須田慎太郎のレビュー一覧

  • 島津と武家史 下巻

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    明治維新の記述が厚い。あっという間の700年間。
    永らえたのは、日本の端っこに位置する地理的要因が大きいと思った。
    惜しむらくは誤字が多く。

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    2024年06月30日
  • 島津と武家史 上巻

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    力作。島津家に焦点を当てた著作は、あまりないのではないか。南北朝時代は、登場人物が多すぎて複雑怪奇。

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    2024年06月29日
  • 金ピカ時代の日本人

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    著者はカメラマン。写真週刊誌の草分け「フォーカス」に創刊当初からかかわり、数々のスクープ写真をものにした。

    本書はそんな著者の、カメラマンになるまでの経緯と、フォーカス時代の撮影秘話を当時の写真とともに記している。

    バブル景気前から、その全盛期と衰退までカバーされており、加えて欄外に各年の流行語、流行歌、主要な出来事等々が記されているので、一定年齢以上の人であれば、本書を読むことであの狂乱の時代を、簡単に思い出し振り返ることができるようになっている。

    80年代の日本を、社会と文化面でわかりやすく把握できる良書だと思った。

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    2022年02月19日
  • 金ピカ時代の日本人

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    直前に読んだ本が「『りぼん』のふろくと乙女ちっくの時代」。70年代の『りぼん』のふろくに来るべき80年代の消費文化の序章を見出す、という論考でした。80年代の消費文化のことを田中康夫が「金ピカの80年代」と呼んでいたことも書かれていました。無意識に次に開いたのが、本書「金ピカ時代の日本人」。ちょっと偶然に驚きました。こちらは写真週刊誌『FOCOUS』の1981年の創刊から専属として時代に向き合い続けてシャッターを切り続けてきたカメラマンの写真と証言です。時代に向き合う、というより社会の欲望と自分の欲望を重ね合わせた1957年生まれの著者の青春プレイバックでもあります。(あとがきには編集者から自

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    2021年09月23日
  • 天皇メッセージ

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    平成天皇と美智子様がこれまでに発せられたおことばやお詠みになった歌、に、筆者の解説を加えた本。短くて易しい。
    沖縄のこと、原発のこと、憲法のこと、戦争のこと、美智子様のこと、退位のこと、などなど。知ってたこともあれば知らなかったことも。


    「天皇・皇后陛下が被災地を訪れ現地の方々にお言葉をかけられました」というニュースは、物心ついたころには平成になってた(5歳くらいだった)私にとってはもはや見慣れたおふたりの姿で、ああまたか、地震あったものな、くらいにしか思っていなかったが、「国民の苦しみに寄り添う」というそのスタイルは、象徴天皇としてのあり方について考えに考え、模索し続けてきたおふたりの答

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    2019年09月25日
  • 天皇メッセージ

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    写真が美しかった。天皇皇后両陛下が現憲法の象徴としてのあり方を模索し築き上げた歴史と功績が書かれている。自分を直接的に表現できないのは難しいのか。

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    2019年06月09日