ガブリエル・ゼヴィンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ個人的には大好きなLAが舞台になっているところがお気に入りです。
2人とももう少し自分の気持ちを素直に表現すればすれ違いはうまれなかったのではないかと切なかった。けど現実世界でも自分の気持ちを相手に伝えるのは難しいし、お互いの考えは違う。
深く愛している相手と対等な共同制作者でいることは難しい。サムとセイディは、友達→仕事仲間→共同制作者→クリエイティブパートナー→家族に近い存在と関係のレイヤーがどんどん増えていき、一つの問題が一つでは済まなくなる。仕事で意見が衝突したら、ゲームについて意見が違うと思うだけでなく関係性が深いが故に相手にとって私は何なのか、相手の成功を自分の敗北として受け取る等まで深く考えてしまうのだと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私はゲームをあまりやらないし、もちろん詳しくもないけれど、作中に日本が登場するとやっぱり嬉しい。日本人の”ガイジン嫌い”、現地の方が描くとこうなるよなーとどきっとしたりもした。
私は男女の友情は成立しない!と思っている過激派なので、サムとセイディが築く友情に少し違和感を感じつつ素敵だなと心から思った。友情、とも少し違うのか?友人であり、ビジネスパートナー、家族、みたいな。人間関係ってどう転ぶか分からないし、もつれて複雑になるからこそ難しいし面白いものだよなと思った。
マークスの死から立ち直りきらないけど、子育てをしながら徐々に仕事に戻っていくラストに向けてのセイディの姿もすごくリアリティがあった。つくった全てのゲームが大ヒットするわけではないし、サムとセイディが元通りの中に戻ったりその仲が進展するわけでもない。そういうリアル、飾らなさが面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、浅井リョウさんがある番組で薦めていたのをきっかけに手に取りました。
そもそも予備知識もなく、しかも559ページと厚めの本だったこともあり、読み始めるまでに数日を要しました。
また、読み始めても、翻訳本特有のカタカナの多さや文化の違いから、なかなかイメージが膨らまず、最初はスローペースで読み進めました。
ゲームで遊ぶことをきっかけに知り合った子ども2人、サム(12歳)とセイディ(11歳)が、大学生になって再会し、ゲームクリエイターとして、もう1人の仲間マークスとともに物語を繰り広げていきます。
「イチゴ」というゲームを大ヒットさせるのですが、そこから3人のパワーバランスが崩れ、人間関係がぎくしゃくしていく展開は、読んでいて心が痛くなりました。
学生時代に仲間と立ち上げたベンチャー企業や、バンド仲間なども、大きくなったり、ヒットしたりすると、それまで対等だった力関係が崩れ、同じようなことが起こって仲違いするのかもしれないな、なんて思ったりしました。
一方、サムはセイディとの関係を恋人ではなく、パートナーとして築こうとします。でも、どうしても恋愛感情をコントロールできず、セイディを傷つけてしまう。その姿も痛々しくて、読んでいて見ていられませんでした。
人生、いろいろなことがありますよね。
良いこともあれば、うまくいかないこともある。
そんな紆余曲折の物語ですが、ゲームと同じように、リセットボタンを押して最初からやり直すのもいい。セーブポイントの途中からリスタートするのもいい。
「人生は、何度でもやり直せますよ」
そんなふうに言ってもらったような気がする一冊でした。
おっしまい。