三上修のレビュー一覧

  • スズメの謎:身近な野鳥が減っている!?

    Posted by ブクログ

     表題はスズメの謎。スズメがなぜ減っているかという内容だと思いきや、これは一つの研究の仕方、方法を一から丁寧に解説したものだ。

     内容は小学生でも分かるように書かれているが研究論文としての価値もある一冊。

     何かを調べそれを報告するという職を担う人は、自分の成果をだれにでも分かりやすく文章としてまとめるとても大切なこと。

    0
    2015年11月12日
  • スズメの謎:身近な野鳥が減っている!?

    Posted by ブクログ

    参考になった。
    すずめの個体数は、1000万程?意外に知られていないし調査も難しいんだ。
    人の近くに巣をつくる。春から子育てをする。

    0
    2013年03月09日
  • 電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?

    Posted by ブクログ

     街に住む鳥についての本。内容は電柱:鳥=1:1ぐらい。電柱、電線に対する鳥の営みとそれが引き起こす問題、人間の対応、過干渉への問題視について書かれている。

     期待していたよりも内容が薄く(後書きを読む限りわざと薄くしている?)、物足りなさを感じる。
    著者の電柱と鳥の関係が気になるという視点が独特かつ奇異であり、まだ明らかになってないことが多いのかもとも思ったが、鳥目線からしたら単に3次元的な移動が可能な生き物として都合が良い構造物を利用しているだけで、電柱や電線だからといって特に特別な事はしていないのでは。著者もどちらかと言えば、鳥の行動よりも人工物に鳥が細工することで人間側が対応せざるを

    0
    2025年07月27日
  • 電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?

    Posted by ブクログ

    電線にとまっている鳥の写真(あー可愛い)、電線の鳥の巣が撤去される様子(あーかわいそう)、電線を絶縁する部品である可愛い玉碍子の写真(??)、まえがき、とつづき本文は「1 電柱と電線の基礎知識」で電柱についての解説から読むことになり、あ、そこからなんだ…という衝撃が心地よい一冊。

    私は鳥に関する本を読むのが好きなので、タイトルに惹かれて手にとってみた。
    電柱と鳥類の関係を明らかにする学問、それが電柱鳥類学という学問だけど、じつはそんな学問はこの世にないらしい。この本によって勝手につくられた言葉だ。どうしてそんなことを研究するのか書かれたまえがきがとても良いのでそこだけでもいろんな人に知ってほ

    0
    2025年03月11日
  • 電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  電柱と電線の基礎知識
    第2章  鳥、電線に止まる
    第3章  感電しない鳥たち
    第4章  鳥、電線に巣を作る
    第5章  電力会社、鳥と戦う
    エピローグ  電柱鳥類学の将来

    <内容>
    なるほど、こんなことも学問になるし、電力会社や鳥たち(おそらく)にも感謝されるだろう。でも誰もやっていないので、データがない。著者は、学生たちを使いながら、できる調査を集めて、電柱の原理・原則も踏まえて、いろいろとアドバイスがはいる。天下の岩波なので、そんなに変な話ではないし、こんなことも研究になるんだということを、子どもたちに教えたい。

    0
    2022年03月03日
  • スズメの謎:身近な野鳥が減っている!?

    Posted by ブクログ

    わかりやすい。生き物の観測のやり方や研究の選び方なんか、ちょっと裏話みたいのも書いてあって正直な人だ。そんなにたくさんいなくてもいいから、生まれた数が寿命を全うできますように、スズメ❤️

    0
    2022年03月01日
  • 身近な鳥の生活図鑑

    Posted by ブクログ

    6年かけて読み終えたことになります。いろいろな本を読む合間に一章ずつ、少しずつ読んできて、ついに読み終えました。
    難しい本ではないので、そんなに長期間で読まずに一気に読んだ方が良いようにも思います。スズメ、カラス、ハト、ツバメ、ハクセキレイ、コゲラについて書かれてます。
    この本の嬉しいところは、緩い感じ。都会に暮らす鳥を語ると文明についても語ることになっていきますが、そうすると~べきだという論調になりがちだと思います。しかし、その押しつけがましさが微塵もない。世の中には多様な事情があるのだから、その事情を考えないといけない、ということがあるのでしょうか。鳥と人、自然と人、文明と人との適切な距離

    0
    2021年08月14日
  • スズメの謎:身近な野鳥が減っている!?

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  スズメを知っていますか?
    第2章  スズメは日本に何羽いる?
    第3章  スズメの減少
    第4章  なぜ雀は減少しているのか
    第5章  スズメが減少するとどんな問題があるのか
    第6章  研究の世界

    <内容>
    スズメの生態、というか、メインの話はスズメの羽数をどのように調べるか?である。地道で人様に迷惑をかけない方法を書いてある。そして、スズメは確かに減っている、との結論だ。第5章は、ちゃんと研究されていないようだが、コラムを含めて「鳥類学者」になるには?その苦労は?がわかる本である。

    0
    2021年08月06日
  • 電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?

    Posted by ブクログ

    都市に住む鳥の研究をしてきた著者が、特に電柱・電線と鳥の関係に着目して書いた本。人間が自分たちの都合で作り出した電柱・電線を、昔から生きてきた鳥たちが現代の事情に合わせて利用している実態を示している。

    0
    2021年03月23日
  • 身近な鳥の生活図鑑

    Posted by ブクログ

    詳しく書かれているのは、スズメとハトとカラス。特にカラスの生態を興味深く読んだ。カラスってガァガァうるさいし、悪さばっかりするし、迷惑千万!と思ってきたけれど、ちょっと気をつけて観察してみようかな。そういう気持ちにさせる優しい書き方だ。

    「第6章については、書くのに覚悟がいりました」とあとがきにあるが、ここが一番おもしろかった。人間の身近にいる鳥については、軋轢が生じやすい。その解決策を考える際の基本方針が三つあげられていているのだが、なるほどなあと納得できるものだ。
    「都市では人間本位で考える」「良く言えば寛容、悪く言えば曖昧な線引きをする」「控えめに鳥と接する」
    それぞれの詳しい説明は省

    0
    2016年03月28日
  • 身近な鳥の生活図鑑

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  鳥にとって町はどんなところか?
    第2章  スズメ~町の代表種
    第3章  ハト~いつからか平和の象徴
    第4章  カラス~町の嫌われ者?
    第5章  街で見かける他の鳥たち
    第6章  都市の中での鳥と人

    <内容>
    鳥を愛する研究者の街で見かける鳥にしぼった案内書。著者はスズメが研究対象なので、スズメが一番詳しいが、カラスやハトにもかなりの紙数を割いている。ただ、私にはドバトとキジバトの違い、ハシブトカラスとハシボソカラスの違いはまだ分からない。それでもカラスやハトが我々人間の生活の中で、併存出来るようにしていきたいと思いました。

    0
    2016年01月09日
  • スズメの謎:身近な野鳥が減っている!?

    Posted by ブクログ

    スズメが日本に何羽いるか、その数は本当に減っているかなど身近なスズメについての話。であると同時にググってもわからないことをどうやって調べれば良いのかを科学的な見地から説明している本でもあり、研究者として身近なスズメをテーマに選ぶことの悩みなどにも触れられていたりする。
    ちょっとテーマがブレてしまっていて、想定している読者層がはっきりしない印象を受ける。

    0
    2013年07月01日
  • スズメの謎:身近な野鳥が減っている!?

    Posted by ブクログ

    昔は雀の声で目覚めるほど、身近だったすずめ。
    最近、ヒヨが減ったかなって感じた時、あれ?雀も?と気づきました。
    そして、見つけた本。
    すずめの研究をしている方は少なく、何羽生息しているかという難しいところからスタートさせた筆者。
    すずめの減少への生態系などへの影響など、まだまだわからない事がたくさんあるけれど、こういう所から研究ってスタートするんですね。
    1度崩れてしまったらもとには戻せない生態系。
    トキのようになってしまうことも充分あり得ること。
    冬にまあるく膨らんでいる姿や、愛くるしい目、ちゅんちゅんという声、全てが可愛いすずめ。
    いつまでも、その姿を目にすることが出来ますように。

    0
    2013年04月23日
  • スズメの謎:身近な野鳥が減っている!?

    Posted by ブクログ

    個体数の減少が危惧されているスズメ。でも、どうやって数を把握しているのだろうか。筆者は、スズメの生態に興味を持ち、観察を重ね、全国的な数の把握に乗り出す。
    スズメの一生や、どうやって数を数えたかなど、興味深い。

    0
    2013年04月20日