたバイブル的指南本。かみごたえのある一冊。

    メモ
    ・小さな池の大きな魚をねらう。正面からぶつかる競合の数を減らす
    ・攻めるなら首位企業が反攻できない弱点を狙う

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    2023年06月02日
  • 高収益事業の創り方(経営戦略の実戦(1))

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    ネタバレ

    骨太な経営戦略本。
    いろんなケースがのっていて非常に興味深い一冊。
    大変興味深い一冊ではあるが、メーカー系企業が中心であり、もう少しインフラ・不動産・サービス系の事業会社の事例の掲載もあると個人的には嬉しかった部分

    memo
    ・優良という曖昧な表現でなく戦略の標的を利益率、成長率、占有率に
    ・戦略は利益の最大値を決定する。実績値を決めるのは管理
    ・高収益への正攻法
      売上高営業利益率は事業の立地で決まる(同じ会社でも事業で利益率は変わる)
      立地を規模感や成長性で選んではいけない(規模成長は時に利益を犠牲に)
      立地はミッションクリティカルであることが望ましい(必須性)
      立地はアン

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    2023年03月29日
  • 戦略不全の論理―慢性的な低収益の病からどう抜け出すか

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    ネタバレ

    戦略不全の論理

    ■事業領域の明確
    ・明快な得意技を持ち、それによって帰還事業を深耕することで、安易な多角化に走ることなく成長を遂げる。
    ・創業以来時が経過するとともに、規模は拡大すれども利益率は低下する。
    ・傾向に打ち勝つことこそ戦略の本質。
    ・伝統ある大企業が、慢性的な低収益に甘んじるとすれば、それは戦略不全の反映に他ならない。

    ■経営戦略の3要件
    ・戦略不全を回避するための非合理性・非可分性・非可逆性
    ①非合理性
    ・業界の常識を破りながら、新たな経営の合理性を打ち立てる
    ②非可分性
    ・戦略はオペレーションのパッケージ
    ・部分最適化は効率化の罠であり、そうならないようジャストインタイムの

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    2021年08月07日
  • デジタルエコノミーと経営の未来―Economy of Wisdom

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    Enabler of Platform

    産業革命の裏には黒子となり牽引した産業がある。
    今はGAFA初めプラットフォーマー全盛の時代だが、その黒子になるものこそ勝者になると言える。

    ■概要
    今は第4次産業革命が始まったばかりで、どのような技術がどう転生し、どう帰結するかは全くわからない。結果をみるのは50-100年後だと三品教授は説く。実は第3次産業革命(制御革命)の勝者もGAFAらプラットフォーマーと思われがちだが、そうではなく、プラットフォーマーが提供する情報の「信用性」を担保できる黒子のプレーヤーが鍵となる。情報の信用性を担保するには情報を「読む力」=wisdomが必要であり、常に学

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    2021年01月22日
  • 戦略不全の因果―1013社の明暗はどこでわかれたのか

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    良書。前作の増強版である。

    研究成果「母集団選定〜定義〜示唆まで」は頭が上がらない。事業立地の定義方法がやや謎と強引な気がする点がマイナスか。アカデミズムの世界、もしくは頭の良い人たちには分かるのかもしれないが、実務人間になってしまった私のような凡人には理解が難しかった。

    それでも経営の逆三角形という概念は21世紀の経営理論としては最大級のものだと思う。伊丹氏に師事し、ポーターや加護野氏と協働してきた中で培われた視点と大量データ分析、それに自身の人間観や事業観か合わさり生まれた傑作である。
    複雑さゆえ、経営戦略の次元を並列に扱ってしまいがちなところに、事業立地→事業デザインと不可逆性を見出

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    2020年05月09日
  • どうする? 日本企業

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    成長拡大戦略に異議、成長を追いかけると筋の良いビジネスと筋の悪いビジネスの見極めが甘くなり、筋の悪いビジネスに突き進んでいることが多い。
    まさに自分たちがやっている事だと。
    特定の顧客グループにフォーカスして集中的に攻め込まねば経営資源を散らしてしまうって事。

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    2020年04月18日
  • どうする? 日本企業

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    "自社の「やりたい仕事」を精密に定めることこそ、経営戦略の第一歩となるのです"この言葉が非常に心に沁みる内容でした。

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    2019年06月12日
  • モノ造りでもインターネットでも勝てない日本が、再び世界を驚かせる方法 ―センサーネット構想

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    センサーネットとサービスが協調してエコシステムを作り上げていく、それらを説得力のある議論展開ですすめている。
    そのポテンシャルが日本にあるということをおしえられた気がして、非常に勇気付けられた。というか、今しかそのタイミングがないというべきか。

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    2016年10月10日
  • モノ造りでもインターネットでも勝てない日本が、再び世界を驚かせる方法 ―センサーネット構想

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    三品先生はやはり読ませる。枝葉にも教訓が読めたりする。けど、この本題は本当に大丈夫なんだろうか。私の理解力が足りていないだけなのだとしたらよいのだけど…

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    2016年04月14日