北林一光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
書店で平積みされており、
宮部みゆき先生の絶賛文カバーがついていて
「それならば」という事で購入。
現代では比較的薄い部類の文庫本だが、
密度が濃く、物理的な厚さ以上に厚く感じた。
山で得体の知れないものに襲われるというサスペンス。
まぁそれは非現実的なものではなく・・・熊なわけだが。
「熊嵐」という傑作・名著がある。
あれは事実を淡々と記してあり「これは現実」という恐怖がある。
本作はフィクション。
登場人物が多いが、それは現実味を出すように作用していると思う。
フィクションであるが故、暴力描写はいくらでも残虐に描ける。
ノンフィクションにはノンフィクションの
フィクションにはフィク -
Posted by ブクログ
面白かった!!
ほぼほぼ一気読みと言ってもいいくらいの勢いで読みきりましたw
突然失踪した父の行方を探し、自ら真相を突き詰めていくサスペンス-ミステリー。
ミステリーとしての展開や伏線の張り方など、文句の付け所は(自分の視点では)ありませんでした。
時代は繰り返す
因果応報など、
かっこいい言い方はいくらでも出来そうですw
また、主人公の一成がいろんな人と接し、父の過去を知り、様々な考え方やモノの見方を経験することで、人としても成長していく。
大学生という大人と子供の狭間で、自らの意志とも葛藤している姿は読んでいて応援したくなるような、それでいてどんどん頼もしくなっていく彼に魅了されていき -
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Posted by ブクログ
ネタバレ一気読みしました~。
「ファントム・ピークス」を読んだときも思いましたが、
この方の話は「得体の知れないものへの恐怖感」というのが
すごい気がします。
「その正体がわからない限り、眠れねーぜ!」とばかりに
読んでしまいました。
私も一成と同じく、「父さんはなんでこんなところに来たんだろう?」
と思っていたので、オババが語り始めたあたりから「おおっ!」
と心の中で身を乗り出しましたよ。
オニマサが山の中で生活をしていた、というくだりを読み、
最近読んだ「羆嵐」に出てきた、熊撃ちの人(酒飲みで荒くれ者の)
を思い出してまた寒気がしたり。
最後の展開がちょっと「こいつが語っちゃうの!?」とい -
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Posted by ブクログ
ネタバレ北林一光の遺作にあたる、ネイチャー系ファンタジー。
前作の「ファントム・ピークス」にかなりの刺激を受け、期待大のまま一気に読む。
・・・いやぁ、これも凄いわ、マジで♪
長野県の山岳地帯を舞台に失踪した父親を捜索する息子、が軸。
ここに霊験灼かな老婆、不自然なくらい快活(^^;)なヒロイン、山の申し子のような男が
絡み、複雑怪奇な事件となっていく。
とにかく自然の描写があまりに上手い。
淡々とした文章なのだけど、行間から滲み出てくる大自然の厳しさ。
このテイストの作品なら、もうホントにいくらでも読めるのだが・・・。
返す返すも残念なのは、作者の北林一光氏が既に故人であること。
読める作品が -
Posted by ブクログ
ネタバレ調子が悪くて一日中布団の中にいた、ということもありますが、
一気読みでした。
犯人は何なのか、ということは最初から薄々勘付いては
いるのですが、次々と人が殺されていくのがもう、怖くて怖くて。
実際に昔北海道で、たくさんの被害者を出した熊の事件があったんだなぁ。
この本を読んでいる途中でネットで調べたけど、恐ろしい事件でした。
ヒグマの恐ろしさを改めて知りました。
この本を読み終わった途端、テレビで「初のクマサミットが開かれ…」とやっていてビックリ。
くまの被害とかを報告したりするんだって。
そこで、ツキノワグマが人里に現れたとかで、射殺されたりしてるのを見て「あれ? この本ではツキノワ -