正田圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ファイナンス」という比較的新しめの概念である言葉の意味を著者は「わらしべ長者」などの例を使いとてもわかりやすく説明しています。
この頭の良さは、おそらく壮大な読書歴からくるものだと思うし、15歳で起業して成功している体験の裏打ちもあるようです。
本書で、気になった個所を少し。
戦う場所やポイントがずれていれば、課題解決をどれだけ頑張っても何も好転しない。(P40)
ファイナンスの定義:モノの値段を考え、意思決定をすること(第3章のまとめ)
フットボールチャート:コスト、マーケット、インカム各アプローチで導かれる最大値と最小値を棒グラフにしたもの(P148)は、利便性が高そう
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Posted by ブクログ
ネタバレ質の高い意思決定を日々積み重ねることで、優位性を保っていく、というもの。そのために、ファイナンスが必要。
意思決定の精度を高めるフレームワークとしての「代替要素」「判断要素」「不確実要素」については参考になった。
特に判断要素の考え方はプロジェクトを進めるにあたって、必要な考え方であり、このポイントを関係者と合意できていれば物事が進みやすくなる。前提条件は当然変わっていくものなので、その場合に代替要素や不確実要素が活きてくる。
そのほかは、経済学と似たようなポイントが多いように感じる。機会費用がしっくり来る。この機会費用的な考え方の精度を高めるために、本書のファイナンスの能力が必要だという -
Posted by ブクログ
ネタバレ買いたいと思っていた分野の本ではなく、本屋に行った際に気になって購入した。ファイナンスって言葉は聞くけどPL/BS数値系を駆使して財務部分を理解する方法?くらいにしか理解でなんとなく重要だとは感じていたのでどんな本なんだろうと思い購入。
今、企業は事業家を求めている。事業家とは既存の事業に関わり、それを経営し、成長させていく人のことを言うと。ほんで、事業家に必須なのはファイナンスということらしいです。で、ファイナンスっていうのは難しい数式を操るとか特殊スキルではなく教養であり、お金という枠組みで思考するためのフレームワークということ。
一言で言うと「モノの値段」を考えることですって。