高田かやのレビュー一覧

  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    ネタバレ

    面白かった。別の著者の批判本に出てくる特講についても出てきて興味深かった。洗脳とかも指摘されているが内部の人にもおなじようにするとは、組織が硬直しているしるしかも知れない。

    この本だけではカルト的要素は薄く感じられ、人類の理想郷建設の、(当初の?)団体の硬直した内部の体験記といった感じ。

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    2018年09月24日
  • お金さま、いらっしゃい!

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    最近の気になるキーワードは『お金』
    みんなのお金の使い方が気になる今日この頃。

    カルト村という村は農業を基盤に物資を共有することで成り立つ村。村民はお金を持たず、ただ働きをします。必要になったら歴代の村民が着用・使用したお古を世話人に申請して貰う。そんな村に生まれ育った著者が村を出てからのお話です。
    お金を使用してこなかった著者が家族で引っ越し、私たちのような生活をします。お金を得るためにどうするのか、得た著者の生活はどうなるのか。
    こちらの前作『カルト村で生まれました』も気になる。

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    2018年08月30日
  • お金さま、いらっしゃい!

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    高田かやさんの3冊目の本。今回はお金について。今、節約や貯金に興味もあるし、可愛い絵に手書きの文字で手作り感のある高田さんの本。 なんとなく優しさに溢れていて、また次何か出版されるなら買いたいなぁ。

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    2018年07月05日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    そして、オウム真理教事件その他でカルト村にも余波が来る。
     さういふ状態で、著者は、村を飛び出すやう“手続き”をする。
     なんか、村のアレと、その他で、このカルト村的に外道の娘さんがやる鶏の屠畜が、なにがしか神聖なものに見えなくはない感じ。
     著者の若いころの造型はあほで、一般社会にゐてもこの女アレだったんぢゃねえかと思ふ感じがするに来拘らず、カルト村でほのぼの生活をするこのマンガはこっちでも、読後感といふか読むのがつらい。

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    2018年04月10日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    この本を読んでると、よっぽどこの教団のスポークスマンではないか、と思えるほどに、なかなかに興味深い団体なのである。ちゅうことでついついカルト村の本体をwikiで調べてしまったよ。概ねマスコミに叩かれたり、時に問題起こしたりと、まぁ普通の宗教団体と変わらんよなぁ、と。その程度の問題でやっていけてるなら及第点ではないか?
    特に、物を共有化するってのは、何気に未来を向いてるような。知識の共有化ってのはwikiとかでも言われてるくらいだし、服屋とかには申し訳ないけど、使わなくなった服の共有化施設とか近所に欲しいわ。
    そんなこんなで共産主義に入れ込む人々の気持ちも分からんこともないなぁ、と思うのだった。

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    2017年09月24日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    『カルト村で生まれました』の続編。思春期を経て大人になる過程で、「村」での人生しか知らないが故に世間の常識とはズレた暮らしや教育も「そういうもの」として本人は自然に受け入れているつもりでいても、組織の教育の中では集団の思想に従順でない人間と見抜かれて再教育課程に放り込まれる描写に、個人的にじんわりと怖さを覚えました。
    そして作者さんが「村」の中で従順にさえしていれば、教育がなくてもお金の心配もなく生きていけることのメリットを存分に知りながら、「親と子が共に暮らすこともできないこの場所での人生は自分の理想の人生ではない」とついに気づくのがこの物語のクライマックスであるわけですが。そうした人生の決

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    2017年03月27日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    カルト村で育った著者の実体験をつづったコミックエッセイ。
    カルト村の仕組みやルールが解説されるが、これがとても興味深い。うまく作られてるいるなと思うものもあれば、無理やり感たっぷりのものもある。異質な社会を垣間見る意味ではとても面白い本。
    前作があることを知らなかったので、前作もぜひ読んでみたい

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    2017年08月20日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    タイトルのカルトは釣り気味だと思うけど、びっくりする内容ではあった。
    学校や恋愛の自由が無く、お金も持たない。ほとんど皆、農業に従事する社会。
    他の国のある部族とかなら納得してしまうだろうが、日本だから、異端とされてしまうのか。

    日本で暮らしていれば当たり前の選択肢を与えないことは、悪なのかどうかは私にはわからない。
    普通の家族にだって不自由さはあるだろうし、選択を迫られることが苦手だとな人もいるだろうし。結局その生き方が自分に合っているのかどうかなのかな。

    ただ子供(いわゆる宗教2世にあたる?)が強制的に加入になってしまうのは、問題だと思った。

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    2023年03月29日
  • カルト村の子守唄

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    高田かやさんの他のカルト村シリーズを読んで、特に小学生時代はさぞや辛かっただろうなぁと思っていた。なので、幼少期のエピソードが温かく幸せそうでホッとした。
    高田さんの本は全て文字も手書きなのだが、本当に読みやすい字だなぁと感心する。

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    2022年10月29日
  • お金さま、いらっしゃい!

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    せしゅ施主 茫洋とした記憶の中から 現場監督責任者 残った料理のリメイクを考えるのも大好き アメリカ製のスモーカーを見つけた 火を点けたら次第に苺から水分が出て砂糖が溶けていくから 四万十鶏 福岡県嘉麻市の赤崎牛 日常が旅の延長なのか旅が日常の一部なのか

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    2022年04月01日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    その部屋で個別ミーティングをしていた子が飛び降りて自殺したと聞いたのはそれから暫くたってからだった 村の調整役から打診され一応強制ではないようだが 村で言うせせりは「骨の周りに残った細かい肉」一般で言うせせりは「首肉」を指すことが多い 一般との折衝せっしょう おやつ奉行ぶぎょう しえき使役される可哀想な被害者

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    2022年04月01日
  • カルト村の子守唄

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    子供特有の支離滅裂な思考を説明したところで大人には理解不能だろうし それくらい「調整結婚」は村の理念の中でもインパクトが大きいもので 待てば海路の日和あり 授業中に描いていた落書きや点描 農業を基盤としたコミューン

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    2022年02月23日
  • カルト村の子守唄

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    202111/著者の記憶と視点で描かれたカルト村シリーズの最新作。幼少期エピソード、従来作よりも一層、芯があるというか我が強いというか強情というか…なキャラで描かれている気がする。今までは抑えてマイルドに描いてたのを今回で最後だからかと思うのは穿った見方かもだけど。これまでに出したシリーズに批判が結構来たとのことで胸が痛んだ。かわいい絵柄で手書き文字もきれいでよみやすいので創作モノ等新たな作品も読んでみたい。

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    2021年11月17日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    ネタバレ

    前作より明るい雰囲気になった印象を受けた。それがギャップで、想定外の反応とかがあったのかなと勘ぐっちゃうくらい。
    村を出るまでっていうタイトルからして複雑な葛藤を予想してたけど、意外にシンプルだった。
    親との時間を奪われたことに対する悲しい記憶が、本人も驚くほど根強くあって、それをきっかけにカルト村は自分の居場所ではないと気付く。
    それにしてもこの両親が勝手過ぎて驚いた。子どもの感情を抑えつけておいて、一般に戻ろうという話をしてたってふざけ過ぎだろう。
    本書を通して知らない世界を垣間見れたことは良かった。

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    2021年01月26日
  • お金さま、いらっしゃい!

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    高田かやさんの三冊目のコミックエッセイ。
    お金との付き合い史。
    もちろん、「村」の話もベースとして語られている。
    ご両親の話、旦那さんの話も多い。
    夫のふさおさんとは結構歳が離れているっぽい。

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    2020年04月02日
  • お金さま、いらっしゃい!

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    ネタバレ

    可愛らしく丁寧な絵のエッセイ漫画。
    作者がカルト村出身者であり、一般社会と違う常識が入り込んではいるが
    作者自信が自分自身の常識は村のものであり一般社会とは違うと認識しているので
    嫌な気持ちになどは全くならず 興味深く読んだ。

    面倒くさがりとおっしゃっているがとてもそうとは思えず
    村での生活の影響もあるのだろうかと思う。

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    2020年02月09日
  • お金さま、いらっしゃい!

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     カルト村での著者だからもっとお金に対して貪欲に欲するのかと思えば、普通に生活している同世代よりももっと金銭面でしっかりしている感覚を身に着けている。

     なんか、カルトカルトというのもどうかと思ってしまう。
    ようは、どこにいたとしても、そこで流されるような性格ではなくいろいろ考えられる頭を持つことができるのならば普通と変わらないという事なのかもしれない。

     偏見が一番よくないという事がこれを読んで身に沁みました。

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    2019年10月04日
  • お金さま、いらっしゃい!

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    価値観が珍しくて面白いけどわたしには興味が薄かった。。旦那さんゆるくて面白い。旦那さんの話もっと見たいかも。字が整っていて読みやすい

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    2019年07月17日
  • お金さま、いらっしゃい!

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    ▪️カルト村の印象が強い作者のお金にまつわるコミックエッセイ。節約方針というか考え方ってそう小さい頃からの積み重ねもあるよねぇ

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    2019年06月23日
  • お金さま、いらっしゃい!

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    お金がかからずお金を持たせてもらえなかったカルト村出身の著者が世間に出てどうお金と付き合ってきたかの話。

    極端な育ちだからかずれていると感じる部分もあるが、自分で稼いだお金にどういった価値をつけるかは誰もが経験することだと思う。
    そういった意味ではお金との付き合い方がすごく上手だなと思った。

    安いものを探す労力を苦にしないというのはすごいし、一番の節約は余計なものを買わないことなのだなと改めて思った。それが難しいのだが。

    後半に料理や旅行の話が出てくる。
    料理は手間がかからず美味しそうだしリメイク法もあるし、いろいろな場所へ出かけて行っている。
    レシピ本や旅行本でも出たら面白そうなので読

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    2019年05月11日