鈴木素子のレビュー一覧

  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    畜産が環境に多大な負荷をかけていること、畜産が動物に苦痛を与えていること、畜産肉はどうしても不衛生であること等、もう少し社会に広く認知されたら良いのにと思う。コストの問題を早く解決して、社会に培養肉が広まってほしい。そのための研究にお金が集まってほしい。

    0
    2022年08月28日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    SDGsが叫ばれている中で、工業的畜産の現状による環境破壊等は今に響く内容で面白かった。
    今後は、培養肉等がこれまでの牛肉や牛乳、卵、鶏肉にとって変わる世界になることを期待したいと思う。

    0
    2021年08月31日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    この本を読んで衝撃を受けたこと:
    肉牛を育てるためには大量の水と牧草が必要なため、環境負荷が高い。

    この本を読んで実行すること:
    牛肉を食べるのは2週間に1回程度にする。

    0
    2021年02月16日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    自分の世界を広げてくれたという意味では、ここ1〜2年でもトップクラスに面白かった。

    動物の肉を食べるためには、
    ・家畜が機械のように、量産され虐待とも取れる扱いを受けなければならない
    ・そのために広大な土地が必要で、森林が伐採されている
    ・その家畜の排泄物などによる土壌、水質汚染や、温室効果ガスの増加も伴う
    ・大量の家畜のための大量飼料が必要で効率が悪い
    と言った多くの問題がある。

    そんなことほぼ考えたことなかったが、人口が増え続ける今、これらの問題は向き合わなければならない課題なんだと痛感した。
    そしてそれを解決しようと立ち上がっている人が増えてきていて、技術的にもかなり実現が近づいてい

    0
    2021年02月06日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    細胞を培養して畜産品を作るベンチャー企業たちのお話し、医療の世界ではすでに皮膚移植等に使われている技術を、食品や装飾用レザーに使うらしい。

    細胞を培養する際に使用する酵素は、遺伝子を操作する必要があるらしいのだが、実は今でもチーズの発酵に不可欠なレンネットという物質は、遺伝子操作により作られているそうだ。

    現在の酪農には問題点が多く、畜産動物が排出するし尿や二酸化炭素による環境汚染、飼料を大量に栽培するために森林を伐採している事、生産効率重視のための劣悪な飼育環境、そして何より人間の欲望のために、日々たくさんの動物が殺されているという事だ。

    食肉培養にはコスト削減や消費者心理など、まだま

    0
    2020年08月09日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    試験管で作られるクリーンミートに関して、それに関わるベンチャー起業家を何人もとりあげ、その産業の立ち上がりを描いた本。著者アメリカの動物愛護団体の代表を務める。

    感想としてはクリーンミートのメリットも分かり、近未来的なものとして食べてみたくなった。正直、平凡な日本人としてはこの本に出てくる起業家のような、家畜の動物虐待を真剣に受け止める感性を持っていない。しかし、逆を言えば、不自然な食品というものに対する抵抗もないわけで、自分自身が特に気にしない人間だということがわかった。

    最後の方のフランクリンの話やケロシン、車の発明の話にあるように、信条を変えるよりは行動を変えてしまうのが一番なのだと

    0
    2020年05月17日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    米国における細胞農業のノンフィクション。人口爆発と肉食する人類増加に向けた対策をフードテックで取り組む人たちの紹介。
    試験管で作られる「肉」を非現実的と思うことなかれ。まだ普通の畜産よりは高いけど、いずれ解決されると思った。
    市場に受け入れられるイメージを作るには、畜産品には肉1kg作るのに、9倍のエネルギーが必要なこと、サルモネラ等の汚染リスクがあること(だから必ず完全に火を通さないと食べれない)、過剰な抗生物質が使われていることを訴求することが重要。それと畜産動物の扱われ方の紹介して、ショックを与えてから、クリーンミートの安全性をアピール!
    かつ、最終的には値段が下がらないとダメだが。

    0
    2020年05月10日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ


    何かを変えたいなら、新しいモデルを築いて、既存のモデルを時代遅れにするしかない。
    バックミンスターフラー


    誰を巻き込むか、
    そのために、何を大義にするか

    0
    2020年04月11日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    食肉、乳製品、皮革など、本来は動物由来で作られる畜産物を、特定の細胞を人工的に培養することにより、科学的に全く同じものを作り出す「細胞農業」の最前線と、商用化に向けた課題をまとめた一冊。

    今日の多くの工業的畜産は、大量の飼料を消費する非効率性、それら飼料作物の栽培に伴う資源の浪費、「牛のげっぷ」などによる環境汚染、食肉加工における細菌汚染、家畜が強いられる劣悪な飼育環境といった深刻な問題を抱えている。世界人口が爆発的の増加する中、これらの問題に対して植物由来のフェイクミートとともに有力な解決策となり得るのが細胞農業であり、動物を飼育するのに比べて、必要な部分(肉や乳など)のみを培養して作れる

    0
    2020年02月06日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    将来、所得が上がってきている中国等で肉食が進むと日本産の肉が輸出され国内で消費が出来ない未来は想像できる。
    肉の取り合いだよ、困ったね。
    早いところ培養肉の生産頼みます。
    大豆ミートなどもあるけどね。

    0
    2022年12月19日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    自分達の食事のために、家畜を部屋に押し込め、屠殺するために育て、取り分を極力増やすために太らせ、管理し易いような種に選別する。殺される事が理解できる家畜は、恐怖で鳴き、糞尿を漏らす。しかし、その工程が美味しいステーキやハンバーグを齎すのだ。ベジタリアンやヴィーガンの気持ちが少し分かる。他方、肉食動物は直接追い回し、食らいつくではないか。生きる為の摂理。何が正しいのか。ただ、人間は変われるのなら、自分たちの得失だけを考えたって、変わるべきだと思った。

    食肉を細胞から培養する方が、動物を飼育した上で同じ量の食肉を取るよりもはるかに効率が良い。倫理的な面だけでなく経済的環境的にも意味があるし、温室

    0
    2022年11月17日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    今まで代替肉に目を向けていたけれど、培養肉(クリーンミート)の可能性の大きさを感じた。持続可能な世界を構築したい。

    0
    2022年07月17日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今、代替肉としてメジャーなのは植物由来のフェイクミートで、すでにスーパーなどでも売られている。本書で扱われるのは動物の筋肉組織を培養してできるクリーンミートの話題。

    畜産業によって生み出される食肉は骨や羽毛など、大量の無駄が出るし温室効果ガスの排出量も運輸部門全体のそれに匹敵する。アメリカで使用されている抗生物質の80%は畜産動物に投与されている。目的は病気の治療ではなく、過密な飼育環境による病気の予防と成長の促進だ。世界で生産される大豆もその大半は動物の資料になっており、その栽培のための土地開発は熱帯雨林の森林伐採の最大の原因になっている。(クリーンミートに反対している業界の代表的なものは

    0
    2021年02月23日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    あまり考えずに大豆ミートなど代替肉の話かなと思って手にとってみみのだけれどもう少し先を行っていて培養肉のベンチャーの話が中心だった。つまり生きている牛や鶏から屠殺することなく細胞だけを摂取してそれを培養し、本物の肉を作り出そうという試み。畜産という産業が環境に与えるダメージは一般的に思われているより大きいらしく、かわいそうな動物たちを救うことはもとより地球の環境を改善する効果があるらしい。肉だけならばすぐに増殖させることは可能なのだけど血管を作ることが難しいらしく血管がないと塊肉ができない、という技術的な制約があって基本的には挽肉しかできないらしいがいくつかの部位だとか皮革が現在も科学的に作り

    0
    2020年11月17日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    理論的には可能である培養肉の、商品化に向けたスタートアップ企業の動きをまとめている。
    ただ、これが本当に世の中に普及していくかどうかは、まだわからない。それほど人間の食に対するこだわりは強いから。

    本書を読んでとりわけ気になったのは、食肉に対する考え方についてである。
    環境破壊や経済性を理由に語るのであれば理解はできるが、それと同等かそれ以上に語られるのが、動物愛護の観点だ。
    たしかに、動物にとってはよい環境ではないし、人間に置き換えたらと思うと胸も痛くなる。が、そこまで思うか?という疑問も同時に起こる。

    捕鯨の議論もそうだが、英米ではさんざん食肉を広めてきた歴史とそれに対する嫌悪が共存し

    0
    2020年09月27日
  • GAMIFY ゲーミファイ―エンゲージメントを高めるゲーミフィケーションの新しい未来

    Posted by ブクログ

    ゲーミフィケーションが重要なのではなく、ゲーミフィケーションを作り上げていく過程で、何がエンゲージメントを導き出すキーになるかを徹底的に考えることが重要、改めて気づかされる内容だった。

    0
    2020年08月01日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     クリーンミートは代替肉ではなく、本物の肉である。現代のバイオテクノロジーを使って細胞を培養し、動物を殺すことなく、必要な本物の肉を生産していく。そのスタートアップ企業で夢と理想を追う人々を追う。

     クリーンミートがこの地球に及ぼす影響は甚大である。それは道徳から環境問題、公衆衛生まで「正」の革命を引き起こす。工業的畜産によって生産=殺される動物がなくなる。現在の畜産による温室効果ガスの放出は車、バス、電車、飛行機、船・・・など運輸部門全部合わせたものより多いが、それが大きく削減される。畜産物の糞便による食中毒がなくなるばかりでなく、家畜- ヒトへの新たの感染症が発生するリスクが極小化される

    0
    2020年03月15日
  • ザ・キルスコア 資本主義とサステナビリティーのジレンマ

    Posted by ブクログ

    興味深い内容なので最後まで読み切ったが、説明を構築するための例え話がいろいろあって理解しきれていない。キルスコアの計算にはどうしても前提条件か必要になるけれど、その前提がすんなりと理解できない面もあった。余裕あれば原文で読もうかな。と思ったんだけど、ドイツ語か。

    0
    2024年09月07日
  • ザ・キルスコア 資本主義とサステナビリティーのジレンマ

    Posted by ブクログ

    前置きや例え話が多かったり全体的にまわりくどい文章で、それなのに結果の数字が唐突に出てくるので分かりにくかった。筆者としては数字の裏付けを端折って、一般ピープル向けの話にしているのだろうが裏目にでてるのでは、、逆に数字の裏付けが気になる(たとえば、政党ごとのフットプリントの根拠など)。
    とはいえ、個人にもサステナビリティにおける注意義務があるぜ、それを絶対主義に陥って無理だと諦めるのでは無く、できることをやっていこうぜ、という主張はその通りだと思う。

    0
    2023年08月03日
  • クリーンミート 培養肉が世界を変える

    Posted by ブクログ

    クリーン・ミート全押しすぎて、途中からだんだん懐疑的になって読み飛ばす。
    日本人には魚肉の培養肉版があれば非常に助かると思う。寿司ネタとか需要は急務だろう。そして養殖産業に農耕民族は非常に向いていると思う。生簀養殖してきた海産物や、海苔などの海藻に準ずる循環型漁業は成立しないのか?もう誰か考えているのか?日本型クリーンミートに期待したい。大豆製品とともに。

    途中インド人医師の幼少期の体験談を読んで、宗教的禁忌が食糧危機を回避する可能性について考えてみた。仏教が殺生を禁止して四つ足を食べないとか、かつてはそのような宗教的教義が食糧生産や生態系の維持に関係していたのではないかと。食べ物と宗教云々

    0
    2022年10月17日