安部敏樹のレビュー一覧
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2024年刊行。
社会問題を発信・共有するプラットフォーム「レディラバ」の創業者である著者による、「なぜこんなにも社会に問題が溢れているのか?」を取り扱った本。
DV、発達障害、ホームレス、外国人労働者、物価高などの広範な(主に日本国内の)社会問題について、著者らの現場での経験を踏まえた現状の説明と、その原因が説明される。
現場のリアルを知ることができ、現代の日本における広範な社会課題を考える上で参考になる本だった。
一方で、著者の主張を支えるデータや研究に関する情報は少なく、やや主観的な見方である点には注意が必要。
投げ掛ける課題と論点は比較的フラット。
あくまでも(著者も自覚的なよう -
Posted by ブクログ
ネタバレ社会課題は、同じような環境に置かれたら、ほとんどの人が自力では解決できない。
現代の社会は
・家庭
・地域
・学校
の3つのコミュニティの共同作業で子どもを育てることが前提だが、それぞれ「核家族化」「周囲の目の希薄化」「教員の多忙化」により衰退した結果、子育ての負担が家庭に偏り、結果として虐待が増加している。
この中で、地域と家庭を結ぶ役割を果たしているのが自治会などの「地区の活動」である。
だから子どもたちを助けるために、行政レベルでは「児相のリソースを増やす」、個人レベルでは「関心」「周囲の目」という社会資源を投入し続けることが求められる。
福祉の世界では「他責」、教育の世界では「自責 -
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本書の発刊は2015年。2012年から始まった「ソーシャルビジネスのためのチームビルディング」という東大のゼミを書籍化したものである。
著者の安部敏樹は史上最年少の24歳で東大教養学部の講義を行った秀才。最近はテレビのコメンテーターとしても活躍しているので有名になった。
チームビルディングの手法を伝授するために、グループを作り課題を与え発表させる。その過程で具体的な知識も教えていくのだが、このゼミそのものが一つのチームでありそれが成熟していく様子を体験させるところに真骨頂がある。つまり、安部敏樹がゼミ生をまとめ上げる様を見せることが「生きたリーダーシップ論」になっているのだ。
東大では当初、オ -
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ディスカッション、プレゼン、ブレインストーミングの効果的な実践方法が印象的だった。(後半のビジネスプラン関係の話は、あまり自分とは関係無かった。)それぞれ、重要と思ったのは以下の通り。
①ディスカッション
・議論したい具体的な問いを立てる
・議論で出したい結論は何か(目的意識の共有)
・結論を出したいなら選択肢を用意する
②プレゼン
・出だしを工夫し、聞き手の興味を引く
・背景、目的、課題、目標をはっきりさせる
・聴衆へ投げかけをする(○○についてどう思いますか?)
③ブレインストーミング
・質より量、とにかく数を打つ
・他人のアイデアを利用する