交通新聞社のレビュー一覧
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『しかしそれを見てもなお、目の前の道を右に進むのか左に進むのかがわからない。現実の風景と地図が、脳内でうまく照合されないのだ。わからないので、いちかばちか勘で歩きだす。 地図上の青丸が思いどおりの方向に動けば「よかった、こっちで合ってた!」と安堵し、反対側に動けば「違った!」と戻る。この高度に文明が発達した現代において、実際に歩いてみるという非常に原始的な手段でしか方向を確認できない』―『はじめまして』
北1条と南1条の真ん中が大通りであることを知らない札幌市民がいるというのもにわかには信じ難いけれど、大通り西17丁目にある店が地下鉄東西線の西18丁目駅の近くにあることが直ぐに判らないという -
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埼玉の魅力はのんびりした空気とマイペース、そして快適な暮らし。「散歩の達人 埼玉」(2018.2)、大宮、浦和、川越、所沢、狭山・入間、飯能、秩父の地域が紹介されています。私は大宮は詳しいですw。私が選んだベスト10はw:①武蔵一宮・氷川大社(日本一長い参道、2km)②大宮公園 ③鉄道の町(12路線)④昭36開通、大栄橋(たいえいばし)63.9m ⑤大宮駅東口大衆老舗酒場「いづみや」朝10時から ⑥昭50創業喫茶「伯爵亭」24h無休 ⑦昭23創業「多万里食堂」⑧太宰治来訪の酒屋「大西屋」⑨大宮公園の北側には「大宮盆栽村」 そして、⑩8代吉宗が造った広大な見沼田んぼ、中央に流れる芝川、両端に見
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「散歩の達人 東京町酒場 首都圏調度いい店146軒」、2019.12発行。いい店はどんな本にも登場しますね。きっと店の佇まい、営む人、客、リーズナブルで美味しい料理などの魅力だと思います。私の知ってる店も何軒かありますが、間違いないと思います。いい店146軒だと思います(^-^)大宮の「いづみや」、鶯谷の「信濃路」、いいですョ!
もう泣けてくるぐらい「いい店」がてんこ盛りです(^-^) 東京町酒場、埼玉・神奈川・千葉エリアもしっかりフォロウされてます。146軒。いい店は、いい佇まい、安くて美味しい料理と酒、普段着の店主と店員、そして嬉しそうに飲む客。コの字カウンターがまぶしいです。私の一押し -
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「夜長に淡々と、お酒でもちょっと飲みながら、寝る前に読むための本です。寝る前の読書は、人に対してカッコつける必要がない、人生でいちばん楽しい時間なので」
との前書きから始まるエッセイ集。
「でも僕も読者のみなさんもわかっているはず。『胸を張って好きと公言できないものこそ本当に好きなものだ』と]
思わずニヤニヤしながら共感するような話。
あの歌手に、この芸能人にこんな背景があったのかと目からウロコのエピソード。
「それにしても勉強は全然できなかったというのにどうしてこんなことばかり覚えているのだろう」--まったくもって同感である。
「社会人になってから深夜放送を聴かなくなった。深夜放 -
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著者は1971年生まれということですので、私の5つ下ということになります。なんとも絶妙に、私の知っている世界と同じ世界を、珠玉のエッセーに仕立ててくれました。
それにしても、よく覚えているもんですね。私より5つ下なのに、私よりあの時代をよく覚えているのは驚愕です。多分、私は自分より5つ上の世代の人と、同じ世界を語ることはできないと思います。
ちなみに、私は渡辺美里と同じ歳で、私の友人には、渡辺美里と同級生だったやつがいます。そいつの自慢話を、よく聞かされていました(笑)。
面白い話はいっぱいありましたが、なるほどと唸らされたのは、
p.119 「これは拙著『アクシデント・レポー -
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大江千里のCD情報をネット検索している時に
偶然出会った一冊。
ボクは“大江千里と渡辺美里”って、結婚するとは想像もしなかったですけどね(笑)
当時から、お二人の楽曲はかなりディープに聴いていた、ヘビーリスナーでしたが。
その辺りはもっと冷めた目でみていたのかな?
それはともかくこの本は…
ほぼ同世代の著者の多感な頃の思い出を
エッセイ連載していたものを一冊に纏めた本です。
所謂“Z世代”の人が読んでも“なんのこっちゃ?”って
思われちゃうかものテーマや思いが綴られていますが
多感な頃を80年代、90年代に過ごしてきた身としては
結構楽しめる一冊でした。
特