スーザン・ケインのレビュー一覧
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・内向的な自分が嫌だ
・どうにかして明るい人間になりたい
・外向的な自分を演じているが、本当はしんどい
という悩みを持ってる人に読んでほしい本
外向内向どっちが上というわけではなく、内向の秘めた能力を開花させるには外向的になるスイッチを作っておくと便利だよ、という感じの内容だと受け取った。
無理して明るく演じていた自分に嫌気が差していた頃だったが、自分のやりたいことがはっきりしているなら、明るく演じることも1つの処世術なんだなと思えた。
まぁ、そこまで到達するのにとても時間のかかる本だったけど...海外の本って例え話はさみがちなのかな? -
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‘内向型’な性格について、社会とのつながりや‘外向型’との対比を用いつつ、‘内向型人間’を肯定しつつ幸せになる方法を説いた本
私はテストで17/20の点数だったのでほぼ確実に内向型の性格なのだろう。
訳本になるので、内容がところどころ分かりづらい部分があるが、大筋は上記の通りであり、内向型人間の行動原理や外向型人間に比べ優れている点を述べている。
私は現在イベント企画などクリエイティブな面でリーダーを務めているが、内向型リーダーはクリエイティビティを持ってチームをまとめられる点が特徴とあったので、今の活動を肯定された気がした(マネジメントの知識は他でつけたが)
終章にある、「ハリウッドのスポットライトがふさわしい人もいれば、机に置いたスタンドがふさわしい人もいる」という言葉の通り、皆が皆外交的で活発な生活を送ることが理想なのではなく、中庸を取りつつ1人の時間も大切にしていこうと感じた。
その点で言えば、MBTIでいうINFJの性格のその通りだとも言えると感じた。 -
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僕は自身の内向性を偽っていると分かっているが、そのことを誰かに伝えようとすると「またまたぁ!話すの上手いじゃない!」などと切り捨てられてしまう。
外向型が優位な社会にアジャストしているだけなのだが。
内向性を認識した上で、内向型であるがゆえに成し得たといえるように生きていきたい。
そして、他者の物静かな性格に対して偏見を持つのをやめる。
娘が人前で話すのを恥ずかしがったときにがっかりしないように、外で遊ぶことよりも家の中でおままごとをすることを好むことを責めないようにすること。
「多くの内向型がそれを自分自身にまで隠しているのには理由がある。私たちは、外向型の人間を理想とする価値観のなかで暮らしている。」
—『内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法 (講談社+α新書)』スーザン・ケイン著 -
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ネタバレ外向型の方がより高く評価されがちな社会において、内向型の長所や強みについて書かれている本。
アメリカ人の1/3が内向型というのは意外な発見だった。著者が内向型という点でも、とても興味深く読むことができた。
内向型は外向型にはない、謙虚さ、共感力、粘り強さ、創造性など高い能力があり、時には優れたリーダーにもなりえる。
私はどちらかといえば内向型です。
内向型である事にコンプレックスを感じていましたが、この本を読んで自分の性質を肯定的に捉え直す事ができました。
特に興味深かったのは、内向型の方が、外向型よりもあらゆる刺激に敏感だということ(=偏桃体が興奮しやすい)。
例えば、初対面の人が苦手というのも、実は人が苦手なのではなく、単に刺激に敏感なだけだというもの。
外向型の方が外部刺激に鈍感なので、臆病にならず自分らしく振る舞いやすい。
生まれつきの性質はある程度大人になっても変わらない。本来の長所を無視して、無理に外交的に振る舞う必要はないし、それは自分を否定することになる。
苦手な事を理解して無理をせず、自分の長所や強みを活かしていければいいなと思いました。
どちらが優れているとかじゃなく、お互いに補完し合える関係は理想的だと思います。
静かで謙虚だけれど、自分なりの信念を持って行動できるに人に憧れます。 -
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ネタバレいわゆる外向型(=陽キャ)が大正義のアメリカ発の「内向型」人間の長所を取り上げた本。
1章では外向型が文化的理想になった経緯が書かれている。セールスマンの誕生、カーネギーという外向型人間の理想像の出現により、20世紀への転換期に頂点に達した文化的変容が反映されており、文化史学者のウォレン・サマスンにより「アメリカは「人格の文化」から「性格の文化」へと変容した」(P44)と表現されている。
「性格(personality)」という言葉は18世紀まで英語にはなく、「性格がいい(good-personality)」という表現は20世紀になってから広まった。
これはアメリカの工業化が背景にあり、農場から都市へ、の流れにより、人に好印象を与える必要が出てきたからである。
現在、アメリカでは内向型は二流の性格特性とみなされる。しかし、歴史的な有名人には内向型とされる人物(ニュートン、アインシュタイン、ショパン、プルースト他)が多数存在している。
現代はチームで働くことが推奨される組織では特にキャリアを高めるには外向型が有利である。そのために、理想的な人材として「平均して八十点から八十五点の成績を取り、課外活動に熱心な学生』(P56)が好まれている。
しかし2008年の金融危機は押しの強い外向型がもたらしたものであり、投資には内向型が行うリスク回避が必要不可欠である。
8章では、外向型はどちらかというと西洋、内向型は東洋と位置付けているが、内向型はアメリカでは劣等感を抱きやすい。内向型の人間には偽外向型として勤労している人も多い。
最後に11章では内向型の子に理想の教育現場について語られている。内向型の人間には、外向型の子たち向けの学校の指導とは異なる指導が必要である。
現在、コロナ禍でアメリカも大変ですがそろそろ落ち着いてきましたし、リーマンショックで変わらなかったんですから、大勢の人とパーティーをするのが大好きな外向型人間が重用される流れというのは簡単には変わらなさそう…。
アメリカの歴史の流れとともに外向型人間が輸出されて日本にもやってきたのか、と感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ仕事でのグループワーク後にいつも違和感を感じていたため、ある意味それを「正当化」するために読んでみた。
以下、気になった点。
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・優れた音楽家たちは・・・たとえ集団で演奏するものであっても・・・個人練習が本当の練習であり、集団でのセッションは「楽しみ」だと表現する。
・”エンジニアは人々の生活を変えることができる「世界にとって重要な人物だ」と教えた。”
・ブレインストーミングが失敗する理由:社会的手抜き(集団で作業すると、他人任せで自分は努力しない)、生産妨害(発言したりアイデアを提示したりするのは一度に一人なので、その他の人たちは黙って座っているだけ)、評価懸念(他社の前では自分が評価されるのではないかと不安になる)
・クラスのリーダーになるのが大切だと思う子もいれば、良い成績をとったり仲間から好かれたりすることが大切だと思う子供もいる。
・自由意志は私達を大きく変えるが、それは遺伝子が定めた限界を超えて無限にという意味ではない。
・群れの中の数等は、草を食べながらも定期的に顔を上げて捕食動物が狙っていないかと周囲を見なわす。そうした敏感で注意深い個体がいる群れは生き残る確率がより高く、それ故にその群れの中では敏感な個体が生まれ続ける。
・誰かがレバレッジ比率を上げて、もっとリスクを取ろうと強く主張するたびに、次の数年間でその意見が「正しい」と立証された。総主張した人たちは称賛され、昇進し、発言権を増した。逆に、強気に出ることを躊躇し、警告を発した人は「間違っている」と立証された。彼らは糾弾され、無視されるようになり、発言権を失った。どの金融機関でも、そんなことが日々繰り返され、ついには、先頭に立つのは特殊な種類の人ばかりになった。
・”シリコンバレーでは、仕事ぶりを見せるだけでなく、自分自身をうまく表現できないと、過小評価されてしまう。多くの外国生まれの人々がそれを体験してきた。リーダーではなく、都合のいい労働力とみなされてしまうんだ。”
・心から大切に思っている仕事をすすめるために外交的に振る舞っているのであって、この仕事が終われば本物の自分に戻ってゆっくりできる、そう自分に言い聞かせることもない。それどころか、心のうちで、自分ではない人間になることが成功への道だと言い聞かせてきたのだ。これはセルフモニタリングではなく、自己否定だ。
・「敏感な」あるいは「高反応な」タイプは行動する前にじっくり観察して戦略を練る。そのため、危険や失敗やエネルギーの無駄遣いを避ける。これは「本命にかける」あるいは「転ばぬ先の杖」という戦略だ。対象的に、逆のタイプのr積極的な戦略は、完全な情報がなくても迅速に行動することで、リスクを伴う。つまり、「早起きは三文の得」であり「チャンスは二度ない」から「伸るか反るかの賭けに出る」のだ。
・唯一最高の性格というものはない。むしろ、性格の多様性が自然選択によって守られたのだ。
・外向型はより安直なやり方で問題解決を図り、正確さは二の次なので作業が進むほどに間違いが増え、問題が難しくて自分の手には負えないと挫折感を抱くと、全てを投げ出してしまう傾向がある。内向型は行動する前に考えて、情報を綿密に消化し、時間をかけて問題解決に取り組み、かんたんには諦めず、より性格に作業する。内向型と外向型とでは注目点も異なる。内向型はぼんやりと座って思考を巡らせ、イメージし、過去の出来事を思い出し、未来の計画を建てる。外向型は周囲でおきていることにもっと目を向ける。
・交渉する能力は生まれつきのものではなく、テーブルに拳を叩きつけながら話す人達だけが持っているものでもない。誰でも優れた交渉者になれるし、それどころか、物静かで丁寧な態度を取ることや、しゃべるよりも耳を傾けること、衝突よりも調和を求める本能を備えていることは、結局の所帳尻をプラスにする。
・否定的な感情の抑圧が習慣になっている人は、夜のなくぉより否定的な視点で見るようになるのかもしれない。
・必ず少し早めに行こう。早く来ている子どもたちと打ち解けておくほうが、すでに出来上がっているグループにあとから入り込むのよりも簡単なのだ。
・人生の秘訣は、適正な明かりの中に自分を置くことだ。ハリウッドのスポッtライトがふさわしい人もいれば、机においたスタンドがふさわしい人もいる。
・「新集団思考」が持つ危険を忘れずに。もし創造性を求めるのなら、まずは一人で問題を解決してから全員でアイデアを分かち合うよう従業員たちに支持しよう。多くの人々の知恵がほしければ、電子機器を使うなり、紙に書くなりして集め、途中の過程で各人が他人のアイデアを読んだり評価したりしないよう注意しよう。
・積極性や雄弁さに優れているからと言って、優れたアイデアの持ち主だとは限らない。 -
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本棚を人に見られるのは、自分の頭の中を見られるみたいで恥ずかしい。本の感想をSNSに投稿するようになってから、本を選ぶときに「この本の感想をアップしたら人からどう見られるか」を頭の隅で考えるようになった。
本屋でこの本が目にとまったときも、私が求めていた本だなと思うと同時に「でも、こんな本の感想をアップしたら根暗だと思われそう」と考えてしまった。無意識にそう考えていたことに気づいたとき、私はあえてこの本を選ぶべきじゃないか! と思った。いいところだけ見せたって意味がないし。今年読んだ本は全部公開するって決めたし。頭の中をさらけ出せる場をせっかくつくったんだから、それなら自分の弱いところを見せるような本があってもいいじゃないか。
「内向型」とは、本文中では「ひとことで定義づけられるものではありません」とあるけど、要は「一人で過ごす時間が好きな、おとなしい人」を指す心理学用語だ。この本には目次より先に「内向型のための10の声明」がある。その10番目に書かれている言葉はまさに私が探していたものだった。
「ガンディの言葉です。『穏やかな方法で、世界を揺るがすことはできる』」(本文から引用)
全然強くないし、強い言葉も吐けないし、大きなリーダーシップを発揮するだとか、誰もやっていないことに挑戦して突破口になるだとかは苦手だけど、そういう人間にも世界を動かす方法はあるんじゃないかと思っている。あってほしいなあと願っているわけではなく、ただ漠然と、でも結構本気でそう信じている。この本を通じてそのヒントというか手がかりというか、巨大なふろしきの一端を掴めたような気がした。
それからこの一文。
「わたしたち内向型は、味や、音や、人付き合いといった刺激を、外向型の人よりも強く感じるのです」(本文から引用)
私が今いろんなことを感じて、傷ついたりつらくなったりすてきだと思ったりそれを言葉にしたいと思ったりするのは、この性質のおかげだなあと思う。自分のそういうところはちゃんと大事にしていきたい。
【読んだ目的・理由】「おとなしさ」を長所にする方法を知りたかった
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.0
【一番好きな表現】
世間には、あなたが思っているよりたくさんの内向型がいるのです。人口の三分の一は内向型。つまり、じつはすごくたくさんの内向型が、人が多くて騒々しい廊下を我慢して歩いているということです。内向型のあなたにも、できないことはなにひとつありません。(本文から引用) -
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「内向型」「外向型」は性格心理学の研究の蓄積があるのものの、定義が学問的には難しいものらしい。
低刺激を好む内向型と、高刺激を好む外向型。
両者は補完しあう関係という、至極穏当な主張をしているのだが、やはり極端に外向型を尊ぶ価値観のアメリカでは、かくまで内向型を称揚しないと、バランスが取れないんだ...と思わされる。
この本は、ある種のアメリカ社会論として読んだ方が面白いかもしれない。
ヨーロッパ的な権威を否定しながら文化を創り出した歴史的な経緯から、活動的な外向性を尊重するようになったそうだ。
内向型の人たちが、外向型を装いながら生きざるを得ないことや、内向性を尊ぶアジアからの移民や留学生がどんなに過小評価されるかは、想像を超えるものがあった。
本書の最後の方は、内向型の子供をどう伸ばすかという、教育論になっていく。
最近日本でも協同学習ばやりだが、それがアメリカ的方法論だと本書にあった。
じっくり深く考えることが得意な内向型の子供の特性を殺してしまうのだとか。
考えさせられる内容。
内向型は一人になって休む時間が必要だという話は、内向性に比較寛容な日本社会にいる私にとっても、少し心が軽くなる。 -
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読む人を選ぶ本かもしれません。
気になる方は”はじめに”を読んで判断するのがいいかもしれません。
全部で3部構成になってまして、興味深かったのは第2部と第3部です。
スクールカースト上位に所属するために、それが自然な姿であるようにふるまう学生。
学生生活が充実しているように見える彼らも、実は、心がお疲れ気味なんですよ、というお話です。
そもそも、スクールカースト上位の人(根っからのスクールカースト上位者)に認められないと、そこに所属できないってのが馬鹿らしいと私は思ってしまうのですが、学生だとそうじゃないんでしょうね。。。
上位にいた方が何かと得で、何かと有利な事が多いからなんでしょうけど。(自分もそうだったかも)
自身の弱みを認められず、キラキラになるべくもがいて苦しいんだけど、それさえも受け入れられず、キラキラであろうとする。
(弱みを認める=他人にバレる=スクールカースト上位にいられない、だから素の自分はないものとする)
そりゃ、心が折れるよ。
暗黒時代と言われる黒歴史も、自分が好きになれない性格も、全部なかったものとしてるんだから。
でも、それらは消えないし、忘れられないし、なくならないし。心にずーーーとあり続ける。
否定すればするほど苦しくなるんですよね。
(さらに昔の自分を思い出した)
それらの心の悩みを少しでも和らげてくれるのが、”書くこと”だそうです。
弱みや人に話したくない感情や出来事を紙に書き出すのです。それを同じ境遇の人と共感すると更にいいようですが(自分だけでないとわかる)、これはハードルが高いかと思います。なので、書くだけでも十分ではないかと思います。
実際、私は毎日心の毒吐き(ノートに書く)をしてますが、それだけでも効果はあります。
第3部は「死」という重いテーマを扱ってます。
大切な人の「死」をどのように受け入れるか?
ここで小林一茶の短歌が登場します。
このパートを読んでいて思い出したのが、「樽とタタン」(中島京子著)の”ぱっと消えてぴっと入る”です。
その人(亡き人)が生きていた事実は消すことはできない、忘れようと思っても忘れることはできない。
その人との記憶は胸の中で生き続ける。
私とその人は、そのようにしてつながることができるし(自分一人ではない)、その人を知る人とも同じようにつながることができる。だから私は大丈夫。
そういう事なんだと思います。
「死」と「弱点」は全く異なるものですが、第2部と第3部をつなげてみると、対処の仕方は一緒になるのではないでしょうか。
「死」や「弱点」を一旦認め、それらと共に自分という一人の人間が生き続ける。
すると、下記のように自分自身を取り扱う事が上手くなっていく。
”私たちは「生まれ持った性質」を受け入れれば受け入れるほど、それをうまく扱う可能性が高くなる。”
なかなか難しい事ですが、時間をかけてゆっくり取り組んでいこうかと思いました。 -
Posted by ブクログ
まず自分の知ることが大事だと感じました。
完全な外向型もいなければ完全な内向型もいないので、特性としてどういう時に不安感を感じやすいかを知ること、そしてそれを負い目に感じないこと。
無理に自分を変えようとするよりも、自分が実力を発揮できる環境を作った方が無理なく高いパフォーマンスを出すことが出来る。
苦手を克服するよりも得意を伸ばすこと。
残念ながら今の会社の構造で外向型が評価され優位に立つ構造は変える事は難しく、本書でも注意深さでサポートする立場であったり芸術家などの個人プレータイプでの生き方を暗に勧められているようにも感じられた。
読む労力と得られる精神的ベネフィットは釣り合ってないと思った。