高田かやのレビュー一覧

  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    特定の神様を信仰するわけではないが、外界から極力遮断され特定の思想を植え付けられたカルト村で育った著者が思春期から外に出るまでの話。

    彼女は村自体には特に不満はなく、一見して自分の意見をもっているようには見えないが、時々強いこだわりを見せる。そのこだわりと違うことを指示されるととことん反発する。それが村を離れるきっかけになった。
    思ったより簡単に抜けられたようだったのが意外。

    小さな村で育ち中学からは一番大きな村へ配置されたり、両親が村を出るタイミングと重なったり、出会い系サイトで出会った人がいい人だったりと、彼女自身の気質に加え運の強さがあるのではないかと思ってしまった。

    旦那さんのツ

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    2019年05月11日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    ネタバレ

    20180327リクエスト
    他館借受

    内容も驚くことが多かったが、とてもきれいで読みやすい文字を書く方だと思った。こんな字を書けたらいいなあ…

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    2018年04月22日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    前作「カルト村で生まれました」の続編。

    基礎知識(?!)があるからか、著者の腕が上がったのか、前作より読みやすかった。

    普通の高校のような勉強をする訳ではなく、どちらも労働をしているようなので、高等部と実習生の違いがイマイチよく分からなかったけど。。
    実習生は高等部より自由なイメージ?

    一般とはかけ離れた世界で育った事で得られた逞しさは財産にもなっていると思う。でも、幼少期に親と過ごせなかった寂しさはどこかに抱え続けるのだと思う。
    大切な幼少期に親と離すことは賛成出来ない。

    村の言う「一般の世界」で幸せに生きていって欲しい。

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    2017年07月27日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    まず、絵と字が好きです。普段コミックは読みません。でもタイトルが気になって手に取りました。
    人それぞれなんらかの信念というか、考えを持って生活していると思いますが、自分の頭の中だけなのか、このカルト村のように形にするのか。形にした時には、外部の理解、あるいは摩擦が生じるかもしれない。
    かやちゃんは、持って生まれた性格でうまーくそういうのを受け止め、時には受け流し、ってことができたんだろうなぁと妙に感心。
    結果的には、カルト村の構成うんぬんより、かやさんのことを知りたくて読み進めた気がします。

    2
    2017年07月09日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    ネタバレ

    続編。マイペースなこの作者だからこんな風に振り返りができるのだろうか。暴力がなくなった分、中学部以降は楽しそうだった。食べ物に困らない本部に行ったからだろうか。しかし、この平成の時代に中卒というのは気の毒な気もする。ふさおさんに出会えてほんと良かったよねー。しかも出会い系サイトでなんて。しかし、親は一般に出てくる時どう思ったのか。今更普通に就職するなんて。

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    2017年06月02日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    暴露本のような過激さや、「私の青春を返して!」的な激しい主張はないので、「へー」くらいの感じで読めます。絵もほのぼのとしていて可愛らしいし。

    カルト村での暮らしは、想像していたよりはまともというか・・・長所もあるんだなぁ、と思いました。
    子供の時から働いていたり(しかも休日らしい休日もなく)、個人の意見や自由が認められないのは異常だけど、自分で決めなくてもいい=楽、と思う人にとっては意外と生きやすい環境なのかもしれないですね。実際、著者も違和感の正体に気づくまでは「ずっと村にいる」と公言していたようだし。

    でも、カルト村で育った子供たちは妙に聞き分けがよくて個性が弱そう。
    こういう人間を増

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    2017年04月03日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    この団体は神様がいるような宗教団体とは違うかもしれないけれど、
    でも、親と子を別々に生活させたり、お金を使わないで共同生活するために
    労働や教育っていう面で普通のこの国の生活とは隔たりがある。

    前作は小学生くらいの子どもだったから軽く笑えてたんだけど、
    やっぱりこんな生活で一般の生活に出るとなると
    あまりにもギャップがあって大丈夫なのかなって疑問に思う。
    ダークな感じではないけど、やっぱりカルトなんだよなぁ。

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    2017年03月21日
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

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    とても興味深いことなので、簡単に描かれていて楽しかった。身近に感じることなく偏った情報の中、実体験を少しでも知ることができ、様々な生活があるんだな~と思いました。この中で生きていける人、そこで育ったのに疑問に思う人、自分の力で考えていくことの大切さに気付かされました。
    前作をまだ読んでないのでぜひ読みたい。

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    2017年03月11日