ガブリエル・ゼヴィンのレビュー一覧

  • 書店主フィクリーのものがたり

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    【2016年度本屋大賞翻訳小説部門第1位】の帯が目に留まって購入。2017年に読んだ本の中で1番かもしれない! “本屋のない町なんて、町にあらず”

    登場人物の言葉に何度心打たれたか…。特に警察官のランビアーズ最高。プロットも素晴らしい。読めばわかる!
    各章の1頁目に、主人公が興味のある本についてコメントをしているので、外国文学が好きな人は私よりも楽しめるかと!とにかく、本好きにはたまらない一冊。

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    2020年08月01日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    また、本好きのための素晴らしい小説に出会った。
    偏屈な書店主、フィクリーは店に置き去りにされた「たからもの」を育て始血のめる。この二人と出版社の営業担当者アメリアという血のつながらない3人が本をめぐって、真実の愛にたどり着く物語。アメリアが最後に後任の営業担当者ねの引継ぎに書き込んで、その後で削除した数行のコメントが全てを語り尽くしている。
    特筆すべきは翻訳の素晴らしさ。小尾美佐さんの、軽妙な訳がいい味を出してる、と思ったら、キイスの『アルジャーノン』の訳者と知って納得

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    2020年06月21日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    「LibraryReads」ベストブック選出
    以前から読もう読もうと思っていた作品です。
    温かい作品で且つ意外な展開が続き全く飽きさせませんでした。読後感は最高です!

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    2019年12月12日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    今時ではない文章と、ストーリー。それがとても心地よく、安心して読めた。各章のタイトル代わりに紹介されていた本は知らないものばかりで、楽しみが増えてワクワクしている。

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    2018年07月27日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    ネタバレ

    島で一軒の本屋を妻と切り盛りしていたが、その妻を亡くし、ものすごく気難しくなったフィクリー。
    その書店に幼い女の子が捨てられ、彼が育てていくことで彼の人生が少しずつ変わっていく。
    内容は決して軽くないけど重さを感じさせず、人との繋がりがすてきに感じた。

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    2025年10月17日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    恋人は他の人でもなれるけど、ゲームを作るなら君とじゃなくちゃ。

    みたいな男女のソウルメイトみたいな二人の紆余曲折の話。
    二人の間にいるマークスが本当にいい人で魅力的。

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    2025年10月05日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    最初はとある人物とその周りの人たちの日常切り取り系物語かと思ったのですが、それも間違いではないけど、どっちかというととある人物の愛と家族と終わりまでの物語で、とくに後半は読み応えがありました。

    2028.9.14
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    2025年09月14日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    深い!読んでよかった面白かった。
    字が多くて、外国のやつ苦手なんだけどと思いながら、サクッと引き込まれる。
    池田真紀子さんの訳がいいのか、とても日本語的で感情豊かな登場する人物たちと、その時間の経過に拠る変化。
    ゲーマーでは無いけれど有名どこな内容とリンクする時代背景と。
    愛とはなにか人生とは何か。
    いやはや素敵な読み応えの本に出逢えた。
    セイディの働き方や考え方や苦しいほどの表現。サムの不器用さ。読んで頂きたい1冊。

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    2025年06月22日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    想像以上に長くて、読むのに時間がかかった。
    が、総じてとても面白かった!

    天才的な2人のゲームクリエイターが育む愛と友情の物語。
    ゲームクリエイターで読書家の小島秀夫監督がおすすめしていたので読んだのだが、作品に小島監督が出てきて、登場人物に「コジマは天才だ」と評価されていて、何だか笑ってしまった。

    個人的にゲームは全く詳しくないのだが、終始楽しく読み進められた。
    サムとセイディがつくるゲームは生きているように感じられて、とても魅力的だと思った。
    また作者はアメリカ人だが、日本のクリエイターや日本のゲームがたくさん出てきて、ゲーム業界での日本人の活躍を実感出来たのも良かった。

    作者の表現

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    2025年05月09日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    なんとも愛しいひとたちよ…
    あのA・J がこどもをひきとるなんてね…
    マヤの出自やそれにまつわるアレコレには少し驚いたし、モヤッとしたけど、それを上回る愛情と幸せに、こちらが救われた思いでした。
    欲を言えばもっとみんなのことを見ていたかったけど、それなりのハッピーエンドだったのでしょう。よいおはなしでした。

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    2025年05月04日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    ゲームによって支えられ、繋がれ、紡がれた、四半期にも渡る仕事と仲間と、そして愛の物語。
    とてもいい作品に出会えた。

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    2025年01月10日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    ゲーム制作と文学が見事に絡み合って至極の愛の物語。

    男女の友情。葛藤。愛。
    少し出来た溝。が思ったより深く。
    微妙な距離の2人が愛おしく切なく
    後半に起きるある事件から目が離せなく一気読みでした。
    出てくるゲームの話題はゲーム好きには堪らなく。
    言葉1つ1つ痛いほど胸に突き刺さり
    大事な1冊になりました。



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    2025年01月04日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    サムとセイディがゲームを作る物語。
    自分自身もシステムを作る仕事をしているけど、凄く共感できる部分もたくさんあった。チームで作品を作る難しさ、大変さ、いろんな葛藤や衝突もうまく描かれていたと思う。

    ゲーム好きならニヤリとする内容も多く、最後まで楽しめた。特に最後の「荷と溝」は全ての表現が良かったなぁ…とても良かった。ヒューマンドラマの映画を見終わった後の気持ち良さ?がある

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    2024年09月15日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    ネタバレ

    面白かった!
    30年という長い時間軸だけれど、自分の世代と重なっていることもあり、物語の中に自分がプレイしたり知っているゲームや、時代背景が出てきたのも楽しく読めた要因かもしれない。
    自分の幼少時代にもこの物語の主人公達のような同世代がいたかもしれない、と思いを馳せたり想像を巡らせてしまう。
    私自身はそこまでゲームをやり込んだタイプでもないし、詳しいわけではないけれど充分に楽しめる一冊だった。
    長編だけど飽きることなく、読み終わったときはもっとセイディとサムのこれからを読みたい、という気持ちになった。
    この2人の関係性は、間違いなくソウルメイト、絆、運命、そんなふうに言えると思う。人生でこんな

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    2024年08月03日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    アメリカの小説って意図的に時系列を前後させてる気がする。断片的に連想のように思い出す記憶の集合体みたいな本の構成。
    この本も、もっと続きが気になるってところで過去の話になったり時間が飛んだり、もどかしさもありつつ人生らしさが増す良さもある。

    以下、好きな文章のメモ
    「(娘の死をどうやって乗り越えられたか孫に聞かれた祖母が)朝、ベッドから出た。仕事に出かけた。病院に行った。家に帰った。ベッドに入った。次の日も同じことを繰り返した」
    「ヒトの脳は、大切な相手のAIバージョンを長い歳月をかけて構築する。」 
    「もしかしたらそれは、遊びを求める心ゆえではないのか。もしそうであるなら、それは、すべての

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    2025年08月16日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    血の繋がりさえなくても、愛があればどんな家族の形であってもいいと強く思える
    この本に出てくる登場人物のように沢山本を読んでその良さを誰かに伝染できるようになりたい
    アメリカ文学の作品の引用が多かったので、もっと勉強してから読みたい

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    2023年04月06日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    愛する妻を交通事故で亡くし偏屈になっていく書店主フィクリー。孤児であるマヤの里親になる事や、好意を寄せる女性との出会いなど、人との繋がりで少しずつ人柄が丸くなっていく様が微笑ましかった。
    人生何が起こるか誰にもわからない、とはこういう事を言うんだと思った。
    店の希少本が盗まれるというミステリー要素もあり、先が気になりながら読み進められた。

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    2022年11月27日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    中学入試の過去問で出会いました。
    翻訳小説家なんて珍しい、と思いましたが、素敵な文章が印象的で全部読みたい!と思い購入。

    私は翻訳小説が割と好きなせいか、こちらの文章はとても読みやすく、この本のテーストに合った温かみのある翻訳だと思いました。

    割と普通な登場人物たちの心の動きが、丁寧に描かれていて、じわじわとこちらの心も動かされる、そんな小説です。

    自分の周囲の人たちも、何かのきっかけで深く話を聞いてみると、思いもかけないような苦労や体験していた、ということはありませんか?そんなことを思い起こさせられます。

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    2022年01月25日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    タイトル通り店主のものがたり。
    妻を亡くし書店に幼児置き去り、その子を引き取り育てる、恋愛、病床。
    本好きな家族や友人達に見送られるっていいなあと思いました。

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    2021年10月31日
  • 書店主フィクリーのものがたり

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    島で唯一の小さな書店「アイランド・ブックス」の店主、フィクリー。愛する妻を事故で亡くし、1人きり本を売る日々を送るうちに、偏屈な性格になっていた。
    ある日、書店の中にぽつんと幼女が置き去りにされた。幼女の名前はマヤで、彼女の若い母親は遺体で発見された。
    フィクリーは戸惑いながらも使命感を覚え、マヤを引き取り育てることに決める。そして時間は過ぎ、フィクリーは再び女性を愛することが出来るようになり…。

    物語の冒頭、主人公のフィクリーはとても偏屈で嫌な男として映る。だけどそれには抱えた悲しみとか孤独感とか理由があって、読み進めるにつれて彼の人間的な魅力がどんどん明かされていく。
    フィクリー以外もキ

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    2021年06月26日