望月もらんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学時代の同期生から、夜中に突如の電話。
内容は、肉体が奪われた!
夜中にこれ。
通常なら、確実に切って寝ます。
確認のためとはいえ、出向いたのがすごい。
ちょっとした(?)頼みごとだったというのに
ずるずると出てくる、あちらこちらの謎。
しかもあの世。
しかも幽霊。
あちらにも弁護士が存在する、というのも面白いですが
どう法律を使って、有利を引っ張り出すか。
何せこちらの法律もうつろですから
何が出てくるのかどきどきですw
微妙だな、と思った事件の最後。
目標に向かって頑張るだけの人生だった主人公に
使わなかった感情が、状態。
場面は変わって、ものすごく分かりやすい職場。
最後の最後に -
Posted by ブクログ
“「物の怪でもちゃんと心があるから、私となにも変わらないと思ったんです」
七海を見つめていた千歳が、視線をわずかにそらした。
「そんなにいいものじゃありませんよ。物の怪は自分の欲望を満たすために人間なんていくらでも欺くし、嘘も吐く。偽りの夢を見せて、同情を買うのも彼らの常套手段だ。信じないことです」
「鶴さんが私を騙そうとしているとは思えないんです。本当にただ着てもらいたかっただけで……その願いを叶えてあげたいんです!」
七海は無意識にパジャマの裾を握り絞めながら訴える。
祖母に言われたことがある。
迷った時には、心が一番強く訴えることに従いなさいと。それが一番、間違いがないから。”[P.54 -
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Posted by ブクログ
今回は兄上の結婚を巡るアレコレな騒動編でした。ナスビやら毒キノコやらレンコンといった野菜要素満載☆ヘルシーで乙女にヤサシイ一冊です。んー…これはどうだろうか?
呉のお兄さんが不憫すぎて逆に笑えます。1巻からは考えられないほどオモシロオカシイ人生を歩んできてます。宮妃の風水見てるぐらいだから、(これからもクビにならなければ)後宮に出入りするんだろうし…嗚呼、報われないなぁ。しかし、そこがいい!
そしてフジリュー先生は羅生のキャラデザ頑張りすぎです。もっとアホっぽく描いて下さらないとうっかり兄上や文恭よりもときめいてしまうではありませんか!(笑)
…余談ですが、前巻に応募券がついてたドラ -
Posted by ブクログ
初のビーンズ大賞受賞作第二弾。前作読んだ時も思ったけど、この作者さんは本当に新人さん⁇と思う程のそつのないまとまりの完成度にびっくり。流石大賞受賞作家さん。
が、それと魅力的かは別。
キャラは立っているけど、それぞれがありがちキャラ設定で、何処かでみたような…と感じる。
話も面白くなりそうな流れの筈なのに、なんとなく既に展開が予想できてしまう…。今のままだと、読めばそれなりに面白いんだけど、後に残らない。
筆力は素晴らしい、だからこそ小さく上手くまとめるんじゃなくて、誰もみたことのない世界を、描いて欲しい。
あとビーンズなので多少の恋愛要素お願いします(笑)もしやそこが無いのがビーンズ初