安部敏樹のレビュー一覧
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息子のために今読んでます(笑)
「リーンによるプランの改善」
これはよく分かりました。
仮説検証でいきなり大金をかけて事業実施しても外れる可能性が高くて。
それよりも「プロトタイプ」や「ABテスト」を繰り返していく方が費用対効果が高いと言うことです。
例えばWEBの広告を数種類作って反応の高いネタに絞り込んでいくとお金もかけずにターゲッティングができます。
これってすごいことですよね。
Facebookに広告出すとか考えたこともなかったです。
事業計画のところのシングルマザー支援のところは共感しました。
「高等職業訓練促進給付金」に着目してくれたのは嬉しいですね。
僕が20年ほど前に母子福 -
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限られたトピックス、かつ分かりやすく簡潔にするために敢えて掘り下げ尽くしていない一冊だけど、私のように「なぜ抜け出せない人がいるの?」「なぜこんな簡単な議論が政治の世界では進まないの?」という風に、関心はあるが構造を理解できていない…という人にピッタリ。
私は仕事上、結婚により姓が変わったことで海外就労ビザがなかなか降りず、大変な思いをしたことがある。経験から夫婦別姓を望んできたが、いつまで経っても議論が進まない。「一体何が論点で進まないの?」という不満がこの本を読んで少し消化された。過去からの日本の家族構造、そして賛成派・反対派の論じるメッシュの違い…。なるほど、だから進まないのか。
ど -
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若き実業家 安部敏樹氏と竹中平蔵氏との対談をまとめたもの。知識が豊富で経験豊かな竹中氏に安部氏が挑んでいる形だが、知識、経験が不十分ながらもがむしゃらに突き進む安部氏の姿勢には、好感が持てる。議論はしっかりとかみ合っており、面白く読めた。やはり竹中氏は、すごい。
「国民皆年金制度ができた1961年当時の日本人の平均寿命は、66歳。だから、「平均寿命より長生きするリスク」を背負った65歳から年金を支給するようになりました。ところが現在、男性の平均寿命は81歳、女性は87歳に達しています。女性でいえば、年金支給開始年齢から平均寿命まで22年もあるんですよ。制度ができたときと同じ65歳に支給して、 -
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・『日本は「かつて豊かな国だった」になる』
20世紀初頭、アルゼンチンはフランスやドイツよりも裕福な国でありヨーロッパ中の農家が出稼ぎの船に乗ってたどり着く、夢と希望の国であった。
50年前、スウェーデンは離婚が多く、性に関するモラルが低い国と認識されていた。
40年前、イギリスは高い社会福祉費の為に財政は逼迫され、経済は停滞し、社会は荒れていた。ヨーロッパの癌のような存在であった。
・『税金とは?』
一人でやれないこと
みんなでやったほうがいいこと
みんなでやらないとできないこと
これらを実行するためにある。
・『メディアに必要なのは中立ではなく、特定の利害から独立すること』
いまの日本 -
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東大在学時に社会問題を解決するために設立したリディラバの代表である安部敏樹氏が東大生を相手にチームビルディングと課題設定能力の講義を収めた一冊。
世界で活躍するリーダーを育てるためのチーム作りや考え方などを著者が行う講義を通して本書で学ぶことが出来ました。
また、プレゼン、ディスカッション、ブレインストーミング、ファシリテーターなどのポイントになる部分を第一部の講義を通して学ぶことができ、非常に勉強になりました。
そして、第二部では社会問題を通してビジネスプランの策定や食、ジェンダー、貧困、農業という社会問題について学生の発表が掲載されていて発想のヒントを具体的に掴むことができました。
自 -
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竹中平蔵さんと「社会の無関心を打破する」を掲げているリディラバの代表安部さんが対談形式で日本の社会課題について語り合っている本書。
竹中さんはご存知の通り、経済学者でありながら郵政民営化を進めて達成した方で、個人的になんとなく好意をもっていなかったのだが(何故だろう?)本書を読んで見方が変わった。完全なる偏見だった。反省。
安部さんも竹中さんもお互いの自論はありつつも(当然のことながら)建設的な議論を交わしているので大変わかりやすく読むことができたし、章の最後にはちゃんとまとめも書かれているので理解しやすかった。お2人が目の前で話しているかのごとく本書を読むことができるのも魅力の1つかもし