交通新聞社のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
以下、引用
●方向音痴の克服に取り組んで、わかったことがある。私はずっと、方向感覚というものを「あるかないか」だと思っていた。それは音感や運動神経のような生まれつきの素養であり、方向音痴を克服するには方向感覚を鍛えるしかないのだと。しかし、必ずしもそうではないことに気づいた。方向音痴はバッと治るものではないが、「頻繁に現在地を確認する」「常に方角を意識する」「脳内に地図を重い描く」など、小さな工夫の積み重ねによって確実によくなる。 方向音痴じゃない人たちは、意識的かはさておき、そういった小さな工夫をしていたのだ( 皆川さんのように生まれつき北がわかる人はまれ)。私との違いはそこだった。 私は -
Posted by ブクログ
地図アプリを見ても迷う。駅を出て、最初の一歩をどちらに進んでいいのかわからないから勘で歩き出す。紙の地図の方が迷わない、東西南北より上下左右で認識する、アプリに頼れない大きな駅構内は迷宮、など共感することが多かった。
そう、私も方向音痴なのだ!
地図やアプリを見ながら歩く練習の他、脳や地図や地形の専門家の話なども聞く。
東京スリバチ学会会長と行く四ツ谷散歩は面白かった。
映画「君の名は。」にのラストシーンの階段も出てくる。
東京は谷と丘で世界が違う。それを繋ぐのが階段。
違う世界を生きていた2つの世界、2人の世界が交わるのが階段というのが象徴的、というのにときめいた。
方向音痴が克服できる -
Posted by ブクログ
中年男がただ自分の若い頃を振り返るだけのエッセイ。中身はあまりない。若い人は読む必要ない(笑)。
僕は世代的にどハマりなので、メチャクチャ面白かったけど。
いま40代後半で、若い頃ちょっと尖った音楽が好きだった人は、タイトルからして心をくすぐられるだろう。
大江千里と渡辺美里。
エピック・ソニーを代表するアーティスト2人。
80年代日本の音楽シーンの最先端だった2人。
もし結婚してたら、稀代のビッグ・カップルだっただろうなぁ〜、
なんて想像しながらニヤリ。
ほかには、尾崎豊とか、ボウイとか、村上春樹とか、武道館とか、タッチとか、長州力とか、池袋などについて語られている。
昭和末期のなんで -