【感想・ネタバレ】大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってたのレビュー

あらすじ

2016年7月より月刊『散歩の達人』で連載中の「失われた東京を求めて」をまとめたエッセイ集。
東京に生まれ育ち、暮らしてきた作家・樋口毅宏が、音楽やテレビ、ラジオ、映画、プロレスなど様々な切り口から、昭和の思い出を振り返る。
あの日、あの時、あの出来事。当時、僕らは何を思い、何をしていたのか。
そして当時、圧倒的な熱量で時代をけん引していた者たちは今、それを見つめる自分は今――。

同世代なら、きっと共感できるはず。「何年かに一度会う腐れ縁の友と、だらだらダベる感じで読んで」お楽しみください。

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Posted by ブクログ

僕は渡辺美里と岡村靖幸が結婚するもんだとばかり思っていました。
筆者と同世代なので、大変わかりみが深い内容が多く、ただ、田舎者なので東京の話は正直よくわからないのと、都会と田舎の文化資本の違い(映画やライブへのアクセスのし易さ)をまざまざと再確認させられる内容もあったり、都会では散歩も楽しそうだったりとか。

ちなみに、僕の中では佐野元春はまだ神様です。

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2022年08月20日

Posted by ブクログ

「夜長に淡々と、お酒でもちょっと飲みながら、寝る前に読むための本です。寝る前の読書は、人に対してカッコつける必要がない、人生でいちばん楽しい時間なので」

との前書きから始まるエッセイ集。

「でも僕も読者のみなさんもわかっているはず。『胸を張って好きと公言できないものこそ本当に好きなものだ』と]

思わずニヤニヤしながら共感するような話。

あの歌手に、この芸能人にこんな背景があったのかと目からウロコのエピソード。

「それにしても勉強は全然できなかったというのにどうしてこんなことばかり覚えているのだろう」--まったくもって同感である。

「社会人になってから深夜放送を聴かなくなった。深夜放送を卒業するときは思春期の終わりなのだろうか」

その思春期に熱を上げていたものは、生涯の宝物。
蓋を開けて目にすると、走馬灯のように記憶が蘇る。

音楽。小説。テレビにラジオ。そしてプロレス。

著者の引っ越しエピソードに、自身の人生を重ね合わせながら読んだ。

懐かしくて新しいエッセイ集。

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2020年09月11日

Posted by ブクログ

 著者は1971年生まれということですので、私の5つ下ということになります。なんとも絶妙に、私の知っている世界と同じ世界を、珠玉のエッセーに仕立ててくれました。

 それにしても、よく覚えているもんですね。私より5つ下なのに、私よりあの時代をよく覚えているのは驚愕です。多分、私は自分より5つ上の世代の人と、同じ世界を語ることはできないと思います。

 ちなみに、私は渡辺美里と同じ歳で、私の友人には、渡辺美里と同級生だったやつがいます。そいつの自慢話を、よく聞かされていました(笑)。

 面白い話はいっぱいありましたが、なるほどと唸らされたのは、

p.119 「これは拙著『アクシデント・レポート』にも書いたが、佐野元春がどうして人気がなくなったか?と言うと、「つまらない大人にはなりたくない」という象徴的なフレーズを挙げて、現代では「大人にならなくてもよい時代になった。だから元春は時代から取り残された」と僕は喝破した。同じように、やはり美里の名フレーズ「死んでるみたいに生きたくない」も、現代では「死んでるみたいに生きて何が悪い?」に変わっていった。こんな時代に渡辺美里がトップランナーでいられるだろうか。渡辺美里がオーディエンスを失ったのではない。オーディエンスが渡辺美里を失ったのだ。」

というところ。難しい時代になりました。

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2020年03月22日

Posted by ブクログ

 大江千里のCD情報をネット検索している時に
偶然出会った一冊。

 ボクは“大江千里と渡辺美里”って、結婚するとは想像もしなかったですけどね(笑)
 
 当時から、お二人の楽曲はかなりディープに聴いていた、ヘビーリスナーでしたが。

 その辺りはもっと冷めた目でみていたのかな?

 それはともかくこの本は…

 ほぼ同世代の著者の多感な頃の思い出を
エッセイ連載していたものを一冊に纏めた本です。

 所謂“Z世代”の人が読んでも“なんのこっちゃ?”って
思われちゃうかものテーマや思いが綴られていますが

 多感な頃を80年代、90年代に過ごしてきた身としては
結構楽しめる一冊でした。

 特に、音楽やサブカルネタは結構興味深く読みました。

 たまに当時を振り返ってみるのに、丁度良いきっかけになる本かな。

 とにかく、ボクは楽しく読めた一冊でした。

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2023年07月24日

Posted by ブクログ

何故か雑司ヶ谷でこの本を買いましたが、お店の人に作者この辺出身なんですと言われきょとんとしてしまいましたが、よく考えたら「さらば雑司ヶ谷」の作者だった!一生の不覚!そうか、だから雑司ヶ谷の店に本があったのか。納得。
そして少しだけ上ですがほぼ同年代なので、言っている事が物凄くよくわかります。僕も渡辺美里と大江千里は付き合っているとばかり思っていました。「すき」のコーラスなんて聴いていて恥ずかしくなるくらい息あってますからね。
こういうエッセイなのか分からない語り好きです。

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2022年12月19日

Posted by ブクログ

 同時代の感覚が、本当によく伝わってくる。たしかにこんな感じだった。あのころのソニー関係のアーティストは、本当に素晴らしかった。

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2020年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昭和40年代~50年代前半生まれの
男性にはツボるエッセイ集。
趣味が僕ととても近いので
そうそうそう!となります。

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2025年08月26日

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まさに同じ時代に青春を過ごしてきたであろう樋口先生のエッセイ。タイトルの懐かしさに惹かれて読んだ。

いわゆるニューミュージック、プロレスやテレビ番組の話など、共感を覚えながらも、細部になると自分の意見と食い違うのは、作者が私よりもオトナだったからだろう。

未成年しか聞いていなかった大江千里を改めて聞いてみようと思った。

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

懐かしい音楽や雑誌が飛び出し、昔を思い出しながら読んだ。好きだからといってほめるだけでなく、しっかり批評もする。知らなかったことも書かれていた。そして恵まれた少年期を過ごしていたんだなと感じた。80年代が好きなら、楽しめる。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

昭和の終わりと平成の始まりにあったイベントとカルチャー、エモーショナルな音・本・映像、そして人々-。東京で生まれ育った著者が、当時の思い出を綴る。『散歩の達人』連載を加筆し書籍化。

あるある!というか、いるいる!というか…。

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2022年03月25日

Posted by ブクログ

中年男がただ自分の若い頃を振り返るだけのエッセイ。中身はあまりない。若い人は読む必要ない(笑)。
僕は世代的にどハマりなので、メチャクチャ面白かったけど。

いま40代後半で、若い頃ちょっと尖った音楽が好きだった人は、タイトルからして心をくすぐられるだろう。

大江千里と渡辺美里。
エピック・ソニーを代表するアーティスト2人。
80年代日本の音楽シーンの最先端だった2人。
もし結婚してたら、稀代のビッグ・カップルだっただろうなぁ〜、
なんて想像しながらニヤリ。

ほかには、尾崎豊とか、ボウイとか、村上春樹とか、武道館とか、タッチとか、長州力とか、池袋などについて語られている。
昭和末期のなんでもあり〜な空気感がめちゃくちゃ詰まっている。
日本がまだまだ夢に満ち溢れていた時代を懐かしく思い出しながら、楽しく読ませていただきました。

ああ、青春。

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2020年09月19日

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