あらすじ
治安が悪い、学力が低い、ヤンキーが多い……
など、何かとマイナスイメージを持たれやすかった足立。
しかし近年は家賃のお手頃感や物価の安さが注目を浴び、「穴場」としてテレビ番組に取り上げられることが多く、
再開発の進む北千住は住みたい街ランキングの上位に浮上。
一体足立に何が起きているのか? 人々は足立のどこに惹かれているのか?
23区研究のパイオニアで、ベストセラーとなった『23区格差』の著者があらゆるデータを用いて徹底分析してみたら、
足立をはじめとする東京東部に日本の未来を読み解くヒントが隠されていた!!
本書を読み終わったころには、まだ知られていない東京の“もうひとつの姿”が見えてきます!
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Posted by ブクログ
某から夜ふかしで茶化されてる足立区についてまとめられた本。
著者は一般社団法人東京23区研究所所長で、東京の分析のプロ。足立区には5年ほど住んでたのみのため、ある意味偏りや上げる内容はなく客観的に書かれている。
本書の良さは豊富なデータがあり、データから見ている点が多いこと。ちゃんとデータで見ると、実態と話題性は異なることがわかる。
足立区は意外に区が頑張ってるとも言える。ビューティフルウィンドウズ運動(割れ窓理論)、イメージ払拭運動など地道な活動あっての今だろう。
個人的には、"東部三区"(足立区 江戸川区 葛飾区)のまとめ方は良いなと感じる。
あと、北綾瀬駅が"盲腸駅"は普通に笑った。たしかになんだこの駅。
少しデータが古いのがかなり難点。コロナ禍前かつデータは2010年以前のも普通に登場する。一つだけ言えるのは、コロナ禍による変化は解らずとも、足立区の歴史は知るに充分な内容である。