鈴木弘毅のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「駅そば」の大家として知られる著者が
「駅ラーメン」を特集しました。
一昔前の駅で食べるラーメンと言えば、乾麺
を単に戻したようなインスタント的なものしか
ありませんでしたが、最近は違います。
麺は生麺、スープもしっかりと仕込んでいる
店もあるといいます。
でもそれらがホーム上にある店で食べさせる
形式ではなく、駅ビル内や改札外も含めて
”駅ラーメン”としてくくっています。
このあたりは著者に限らず、定食評論家の
今冬二氏も改札外の駅ビル内の店は「駅そば」
や「駅麺屋」から除外しています。
著者の鈴木氏も線引きに苦慮しているようです。
とは言え、駅ラーメンのバリエーションは
増えつつあ -
Posted by ブクログ
たまらなく「駅そば」が食べたくなる本です。鼻腔には熱々の出汁の香りを感じ、口内には汁と溶け合った揚げ玉のふにゃふにゃを感じ、唇にはズズっと音を立てて吸い込まれていくメンの動きを感じます。ここ最近、駅がオシャレに改築されて、ここに立ち食いそば屋さんあったよな、という店がなくなりチェーン店で済ますことが増えて来たように感じますが、著者はこう言います。「駅ナカが自由競争の場となって30年以上が経過しても、いまだに大手チェーンによる全国統一化の動きがみられないのだ。」そうなんだ…でもこうも書きます。「国鉄分割民営化以降の駅ナカ大変革なかで、残る店は残り、消える店は消える。そして、新たに芽生える店もある
-
Posted by ブクログ
日本各地で味わえる「駅ラーメン」を実食して紹介。
カラー口絵8ページ
序章 駅ラーメンって、何? 第1章 駅とラーメン
第2章 旅を盛り上げてくれるご当地ラーメン
第3章 異業種系の駅ラーメン 第4章 駅ラーメンの変わり種
終章 ラーメンがますます駅に人を呼ぶ
「駅そば研究家」による駅ラーメンの魅力。
とは言え、「駅ラーメン」とは何ぞや?との考察で苦心惨憺。
駅ナカ、改札外、駅ビルを含めるか否や、線引きは難しい。
ともあれ地域性。
学生等の駅の利用客を考慮してのメニュー。
その地域の特産を盛り込んだ具材での、オリジナルラーメン。
各種の味噌、海と海鮮と塩、九州発の豚骨など。
また、駅ラー -
Posted by ブクログ
ネタバレ<目次>
序章 駅ラーメンって、何?
第1章 駅とラーメン
第2章 旅を盛り上げてくれるご当地駅ラーメン
第3章 異業種系の駅ラーメン
第4章 駅ラーメンの変わり種
終章 ラーメンがますます駅に人を呼ぶ
<内容>
駅そばの本(同時期に執筆してらしい)や駅チカ温泉(これは私も読んだ)などの本のあるライターが、「駅そば」ならぬ「駅ラーメン」を取材。
なるほど、駅そばほど「駅ラーメン」(特に駅構内)はない。それで著者は、駅ビルや駅チカなども含めて書いたらしい。まああるね、駅ラーメン。近年市中のラーメン屋は多種に分化して、私のような年寄りは「とんこつ」系を避けつつ食しているのだが、駅