ガブリエル・ゼヴィンのレビュー一覧
-
-
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
想像以上に長くて、読むのに時間がかかった。
が、総じてとても面白かった!
天才的な2人のゲームクリエイターが育む愛と友情の物語。
ゲームクリエイターで読書家の小島秀夫監督がおすすめしていたので読んだのだが、作品に小島監督が出てきて、登場人物に「コジマは天才だ」と評価されていて、何だか笑ってしまった。
個人的にゲームは全く詳しくないのだが、終始楽しく読み進められた。
サムとセイディがつくるゲームは生きているように感じられて、とても魅力的だと思った。
また作者はアメリカ人だが、日本のクリエイターや日本のゲームがたくさん出てきて、ゲーム業界での日本人の活躍を実感出来たのも良かった。
作者の表現 -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!
30年という長い時間軸だけれど、自分の世代と重なっていることもあり、物語の中に自分がプレイしたり知っているゲームや、時代背景が出てきたのも楽しく読めた要因かもしれない。
自分の幼少時代にもこの物語の主人公達のような同世代がいたかもしれない、と思いを馳せたり想像を巡らせてしまう。
私自身はそこまでゲームをやり込んだタイプでもないし、詳しいわけではないけれど充分に楽しめる一冊だった。
長編だけど飽きることなく、読み終わったときはもっとセイディとサムのこれからを読みたい、という気持ちになった。
この2人の関係性は、間違いなくソウルメイト、絆、運命、そんなふうに言えると思う。人生でこんな -
Posted by ブクログ
アメリカの小説って意図的に時系列を前後させてる気がする。断片的に連想のように思い出す記憶の集合体みたいな本の構成。
この本も、もっと続きが気になるってところで過去の話になったり時間が飛んだり、もどかしさもありつつ人生らしさが増す良さもある。
以下、好きな文章のメモ
「(娘の死をどうやって乗り越えられたか孫に聞かれた祖母が)朝、ベッドから出た。仕事に出かけた。病院に行った。家に帰った。ベッドに入った。次の日も同じことを繰り返した」
「ヒトの脳は、大切な相手のAIバージョンを長い歳月をかけて構築する。」
「もしかしたらそれは、遊びを求める心ゆえではないのか。もしそうであるなら、それは、すべての -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
島で唯一の小さな書店「アイランド・ブックス」の店主、フィクリー。愛する妻を事故で亡くし、1人きり本を売る日々を送るうちに、偏屈な性格になっていた。
ある日、書店の中にぽつんと幼女が置き去りにされた。幼女の名前はマヤで、彼女の若い母親は遺体で発見された。
フィクリーは戸惑いながらも使命感を覚え、マヤを引き取り育てることに決める。そして時間は過ぎ、フィクリーは再び女性を愛することが出来るようになり…。
物語の冒頭、主人公のフィクリーはとても偏屈で嫌な男として映る。だけどそれには抱えた悲しみとか孤独感とか理由があって、読み進めるにつれて彼の人間的な魅力がどんどん明かされていく。
フィクリー以外もキ