カルト村の子守唄

カルト村の子守唄

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自由だった村は、どうして「カルト」化してしまったのか?
村の過渡期を描く、人気シリーズのエピソード0!

親子が離されて別々に暮らし、子供も朝5時半起きで労働をさせられ、布団はふたりで一組、食事は1日2回のみ、すべての物は共有で服もお下がり、男子は丸刈りで女子はショートカット、お金を持っていたら即没収、ビンタ・正座・食事抜きなど体罰は当たり前……。そんな「お金のいらない平和な社会」を目指す「カルト村」での驚愕の日々を描いた人気シリーズの最新作。

今回描かれた時代は、著者が生まれてから小学校に上がるまでの幼少期。このころの村はもっとゆるくて、のちにNGとなる「お酒、タバコ、テレビ、漫画、ゲーム」はすべてOKで、村の外の温泉に行ったり、デパートにクリスマスプレゼントを買いに行ったり、いち早く宇多田ヒカルのCDを手に入れたり……なんて思い出も。
ところがある日突然「新しい世話係さん」が現れて、漫画やゲームは没収され、テレビも禁止になり、髪を短く切られて、両親に会える回数も減っていき……。
のんびりしていた村が、過酷で理不尽なカルト村に変化していく転換期のエピソードを、丁寧な絵と手書き文字で描いた「実録コミックエッセイ」。
両親がなぜ村に入って結婚したのかを、著者自らが探る「カルト村で出会いました。私の両親編」も収録。

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カルト村の子守唄 のユーザーレビュー

4.0
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    Posted by ブクログ

    やっぱり、高田さんの絵可愛い。 この可愛さあるから、「カルト村」といった、ある種特殊な環境・経験もサクッと読めるのかも。 1作目から読みましたが、全て楽しく読めました^^

    0
    2021年12月06日

    Posted by ブクログ

    筆者のカルト村にいた頃の話。生まれた頃から小学部に入るまでと、両親の馴れ初め、両親それぞれカルト村に入るまでが書かれた作品だ。生まれ持った素質もあるかもしれないが、やはり養育環境は大きいな…。

    0
    2021年11月27日

    Posted by ブクログ

    相変わらず字がきれいだな、と思い、そういえばこれも「村」の教育の賜物だったなと思いながら読みました。理想があり、その理想の具現化として発生した「村」。それを正しい正しくないは置いておいて、フラットな視点で知ることのできる良い本だと思いました。

    0
    2023年07月17日

    Posted by ブクログ

    幼少期のころの村のままなら
    そんなに悪いところでも
    なかったかな・・・と思うだけに
    余計に一作目の 初等科の締め付けの
    異常さを思い出させます
    カルト村も 段々締め付け 支配するのが
    目的になってきたんだろうな
    やっぱり 子供には
    伸び伸びと自由に
    育って欲しいって思いますね
    2世と言う苦しみもなく

    0
    2023年03月14日

    Posted by ブクログ

    どんな理念や宗教もそうだろうが、最初の志は高くとも人が集まればルールが増え、世間とは常識がずれていってしまう。それがカルトというものだ。
    所有のない社会を目指し自給自足の共同体で生まれ育った著者。
    子供は明るく素直で元気でいなければならない社会において、そうなるつもりもない頑固さと意思の強さはご両親

    0
    2022年11月13日

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