池田利道のレビュー一覧

  • 23区格差

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    都市工学、まちづくりの専門家による、東京23区を比較した本。データが豊富で、東京35区時代との比較もあり、人口動態のみならず、歴史的、経済的、社会的見地など多角的視点から23区をランキングしており、とても面白い。参考になる事項が多かった。
    「多くの人は同じ鉄道の沿線で移住を繰り返す」p5
    「新橋、有楽町、八重洲、神田、秋葉原。これらのまちが何区にあるかをご存知だろうか。新橋は港区。八重洲は中央区。残る有楽町、神田、秋葉原はいずれも千代田区。全問正解者は相当の東京フリークだと自慢してもいいだろう」p26
    「東京はひとくくりで捉えられがちだ。だがその内部を見れば、多様な「まちの複合体」が存在して

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    2018年10月23日
  • 23区格差

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    ネタバレ

    東京23区は、それぞれ地理的にも個性豊かである。そこから、なんとなーくのイメージがそれぞれできているが、それらを定量的に評価したのがこの本である。
     切り口は高齢化、少子化、学歴、高収入、子育て、シルバー、就業などなど。元々、どのような街が発展してきたか、(大名屋敷→山の手→100坪の戸建ての世田谷や、埋め立て地→中心地→タワーマンション林立の中央区・江東区などのようなこと)が、その後の街の問題点(少子化による空き家問題、相続で細かすぎる区画)につながってくる。
     我々はなんとなくのイメージで判断しがちだが、家を買う・借りる、働くなどの判断をするときには、ちゃんと定量的な裏付けが必要になる。そ

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    2016年11月02日
  • 23区格差

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    都内の中においても広がる格差。

    というか、東京のほうが地方よりも格差は大きいのです。

    これは都心での不動産投資を行う上では、

    非常に参考になる本だと思いますね。

    攻めるべき区は何処か?

    売却を急いだほうがよいエリアは?

    こういうことが見えてきますね。

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    2016年02月24日
  • なぜか惹かれる足立区 - 東京23区「最下位」からの下剋上 -

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    某から夜ふかしで茶化されてる足立区についてまとめられた本。

    著者は一般社団法人東京23区研究所所長で、東京の分析のプロ。足立区には5年ほど住んでたのみのため、ある意味偏りや上げる内容はなく客観的に書かれている。
    本書の良さは豊富なデータがあり、データから見ている点が多いこと。ちゃんとデータで見ると、実態と話題性は異なることがわかる。

    足立区は意外に区が頑張ってるとも言える。ビューティフルウィンドウズ運動(割れ窓理論)、イメージ払拭運動など地道な活動あっての今だろう。

    個人的には、"東部三区"(足立区 江戸川区 葛飾区)のまとめ方は良いなと感じる。
    あと、北綾瀬駅が&q

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    2023年02月18日
  • 23区格差

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    各区の比較をしているが、最後の方に重要な指摘があった。
    20年以上の定住者の割合が低い区(港区、世田谷区、目黒区、千代田区、文京区)と、住みたい人気のある区が、一致している。
    定住者が少ないのは、賃貸住宅が多いから。
    賃貸住宅に住む人が入れ替わり、住民に新陳代謝が行われることが、その地域の活性を保つために必須。
    住民が入れ替わらない郊外の分譲住宅地は、経年変化とともに高齢化して、地域の活性が失われる。
    したがって、持ち家を買う場合でも、地域内に、ある程度の賃貸住宅の供給がある地域の方が、数十年後に活性を保つことができる可能性が高い。、

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    2019年05月21日
  • なぜか惹かれる足立区 - 東京23区「最下位」からの下剋上 -

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    足立区を他の23区と比べながら、良いところ、悪いところを引き出した一冊。足立区というと正直、治安などを絡めるとあまり良いイメージを持ってはいませんでした。定住率が高い。しかし、それが街の新陳代謝を阻むことになる。家賃や生活費は安い。また千住駅を中心に大学が進出してきている。街のひとがおせっかいなど。
    所得が23区で最低ランクとのことでしたが、日本の平均所得とあまり変わらない実態を聞いて、あまり色眼鏡でみるのはよくないと実感。
    ブランドに拘らなければ日本全国どこでも住めそうな気がしてきました。

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    2018年11月15日
  • 23区大逆転

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    レガシーに縛られる西部山の手の苦渋とソフトで頑張るがハードの投資を呼び込みにくい東部下町・新下町地域の苦悩を描く

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    2019年05月21日
  • 23区格差

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    著者は都市計画のコンサルタント、東京23区研究所の所長を務めている。東京を俯瞰的に眺めるためのデータとして役に立つ。23区それぞれの位置関係や特徴、人口動向などが参考になった。

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    2016年09月02日
  • 23区格差

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    タイトルはキャッチーだが、中身は23区を細かく分析しており、読みごたえあり。

    ただし、東京に住んでいないとピンとこないかも。
    もし同じ内容で大阪版を作られてもさっぱり分からないだろう。
    そういう意味では東京限定のローカル本かもしれない。

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    2016年03月20日
  • 23区格差

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    某書店で新書週間2位の売れ行きということで手にとってみた。23区全てに色々な統計結果を用いながら分析・考察。新書の中では読み応えのある方。今世紀に入ってから港区が大躍進してるとは知らなかった。高所得者が集中してるらしい。北区は不労老人が最も溜まってきているらしい。同じ東京の中の区毎の違いが感じられたが、それは格差というより個性でしょうか。

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    2016年02月17日
  • 23区格差

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    こういう本もたまにはおもしろい。自分の住んでいる街について知るということは、魅力が広がるのかもしれない。
    ひとつの知識としてこういうのを持っておくこともありなのだと思う。

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    2025年03月20日
  • 23区格差

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    データは古いものの
    面白い比較が多かった!

    私はBランクの区に住んでるみたい。

    色々な比較がありましたよー
    学歴、災害に強い、病気になっても大丈夫…etc

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    2024年09月09日
  • 23区格差

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    ここから先の数冊の感想は、あまりにも業務が多忙で、読後すぐに書くことができなかった。
    事後的に、思い出しつつ、できるだけ短くまとめるようなつもりで記載を残すこととする。
    書いている時点で手元にない本もあり、不正確にならないように努めるが内容に記憶違いが含まれている可能性は排除できない。

    珍しく新書を読んだ。2015年に出ているということで、その当時にも読みたいと思っていたが、その後再び目にしたので、読むことになった。
    タイトル通り、東京23区について、ランキング形式の様々なデータの紹介と著者の考察などについて述べられている。
    データは出典も含めきちんと提示されていたうえで、著者がそれに基づき

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    2021年11月22日
  • 23区格差

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    こういう本はエンタメがその本質であり、モノの見方が主観的過ぎて結論が強引じゃね?と文句を垂れるのは野暮である。読んでる間が楽しければそれでよい。が、訳の分からぬ帰属意識が頭をもたげてくると、いろいろ思うところが出てくる。板橋区が”格差”上位に来ることはあり得ないが、江戸川区より下なのか!という心境も正直ある(江戸川区民さんゴメンナサイ。。。)。
    訳あって今は江東区に住んでいるのだが、最初板橋区と街の見え方があまりにも違うことに驚いた。とは言え、板橋と言っても三田線沿線と東上線沿線では雰囲気が異なるし、江東区も深川と砂町は別の街だ。一概に「〇〇区はこうだ」と決めつけるのはあまりにも乱暴だ。
    だが

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    2021年01月31日
  • 23区格差

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    23区のどこに住めばいいのか調べていたときに読んだ本。区ごとの特徴は分かって勉強になった。でも、どこに住むべきかは区単位でなくて、もう少し小さい単位で考える必要があると感じた。昔住んでいた江東区や杉並区、新宿区あたりは、区内での格差が非常に大きく、かつ、道一つ隔てただけで、まるで別の街ということが多くあった。この点は、東京DEEP案内などで補う必要があるし、実際、現地を散策してみないといけない。

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    2020年06月27日
  • 23区格差

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    品川駅は港区 目黒駅は品川区 板橋駅は板橋区、北区、豊島区の境界に位置する。 ロックの高円寺 ジャズの阿佐ヶ谷 クラシックの荻窪 アンティークのニシオギ 阿佐ヶ谷駅と杉並区役所を結ぶパール商店街 三大銀座 戸越銀座 十条銀座 砂町銀座 空虚な老後 江東デルタと武蔵野台地の地盤強度の差がはっきりと表れている コンビニが多い街は犯罪が多い 台東区や墨田区の皮革ひかく製品 浜田山 江戸川区西葛西のインド人コミュニティ 高田馬場のミャンマー人コミュニティ 春の小川 北品川の御殿山ごてんやま 武蔵小山パルム商店街 魔窟 森の石松 佃のタワーマンション晴海オリンピック選手村6千戸 江戸川区小松川生まれの小

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    2019年05月23日
  • 23区格差

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    タイトル勝ちの本。つい興味をそそられてしまうが、特段新しい情報ではない。相対的な比較で足立区民は貧困のような印象だが、全国平均では上位のほうである。港区の住民がたまたま富裕層が多いため、平均が高いだけである。ただ比較をして一喜一憂すればよいという問題ではない。

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    2019年01月20日
  • 23区格差

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    様々なデータで東京23区を比較。自分の目的に合った視点から見つめると、筆者とはまた違った見方もできる。

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    2018年11月23日
  • 23区格差

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    東京にいろいろなところに住んだことがあるので、興味を持って読みました。今度はどこに住もうかな。面白い視点からかいています。ほかにも東京都について読んでみたい。

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    2018年03月01日
  • 23区大逆転

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    一人暮らしが多いとクリーニング屋が多い。
    犯罪発生件数は新宿、世田谷が高い。人口一人当たりだと別だと思う。
    オリンピック施策としては5つ。
    多言語ガイドなどインバウンド観光客に対するホスピタリティ向上。
    インバウンド観光客の誘致。
    国際交流事業の推進。
    子どもを中心にしたスポーツ振興。
    ユニバーサルデザイン化。

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    2018年01月08日