ガブリエル・ゼヴィンのレビュー一覧

  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    ゲーム作りを通した男女の友情の話。創造主としてのパートナーは、恋愛を超えられるのだろうか。サムが狂気に囚われていく流れは圧巻の一言。

    0
    2024年06月10日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    ゲーム✖️恋愛版のソーシャルネットワーク(映画)みたいな話だなと思いながら読み進めました。
    厳密には全然違うのかもしれないけど…

    仲間と何かを成すってのはやっぱりいい!

    「ソリューション」のようなコンセプトのゲームって現実にもあるのかな、このゲームのくだりが1番好き。

    0
    2024年03月30日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    セイディ、サム、マークス3人のバランスの取れた世界で、自分のその中に加わりたいと思うくらい、面白かった。

    0
    2024年03月22日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。サムとセイディの半生を一緒に歩んでいる感じ。サムにもセイディにもマークスにも人間の俗っぽい部分と、我儘な部分があってよかった。異性間の関係はどうしても恋愛と結びつけられがちだけど、最後のセイディの「真の創作のパートナーはめったに見つからないから。」でグッとくるものがあった。

    0
    2024年02月29日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    傑作である。ゲームに人生を救われ、そしてゲームを作ろうとする人たちの人生に密着した名作。本当にこんな作品が作られたかのような、時おりノンフィクションドキュメンタリーを読んでる気分になってしまった。
    正直、前半を読んでいるときには、もっとシンプルで綺麗な話でいいんじゃないかと思った。しかし、後半の怒涛の展開に引き込まれる。人生ってのはどう転がって進むかなんてわからない。「あの夜、サムの母親が死なずに済んだ手順は無限にあったが、死に至る手順はたった一つだった。」しかし、それが起きたのが現実なのだ。

    0
    2024年02月19日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    ストーリー性が強い本あんまり好きじゃないけどこの本はめちゃくちゃおもしろかった、メッセージ性の陳腐さも気にならなかった

    0
    2024年01月23日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    これは傑作だった。

    ゲーム開発の本というとジェイソン・シュライアー著の『血と汗とピクセル:大ヒットゲーム開発者たちの激戦記』という傑作ノンフィクションがある。
    AAA級タイトルとは別に、『Stardew Valley』などのインディタイトルも登場するのだが、その開発の様子がまさに『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』にそっくりだった。後半にゲームを持ち込んでくる2人が影響を受けたゲームが『牧場物語』だったりするのも繋がってる気がして感慨深かった。

    サムとセイディ、幼馴染2人の一筋縄ではいかない愛と友情の様も良かったが、何よりも自分は創作に対する姿勢にやられてしまった。ゲーム

    0
    2024年01月17日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    『書店主フィクリーのものがたり』がとても好きで、お守りのような本にしていたところ、この本が刊行されたので早速手に取った。
    途中かなりトラウマを刺激する場面があって、読み通すのになかなか苦労したが、最後のシーンで二人がまた同じ会話を繰り返すところで感動が一気に爆発した。こんな終わり方ってあるだろうか。
    『書店主フィクリーのものがたり』は愛の物語であった。そしてまたこの作品も、深い愛の物語である。

    0
    2024年01月01日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    ★5 秀才ゲームクリエイターの愛と友情の物語 #トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    ■はじめに
    子どもの頃、友人と一緒にファミコンで遊んだ日々が懐かしい。スーパーマリオ、ゼビウス、ドルアーガの塔、ドラゴンクエスト…数々の名作を思い出す。

    大学生の頃はアルバイトで稼いだお金を全て話題作につぎ込み、休み前は友人宅で夜通しで対戦ゲームに入れ込み、初めてつないだオンラインゲームで、見も知らずの外国人と朝までチャットに興じたり。

    今ではあまりゲームに時間を割くことは少なくなりましたが、私も本作の登場人物と同じように、ゲームが大好きなひとりなんですよね。ゲームクリエイターたちの物語が

    0
    2023年12月27日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    ゲームをラブレターにするかのようなボーイミーツガールな出だしから一気に心をわしづかみにされた。
    甘酢なジュブナイルものかと思いきや、展開は意外に重くなっていく。サムとセイディはソウルメイトだが、誤解やすれ違いも多く、結局それが種明かしや解消されないまま進んでいくのが、人生の話だなと感じた。(そしてわたしはマークスも大好きだったのでかなり落ち込んだ。)

    現実では無理でもゲームの中なら乗り越えられること、二人が進んできた道のりを愛の轍として見られるようになることー読者も最後までいっしょに経験させてもらった気がする。

    おそらくインテリでリベラルでサブカルおたくの筆者。他の著作も読みたいし、絶対に

    0
    2023年12月21日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    冒頭でゲームとかプログラミングのジャンルとわかり、難しいと楽しめないので嫌だなと思っていたけど、一気読みだった。
    任天堂とかドンキーコングとか、実在の名前を挙げてくれるので、どのくらいスゴイものなのか、イメージがわきやすい。

    また、何より心理描写が素晴らしい。サムとセイディの心のゆらぎが(相手には話さないものの)、可能な限り言語化されようとしている気がする。
    訳者さんも好きだし、そのおかげもあるのかも。

    若い二人がゲーム制作に没頭し、成功していく前半と、失敗も経験し、意見が食い違っていく後半。
    前半で無敵の二人を見ていたぶん、後半がひどくもどかしく切ない。

    著者の既刊も読んでみよう。

    0
    2023年11月30日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

    Posted by ブクログ

    なんだか最近レトロ・ゲーム愛が止まらない。年とった証拠か。
    そんなゲームの制作を背景にした男女の物語があると聞いて読んでみる。うーん、男女の友情?愛が一周回って友情ってなる?
    中身はそんな薄っぺらな話ではなかった。80年代から2010年代付近までのゲーム開発に情熱を傾ける人々の物語であり、その時代ごとに変わっていく愛についての物語でもあった。男女の愛が一周まわって友情になんかならないから悲劇も生まれるわけだけれども、そんな中でも結局尊敬しあい支え合って生きていく姿はなんだかホッとするとともにとても切ない感じです。

    登場人物の一人に、愛とは結局のところ何ものだ?と語らせています。「進化のために

    0
    2023年11月23日
  • 書店主フィクリーのものがたり

    Posted by ブクログ

    珍しく翻訳小説を読みました。
    短編をつなぎ合わせた長編小説。主人公フィクリーがとても大切にしているポイント。
    文体が軽妙洒脱で、とても馴染み深く心地よかった。
    もっとアメリカ文学を知っていたら深く楽しめたと思う。これを気に物語に出てきた短編を読んでみようかな。

    0
    2022年08月10日
  • 書店主フィクリーのものがたり

    Posted by ブクログ

    小見出しの一つになっている、レイモンド・カーヴァーの、愛について語るとき我々の語ることを読んだことがあったんだけど、A・Jが言ってる通り、20歳の時に感じることができることと40歳の時に感じることができることは全然違うんだろうし、小説とはしかるべきタイミングで出会うべきだということを示唆してはずだけど、今の自分にとってしかるべきタイミングだったかどうかは正直分からなかった。

    現段階ではきっと本来の意味で理解していることはあまり多くないんだけど、年を取ってからもう一度読み直したいなぁとは思った。

    0
    2020年12月06日
  • 書店主フィクリーのものがたり

    Posted by ブクログ

    【2016年度本屋大賞翻訳小説部門第1位】の帯が目に留まって購入。2017年に読んだ本の中で1番かもしれない! “本屋のない町なんて、町にあらず”

    登場人物の言葉に何度心打たれたか…。特に警察官のランビアーズ最高。プロットも素晴らしい。読めばわかる!
    各章の1頁目に、主人公が興味のある本についてコメントをしているので、外国文学が好きな人は私よりも楽しめるかと!とにかく、本好きにはたまらない一冊。

    0
    2020年08月01日
  • 書店主フィクリーのものがたり

    Posted by ブクログ

    また、本好きのための素晴らしい小説に出会った。
    偏屈な書店主、フィクリーは店に置き去りにされた「たからもの」を育て始血のめる。この二人と出版社の営業担当者アメリアという血のつながらない3人が本をめぐって、真実の愛にたどり着く物語。アメリアが最後に後任の営業担当者ねの引継ぎに書き込んで、その後で削除した数行のコメントが全てを語り尽くしている。
    特筆すべきは翻訳の素晴らしさ。小尾美佐さんの、軽妙な訳がいい味を出してる、と思ったら、キイスの『アルジャーノン』の訳者と知って納得

    0
    2020年06月21日
  • 書店主フィクリーのものがたり

    Posted by ブクログ

    「LibraryReads」ベストブック選出
    以前から読もう読もうと思っていた作品です。
    温かい作品で且つ意外な展開が続き全く飽きさせませんでした。読後感は最高です!

    0
    2019年12月12日
  • 書店主フィクリーのものがたり

    Posted by ブクログ

    今時ではない文章と、ストーリー。それがとても心地よく、安心して読めた。各章のタイトル代わりに紹介されていた本は知らないものばかりで、楽しみが増えてワクワクしている。

    0
    2018年07月27日
  • 書店主フィクリーのものがたり

    Posted by ブクログ

    読み始めは誰にも共感できず、これ…読み終われるかな…と不安になりましたがどんどん引き込まれました。主人公のフィクリーがくせ者なのですが、最後には彼のことが本当に好きになりました。でもそれは彼の周りにいた人たちや、彼に起こる出会い、そして彼を好きになってくれた人たちのお陰です。
    様々な名文学を通してキャラクターが見えてくるというのも読んでいて面白かったところです。

    0
    2018年05月15日
  • 書店主フィクリーのものがたり

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    その書店は島で唯一の、小さな書店―偏屈な店主のフィクリーは、くる日もくる日も、一人で本を売っていた。かつては愛する妻と二人で売っていた。いつまでもそうすると思っていた。しかし、彼女は事故で逝き、いまはただ一人。ある日、所蔵していたエドガー・アラン・ポーの稀覯本が盗まれる。売れば大金になるはずだった財産の本が。もう、なにもない、自分にはなにも。それでもフィクリーは本を売る。そしてその日、書店の中にぽつんと置かれていたのは―いたいけな幼児の女の子だった。彼女の名前はマヤ。自分も一人、この子も一人。フィクリーは彼女を独りで育てる決意をする。マヤを育てる手助けをしようと、島の人たちが店に

    0
    2018年02月24日